10年ぶりにマイナーチェンジ! エスティマの正当なる進化論とは?
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    2016.09.29

    10年ぶりにマイナーチェンジ! エスティマの正当なる進化論とは?

     

    132記者・櫻井と編集・沢木による試乗レポート。今回は、トヨタ「エスティマ アエラス スマート」です。

     エスティマが新しくなるのは久しぶりですねえ。
     現行型に代わったのが2006年だから、実に10年ぶり。このまま消滅するんじゃないかと思ったよ。
     荷物がたくさん積めて人も大勢乗れるミニバンはアウトドアに最適ですが、商用車チックな箱型のスタイルがどうも…という人に、エスティマは最適ですもん。

    流線形のスタイリングと調和する、力強いフロントマスクだ。新たに黒いルーフと組み合わせた2トーンカラーが選べるようになった。

    流線形のスタイリングと調和する、力強いフロントマスクだ。新たに黒いルーフと組み合わせた2トーンカラーが選べるようになった。

     床下の中央にエンジンを配置したミッドシップレイアウトとタマゴみたいなスタイリングの初代ほど独創的ではないけど、現行の3代目も存在感は十分。
     今回はあくまでもマイナーチェンジですが、改良箇所は多いですね。
     うん。一番大きい変更点はフロントマスクで、最近のトヨタ車に多く見られる、グリル開口部の大きなデザインになった。

     

    白い部分が合皮(色は選択可)。加飾ステッチまで入った凝った作りだ。エアコンなどの操作スイッチはタッチ式になった。

    白い部分が合皮(色は選択可)。加飾ステッチまで入った凝った作りだ。エアコンなどの操作スイッチはタッチ式になった。

    沢 室内もずいぶん豪華になったような印象です。
     各種情報を表示するディスプレイを加えた、新デザインのメーターを備えたほか、ダッシュボードにステッチ入りの合皮パッドを取り入れるなどして質感向上に務めた成果だね。

    写真の7人乗りは独立式で、オットマンも付いた快適な仕様だ。2列目がベンチ式の8人乗りはベースグレードのみ。

    写真の7人乗りは独立式で、オットマンも付いた快適な仕様だ。2列目がベンチ式の8人乗りはベースグレードのみ。

     乗り心地も良くなっていませんか?
     そうそう。前輪の足回りにボディーのねじれやひずみを抑える「パフォーマンスダンパー」が付いていて、これがけっこういい感じ。わずかにハンドルを切ったときの反応が良くなって、きついカーブを曲がったときの安定感も抜群。上級グレードに標準装備で、下位グレードにもオプションで付けられる。

    シートアレンジに変更はなし。3列目は床下収納式で、ラゲッジが深いため、フル乗車時でも十分積める

    シートアレンジに変更はなし。3列目は床下収納式で、ラゲッジが深いため、フル乗車時でも十分積める

    3列目をたたんだ状態。まだまだ積める!

    3列目をたたんだ状態。まだまだ積める!

     グレードといえば、ガソリンエンジン車に加えてハイブリッド車もあります。
     ハイブリッド車は静かで低燃費なうえ、家電が使えるコンセントも付いているのが魅力だけど、値段が399万円~と高い。シンプルな装備でいいから、買いやすいハイブリッド車も用意してほしい。

    2~3列目を 倒せばマットなしでも気持ちよく休める。写真は7人乗りだが、8人乗りは2列目中央の隙間がなく、より快適。

    2~3列目を倒せばマットなしでも気持ちよく休める。写真は7人乗りだが、8人乗りは2列目中央の隙間がなく、より快適。

     悩ましいですね。ところでひとつ疑問が湧いたんですが、どうして今回はマイナーチェンジにとどめたんでしょう?
     今でもそこそこ売れているとはいえ、多額の開発費用がかかるフルモデルチェンジに踏み切るにはリスクがあるということみたい。
    沢 いいクルマなんだから、ずっと残してほしいな~。

    トヨタ/エスティマ アエラス スマート
    TOYOTA
    ESTIMA AERAS SMART133-4¥3,254,545(2WD・7人乗り) 
    問い合わせ先/トヨタ(フリーダイヤル)0800-700-7700
    http://toyota.jp

    構成/櫻井 香 撮影/小倉雄一郎

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