森の恵みを贅沢に。スキレットで煮込んだ「きのこ」をオープンサンドに
天然のきのこの多くは、9月から11月に旬を迎えます。キャンプ場近くの道の駅などに立ち寄ると、天然のきのこを目にするのもこの時季ならでは。
ここでは、「いろいろきのことアーモンドのガーリックオイル煮」を使って作るオープンサンドのレシピを紹介します。
この『きのことアーモンドのガーリックオイル煮』は使い勝手がよく、アレンジのきく、とても便利な料理なんです。
例えば…
・アヒージョのように
・生野菜や温野菜と一緒に
・ご飯と炒めて
・ピザの具として
・ホットサンドの具として
・スープの実として
など、とにかくアレンジ次第でいろいろと使えるので、多めに作っておくのもおすすめです。
きのこは3種類以上合わせると美味しさも栄養も倍増
ここでは、ぜいたくに7種類のきのこを使って作っていますが、そのとき手に入る好みのきのこでOKです。ただし、きのこはできれば3種類以上入れるのがおすすめです。それは、3種類以上きのこを入れることにより、それぞれが持つうま味や食感、風味、栄養の相乗効果でとってもおいしいオイル煮に仕上がるからです。
【いろいろきのことアーモンドのガーリックオイル煮のレシピ】
【材料】作りやすい分量
・ぶなしめじ 1/2株
・エリンギ 1~2本
・ハナビラタケ 1株
・舞茸 1/2株
・えのき茸 1/2株
・しいたけ 2~3個
・マッシュルーム 5~6個
・ニンニク 2片
・鷹の爪 1本
・塩 少々
・ブラックペッパー 少々
・醤油 少々
・オリーブオイル 大さじ5~6
<下準備>
・きのこ類は水で洗うと風味が落ちてしまいます。汚れが気になる場合は、濡れふきんなどを使ってやさしく汚れをふき取ります。
・ぶなしめじやえのき茸など、石づきが付いているきのこは包丁で石づきをカットしほぐします。
・ほかのきのこは、それぞれ大きめにカットします(少し上のにある「材料の写真」のきのこのカットを参考にしてください)。
・ニンニクはみじん切りにします。
・鷹の爪は中の種を取り除いておきます。
<作り方>
(1)スキレットにみじん切りにしたニンニクと鷹の爪、オリーブオイルを入れ火にかけます。ニンニクの香りが立つまで弱火でじっくりと温めます。
(2)(1)にしいたけ、エリンギ、舞茸、ぶなしめじ、ハナビラタケ、マッシュルーム、最後にえのき茸。この順番でスキレットに入れていきます。
(3)火加減は弱めの中火、(2)の状態でそのまま動かさず1分ほど焼きます。1分経ったらそっと場所を変え、そのまま1分焼く。この作業をきのこ全体に火が通るまで繰り返します。炒めるというよりじっくりと焼き、オイルで煮ているようなイメージです。
(4)全体に火が通ったら、アーモンドを入れ、塩、胡椒し、香りづけ程度に醤油を垂らし火を止めます。
きのこ類を入れ、炒め終わるまでの火加減は強めの中火で行ないます。火が弱いと、きのこから水分が出てしまい、うま味が流れ出てしまいます。これが美味しく仕上げるためのポイントです。
【いろいろきのことアーモンドのオープンサンドのレシピ】
【材料】
・いろいろきのことアーモンドのガーリックオイル煮 適量
・好みのパン(ここではライ麦パン)人数分
・ベビーリーフ 適量
・マスタード(あれば)適量
<作り方>
(1)パンを軽くトーストします。
(2)トーストしたパンにマスタードを塗り、ベビーリーフなどのグリーン野菜をのせます。
(3)(2)にガーリックオイル煮のきのことアーモンドをたっぷりとのせます。
(4)ブラックペッパーをかけたらできあがりです。
きのこは天日干しで旨味、栄養がUPします
きのこは日光にあてるだけでビタミンDの量が増えます。さらに、天日干しにすることで旨味や香り、食感がよくなります。天日干しにする時間は30分ほどでOKです。テントの設営などしている間にきのこを干しておけば旨味、食感がグンとよくなりますよ。
きのこは、倒木や切り株などにできることから「木の子」と呼ばれるようになりました。今が旬のきのこ。キャンプ場までの道すがら天然のきのこが売られていたら是非、天然のきのこで作ってみてください。