自宅から役場まで毎日自転車で通勤
北海道のほぼ中央に位置する上川町。同町の教育委員会に勤める木村岳さんは、お年寄りから小さな子供も参加できる「社会教育」を担当。
私生活では2児の父。家族でキャンプしたり、釣りに行ったりと、自然を思う存分楽しんでいる。「旭ヶ丘ヒルクライムアタック実行委員会」の実行委員長でもある、根っからの自転車好きだ。
北海道の夏は短く、この地でも冬は2m近く積雪する。だからこそ木村さんは「短い夏を思いっきり楽しみたい。なので、どんなに暑い日でも自転車に乗ります」と、語る。
オンもオフも自転車中心。自宅から職場までの道のりを、ペダルを漕いで毎日通う。通勤区間は北海道らしく、先が見えないほどの直線。カーブは1回と、見晴らしの良さが特徴だ。
「道がまっ直ぐな北海道。自転車に乗るには最高な環境です。一定間隔でコンビニもあるので、そこを目標地点として、休憩しながら楽しめますよ」
そんな木村さんの夢は、大雪山を一周するレースの開催だ。
「今年の7月に2日間かけて大雪山を一周してきました。山岳コースなのですが、いつかパッケージ化したいなと。合計330kmぐらいあります(笑)」
近い将来、上川町主催で大雪山一周のレースやイベントが楽しめる日が来るかもしれない。
木村さんの愛車
フルカーボン製のロードバイク。メンテナンスも自分で行なう。ギア比や車重は、レースやどこを走るかによって、細かく変更する。
※構成/早坂英之 撮影/森口鉄郎
(BE-PAL 2021年10月号より)