キャンプ場に行くと、焚き火をしながらダッチオーブンで調理をする人や、焚き火台に網を置いて調理をする人など、さまざまな人がいます。
しかし、筆者がいつもキャンプで愛用している七輪を使っている人はほとんどいません。
ここでは、そんな少しニッチなキャンプギアである「七輪」の魅力についてご紹介していきます。
筆者が使用している七輪
参考までに、筆者がどのような七輪をキャンプで使用しているかを紹介します。
筆者はキャンプで、丸型の七輪を使っています。ソロキャンプでちょっとした肉や魚を焼きたいときに、大きすぎず小さすぎず、ちょうどいいサイズの丸型の七輪を使っています。
そして、網は丸型ではなく長方形のものを使っています。
長方形の網を使うことで、火が当たらない部分を焼けた食材の保管場所に使ったり、トングを引っ掛けておいたりできるので非常に便利なのです。
それでは、キャンプで七輪がおすすめな理由について紹介していきます。
七輪がキャンプにおすすめな3つの理由
1.後片付けが圧倒的に楽!
当たり前のことですが、キャンプにおいては準備や後片付けは付きものです。
「キャンプをしてみたいけど、準備や後片付けがめんどくさそうだな。」という声もよく耳にします。
しかし、七輪は準備が簡単です。七輪を置いて炭に火をつける、これだけで準備は完了です。すぐに肉や魚を焼きはじめることができます。
また、七輪なら使用後にいちいち洗う必要はありません。
使用後は炭を所定の方法で捨て、汚れた部分を少し雑巾などで拭けば片付けが完了します。
焚き火台グリルなどだと、油汚れやすすがなかなか落ちないため、洗うのが大変な場合があります。それに対し、汚れを拭き取るだけの七輪は後片付けが非常に楽だといえるのです。
2.初心者にもお手頃な価格!
筆者調べですが、最近流行りの焚き火台BBQグリルよりも、七輪の方が安く買えることが多いです。筆者が使っている七輪も、ホームセンターで1500円程度で購入しました。
これからキャンプを始めたい初心者の方は、初期費用はなるべく抑えたい、という方も多いと思います。
七輪ならお手頃価格で買えてしまうので、初心者にもおすすめです。
また、使用の都度必要になる炭も、七輪なら少量の炭で十分な火力になりますので、ランニングコストが抑えられるのも嬉しいポイントです。
3.火力調節が容易!
七輪には空気窓がついており、この窓を開けたり閉めたりすることで火力の調節が可能です。
火力を大きくしたいときは空気窓を全開にし、逆に小さくしたいときには空気窓を閉めます。
空気窓を全開にしても、まだ火力が足りないときは、風を送り込むことで強い火力が得られます。
焚き火で調理をするのもいいのですが、薪の火力だとすすがついてしまうこともあります。
キャンプ経験者ならお分かりになると思いますが、鍋やケトルなどについたすすは洗ってきれいにするのが本当に大変です。
しかし、七輪であれば炭からの遠赤外線の火力で調理ができますので、焚き火調理のようにすすがつくことはありません。
この点も七輪で調理をする上でのメリットになります。
こんな人には向かないかも?
一方で七輪は、折りたたんだり小さくしたりすることができないため、バイクでキャンプに行く人には向いていません。
車でキャンプに行く方は、バケツやボックス等に入れれば簡単に持ち運びできますので、七輪を活用できると思います。
七輪で調理するとおいしいもの!
やっぱり七輪で焼く魚はおいしいです。筆者が住んでいる北陸では、スーパーに安くて新鮮な魚が毎日並んでいるので、よくキャンプに持っていって七輪で焼いています。
炭火の遠赤外線の火力でじっくり焼きあげることができるので、とてもおいしいです。
サザエなどの貝類を焼くのもおすすめです。
サザエはそのまま七輪に置くだけです。海水の塩加減だけでもおいしいのですが、醤油を少したらすとまた格別のサザエができあがります。
また、やっぱりお肉は格別です。
筆者は、毎回セセリ肉を食肉店で買ってきて、キャンプ場で串刺しにし、塩コショウをかけて七輪で焼いて食べています。セセリの軟骨のコリコリ感と、ジューシーさがたまりません。これでもかというくらいビールが進みます。
牛タンもよく七輪で焼いています。しっかりと脂が落ち、塩を少しふりかけるだけで絶品です。
まとめ
このように七輪は、安価で片付けも簡単、そしておいしく魚や肉を焼くことができます。
これからキャンプを始めようと思っている方、毎回グリルの後片付けに苦労している方は、ぜひ一度七輪でのキャンプを体感してみてください。