こんにちは、子連れライター渡部郁子です。
4歳の息子を連れて、普段は山やフェスや温泉を巡っています。たまには遠くの温泉にも行ってみよう、と計画して、アメリカまでやってきました。山と温泉をめぐるオレゴン州の旅、5日目。ロッククライマーの聖地、スミスロック州立公園から1時間ほど車を西に走らせて、「Suttle Lake」という美しい湖にたどり着きました。
■湖を楽しむアウトドア空間
到着した場所は、「The Suttle Lodge & Boathouse」という宿泊施設。入り口を見つけて敷地内には入ったものの、受付らしきものが見当たりません。いくつかの建物が見えてきて、ついにBoathouseと書かれた建物を発見。車を降りて近づいてみたら、そこは受付ではなく、誰もいない何かの部屋でした。
うーん困った。周囲を見渡して、大きくBeerと書かれた建物に人を発見。受付はどこかと聞いて、「あっちだよ」と指さされた向かいの建物を見てびっくり。車の通り道からは見えなかったのですが、美しい湖と、そのほとりに作られたログハウス風のコテージは、周囲の森に溶け込んで、神々しい光を放っているように見えたのでした。
数年前から日本でも話題の「グランピング」とも呼べるような、アウトドアを楽しむための宿泊施設のようです。ボートハウスは、カヌーやカヤック、SUPをレンタルできる場所で、今後はレストランとしての機能も持つのだとか。
ゲストルームの他に、施設の整ったキャビンやコテージなどもあります。キャンプサイトもあるかもしれません。そういえば、日本のグランピング元祖「伊勢志摩エバーグレイズ」にもボート付きコテージがあったなあ、なんてことを思い出しながら、チェックインを済ませ、部屋へ到着。扉をあけたとたん、その美しさに息子は大喜びで部屋中を走り回りました。