日本で古くから活用されてきた竹。その真っすぐで丈夫な性質を利用した野営道具を2回にわたってご紹介。まずは、基本の“切る”にロープワークを組み合わせた焚き火チェア。腰掛けた途端、炎が恋しくなります。
伐り方の基本
竹を切り出すときは、斜面の下側から刃を入れ、直径の3分の1ほど切り進んだら、上側から切って倒す(倒れる方角を要確認)。
竹を真っすぐ切るのは意外に難しい。まずはテープを1周巻いてガイドラインを作り、それに沿って切っていくときれいに切れる。
フレームの準備
地面に着く側は節のラインで切る。丈夫かつ泥や水、虫などが入りにくく、長持ちする。
ジョイント部分は枝の根元を5㎝ほど残して、先端をナイフとサンドペーパーで面取り。
左右の支柱2本、X字支柱2本、横木1本でフレーム一式。それぞれ、大人用大、子供用小で、左右=大147㎝、小
108㎝。X字大129㎝、小94㎝。横木=大85㎝、小72㎝の寸法がベスト。X字支柱は1本、左右の支柱は2本枝を残す。