こんにちは、子連れライター渡部郁子です。
4歳の息子と一緒に楽しめるアウトドアイベントを探して、キャンプやフェスに出かけています。先日、ログハウスを組み立て、チェーンソーで作品をつくるという、完全に大人向けのイベントに参加してきました。実際に参加してみたら息子は大いに楽しんでいたので、結果オーライ。ということで、今回はイベントレポートです。
■清水国明さんとログハウス作り
群馬県の北軽井沢にあるログハウスメーカー「ノーザンライトログホームズ」の作業所で、夏の納涼祭として行われたイベントに参加してきました。イベントの内容は、清水国明さんと一緒に、ログハウスの組み立て、バーベキュー、チェーンソー工作を体験するというもの。
実は2年前に、同じ場所で行われた「ログハウス用の木材の皮むき体験」イベントに参加したことがあります。清水さんが瀬戸内海の無人島にログハウスを建てる予定で、そのログハウスに使う木材の皮むきを、ボランティアで手伝うというイベントでした。ログハウスがどんなふうに作られるのか興味があったので皮むきに参加したところ、その夜にふるまわれたバーベキューが驚くほどおいしかったので、今回はバーベキュー目当てで参加したのでした。
■ログハウスの建前を見学
少し遅れて現場に到着したところ、ログハウスの組み立て作業がすでに始まっていました。クレーンで丸太を持ち上げ、順番に木を組み進めていきます。間近で見ると迫力ある作業です。
クレーン車が大好きな我が家の4歳児は、近くで見上げるクレーン車の大きさに驚きながら、少しの間、じーっとその作業を眺めていたのですが、10分ぐらいしておもむろに地面に座り込むと、泥団子を作り始めました。公園の砂場で作る砂団子と違って、泥団子はしっかりと固まるからか、クレーン車よりも、泥で遊ぶほうがお気に召したようです。嬉しそうに手を泥だらけにして、いくつもの泥団子を並べていました。
■野菜がおいしいバーベキューログハウスの建前が完成したところで、昼食のバーベキュー開始。バーベキューの準備を進めながら、大きな鍋でカレーと炊き立てごはんが運ばれてきました。その横で、スイカカットが行われ、生のキャベツをちぎる作業が始まりました。
小さな子どもを連れた参加者にとって、このラインナップは理想的! 比較的大きな子どもたちは、早速カレーをほおばり、まだカレーが食べられない小さな子どもも、びっくりするぐらい甘いスイカで大満足。生のキャベツをかじりながら、大人たちはじっくりと肉を焼くことができました。
地元、群馬県嬬恋村の名産である高原キャベツは生のまま、とうもろこしやナス、じゃがいもなど採れたての旬の地元野菜は、焼いただけで味付けいらず。味わい深いおいしさでした。
■チェーンソー体験
昼食後は、チェーンソーを使って丸太でイスをつくるワークショップ。清水さんが実際にチェーンソーの使い方を実演しながら、参加者それぞれが丸太を削り始めました。
2年前の皮むきイベントのとき、私も初めてチェーンソーを体験したのですが、その時ノーザンライトログホームズのスタッフの方が驚いていたことを思い出しました。イベントで素人にチェーンソーを触らせるなんて、清水さんしかできないだろう、と。
今回は触るだけでなく、チェーンソーで作品をつくるという、かなり思い切った内容のワークショップです。参加者の皆さんが緊張感を持って、真剣に取り組んでいる気持ちがひしひしと伝わってきました。丁寧な指導のもと、無事にイスが完成!
ログハウスの建前といい、チェーンソーの作品作りといい、貴重な体験ができるイベントでした。その周りで、子どもが自由に遊べる空気があります。大人が真剣に学ぶ姿から感じるのか、危ないところに近寄る子どもはいません。自然があって、泥や草や木くずや木片など遊ぶものがあって、おいしいものがあって、自由にしてていいから、子どもはみんな楽しそうでした。
毎年行われているわけではないので、次にまた同様のイベントがあるかどうかわかりませんが、ログハウスやチェーンソーに興味があるという方は、今後、ノーザンライトログホームズのページをチェックしてみてください。
●ノーザンライトログホームズ(群馬県)
http://www.nl-loghomes.com/
渡部郁子(わたなべいくこ)
フリーアナウンサー/ライター
JFNラジオ「JOYFUL LIFE」(http://www.jfn.jp/RadioShows/joyful)パーソナリティほか、アウトドア、温泉、音楽をテーマに様々なメディアで情報を発信中。ライフワークのフジロック参加のため、子どもと楽しむアウトドアスタイルを模索中。www.watanabeikuko.jimdo.com/