これから釣りを始めたい!と思ったときに、まず悩むのが、『何で釣るか?』ではないでしょうか?
インターネットで『釣り方』について調べてみると、ルアーを使った釣りやエサ釣りなど、数多くの釣りが紹介されています。
そして、調べれば調べるほどに、『ルアー釣りはむずかしそう……』
『エサはニオイがちょっと……』
『ミミズのような活きた生エサは触るのに抵抗が……』
なんて言葉が聞こえてきそうです。
そんな釣り初心者の方にオススメしたいのが、『パワーイソメ』を使った釣り。
パワーイソメとは釣りの活きエサでよく使われる、青イソメや赤イソメそっくりに作られた、人工エサです。
ニオイはフルーツの香りでありながら、魚が好反応を示す成分が含まれているので、魚のいるところにパワーイソメを落とすだけで、びっくりするくらい、食いついてきます。
今回は初心者の方でも扱いやすい、パワーイソメを使った釣り方についてご紹介します。
人工エサってなに?
パワーイソメは釣り具メーカーの『マルキュー』さんからリリースされています。
一見、ワーム(ルアー)のようでありながら、本物のエサ以上に魚が食いつく成分が配合されており、ルアーでもエサでもない、人工エサというジャンルを確立しています。
また、人工エサと言っても使用によって環境に悪影響があったりする訳ではありません。
海に沈んでも、微生物の働きによって水中で分解される、環境に優しい素材で作られています。
もちろん魚にも人にも無害なので、釣った魚は、そのまま食べても問題ありません。
どうやって使うの?
パワーイソメは長さや太さのサイズ違い、カラーバリエーションなど、多数展開されています。
始めて釣りをする初心者の方であれば、針に刺しやすい『極太』か『太』サイズのものが使いやすいでしょう。
長さは針のサイズに合わせて、ハサミで切るなどして調整することをオススメします。
用意するロッドとリール
ロッドはオモリの重さによって使い分けるようにしましょう。
10~20グラム前後のオモリを使うのであれば、シーバス用のロッドの硬さがML~Mのものを。
5グラム前後のオモリを使うのであれば、ライトゲーム用のものが使いやすいでしょう。
リールもロッドに合わせて選択しましょう。
シーバス用のロッドを使うのであれば、3000番~4000番のものを使い、メインライン(リールに巻く糸)はPE0.6~1号くらいが使いやすいでしょう。
メインラインと仕掛けの間にはショックリーダーと呼ばれる、フロロカーボン製のライン3号を接続すると良いでしょう。
ライトゲーム用のロッドであれば、2000番のリールが使いやすく、メインラインはPE0.3号前後のものをオススメします。
ショックリーダーはフロロカーボン製のライン1号前後を選びましょう。
釣るためのリグ(釣るための仕掛け)
ルアーフィッシングでは、針周りのセッティングのことをリグと呼びます。
エサ釣りであれば仕掛けと呼ばれています。
リグはシンプルな構成で、スナップにドロップシンカー(オモリ)を付けて、オフセットフックと呼ばれる針にパワーイソメを取り付けたら完成です。
針先は少しだけ、パワーイソメに刺しておくと、根がかりを回避することができます。
初心者の方には、まずこのセッティングをオススメします。
釣れる使い方
釣るための使い方として、堤防や漁港などの根が荒くないような釣り場であれば、ゆっくり底をズルズル引いてくるだけでOKです。
ゆっくり引いてきては、少し止めてを繰り返すと、突然ガツンと魚が食いついてきます。
根が荒い場所であればリグを底まで落としたら、ロッドを上にふわっとあおっては、リールを少し巻くを繰り返します。
海底をオモリでトントン叩いてやるようなイメージで動かしましょう。
こちらはフォール中か着底時に突然、ロッドに重みがグッと乗るので、すかさずロッドを上にあおってアワセる(魚を針に掛ける)ようにしましょう。
パワーイソメで釣ってみよう!
パワーイソメは、ルアーとエサの良いとこ取りをした、初心者の方にはこの上なく使いやすいものとなっています。
釣具屋さんで必ずと言って良いほど、売られている商品なので、手に入れることは難しくありません。
ロッドやリール、仕掛け(オモリや針などの釣り具)を揃えたら、あとはパワーイソメを針に取りつけるだけで、十分釣りを楽しむことができます。
漁港や堤防、小磯など場所を選ばずに使うことができ、なおかつ釣果が期待できるので、初めての釣りにもピッタリです。
釣り具とパワーイソメをそろえたら、初めての1匹はすぐそこです。
ぜひ近くの釣り場で、釣りを楽しんでみてくださいね。
最後に
初めての釣り場へ行くときは、釣り禁止の看板がないかを確認しましょう。
釣りをする際は、ライフジャケットを必ず着用しましょう。
ルールやマナーを守り、誰にも迷惑のかからないよう行ないましょう。
Googleマップを頼りに未開拓の釣り場を求めて沿岸を練り歩き、自然の美しさと過酷さに魅了された冒険家気質な釣り人。