人気の100均キャンプグッズ、セリアの焚き火用着火剤3種を徹底検証!
キャンプ関連の商品が続々と販売されている100均業界ですが、セリアでは焚き火用火口の品揃えが充実しています。火起こしには欠かせない便利グッズとして、3種類の火口の使用感を比較検証したいと思います。実際に使ってみて感じた注意点や、火のつき方なども合わせてご紹介します。
※以下でご紹介する火口は、メタルマッチ等の火花を用いて火をつけるための火口です。火の状態をわかりやすく撮影するため、薪の上に火口を置いて点火しています。
セリアの火口3種
セリアで販売されている、火口3種類です。ひとつずつ詳しく見ていきます。
チャークロス
チャークロスとは、炭化した綿の布です。最近では自作のチャークロスを着火剤として利用するキャンパーの方も多いようです。
サイズは、10cm×10cmほどです。3種類の中では最もコンパクトなので、持ち運びに便利な印象です。
ティンダーヘンプ
100%天然の麻繊維の火口です。麻紐でも同じように作ることができるので、利用する方も多いと思いますが、これだけの量を作るのには時間と労力がかなりかかります。
内容量は約8gです。袋から取り出してほぐすとかなりボリュームが出るので、持ち運ぶ際にはしっかり密封した袋に入れてコンパクトにすることをおすすめします。
シェービングウッドチップ
杉の木を削り出し、油分を含ませたウッドチップです。3種類の中では一番ボリュームのある商品でした。110円という価格でこの量が手に入るのは、かなりコスパの良さを感じます。
内容量は約60gです。触るとチップの表面に油分を感じますが、手につく感じはないので扱いにくさはありませんでした。
実際に火起こし!3種の火口の違いとは?
焚き火の着火剤として、3種の火口を利用してそれぞれ火起こしをします。今回は、メタルマッチではなくファイヤースターターを使い着火し、火種を育てる方法をとりました。
チャークロスで火起こし
薪を組み、チャークロスを適当にちぎってのせます。
着火すると、一気に燃えることはなく、じわじわと全体に火種が広がり薪に燃え移っていきます。
燃えやすいように細かく割った薪を追加しながら火を育てます。火吹き棒で空気を吹き込むと、風圧でチャークロスが吹き飛んでしまうので、注意しながら作業しましょう。
問題なく焚き火はできましたが、大きい薪に燃え移るには時間がかかり、結果1枚全てのチャークロスを使い切りました。
ティンダーヘンプで火起こし
組んだ薪の上に、商品の半量を置き、ファイヤースターターで火花を散らします。
着火するとあっという間に燃え広がりました。
火口を追加し、その上から細かい薪を重ね置いて火種を育てました。安定した火力になるまでに、全てのティンダーヘンプを使い切りました。
一度に燃え広がる火力は3種の中で一番強かった印象です。
シェービングウッドチップで火起こし
組んだ薪の上に火口を置きます。1袋の4分の1ほどの量を使用しました。
着火すると、火の勢いは強いものの、一気に燃え広がることはありませんでした。安定した火力で燃え続けていたので、安心して薪を追加投入することができました。
3種の火口の中では一番使用量が少なく、コスパの高さを感じました。
セリアの火口を使って、火起こしを楽しもう!
着火剤を利用すると、焚き火の火起こし作業が格段に楽になりますね。今回はセリアの火口のご紹介でしたが、どれも一般的な着火剤に比べて煙や、臭いがきつくなく、使いやすいのが印象的でした。
110円という手頃なお値段で入手できるので、火口の違いを実際に試してみるのも面白いでしょう。燃え広がり方にもそれぞれの特徴があるので、目的やお手持ちの焚き火台に合わせてぜひご活用ください。