まったくの初心者が、カヤックフィッシングに挑むもようをリアルにレポートするこの連載。第9回は、ルアーで青物を狙ってみました(後編)。
リールを巻いてくると、水面に姿を見せたのは、なんとカマス(アカカマス)だった。しかもでかい。40センチくらいある。スーパーで売ってるのより2回りくらい大きい。カマスを釣ったのは初めてだが、歯が鋭く危険なことは知っている。が、カマスが釣れるとは思っていなかったので、掴む道具を持ってきていない。タモも忘れた。どうしよう。
そしたらすかさず沼野さんがタモとそれ用のハサミを貸してくれた。何から何までほんとすいません。が、歯に触れないように針を外そうとするので、なかなかうまくいかない。なんとか針を外し、クーラーボックスへ。その作業に手間取っている間にずいぶん流されてしまったらしい。さきほどまでの魚探の反応がなくなっている。磯が見える位置を元に、反応があった場所に入り直す。