「お父さん、 火がついたよ!」人類古来の感動を子供たちに
家庭では、ツマミを回したりボタンを押せばコンロに火がつけられる。火が出るタイプならまだしも、オール電化住宅で暮らす子供は、生の炎さえ見たことがなかったりする。日常生活にはなんの支障もなくても、自然災害等で万一長期間の停電や、屋外での避難生活を強いられたとき、どうやって調理をしたり暖をとるための〝火〟を確保すればいいのだろうか。
そんな子供たちに火の扱いを教えるために開発されたのが、6枚のステンレス板を組み立てるだけでできるSOTOのミニ焚き火台「テトラ」だ。
ファミリーでキャンプを楽しむなかで、火のおこし方を知り、自分が育てた焚き火の炎でウインナーやマシュマロを焼いたり……。あるときは、「あっちっち!」とか、ヤケドしそうになったりすることもあるだろう。でもそれが、便利な火と危険な火を学ぶいい機会になり、これこそがまさしく〝火育〟。
このテトラにいち早く着目したのが、キャンプ民泊「NONIWA」(埼玉県ときがわ町)を運営する野あそび夫婦、青木達也さんと江梨子さん。生の火を見たことがないという子供に出会って衝撃を受けたふたりは、テトラを活用して「自分で育てた火で食事をしてみる」という自然体験ができる子供向けの火育イベントをスタートさせたのだ。
子供の教育の三大テーマである「知育、体育、徳育」に、アウトドア活動を通じて家族一緒に楽しみながら学べる〝火育〟を加えてみてはいかがだろうか!?
SOTO
ミニ焚き火台 テトラ
本体サイズ:幅8.8×奥行8.8×高さ7.9cm
本体重量:約125g
材質:ステンレス
セット内容:側面板4枚、ロストル1枚、底板1枚
問い合わせ先:新富士バーナー 0533(75)5000
協力/キャンプ民泊「NONIWA」https://noniwa.jp
(BE-PAL 2021年12月号より)