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細部の進化がすごい!シングルバーナーの2025年ヒット予測
人気アウトドアショップにお願いしたアンケートをもとに、編集部で「これは売れる!」と思ったバーナーをセレクト。アウトドアショップの店員さんの声も紹介します。
プリムス「P-157 インテグストーブ」
PRIMUS(プリムス) P-157 インテグストーブ
ベストセラーモデルP-153を改良したバーナー。燃費改善され、お湯を沸かすスピードも速い。
●サイズ:ゴトク径14.8cm
●収納サイズ:7.3×10.1×4.7cm
●重量:約100g
●火力:3.3kW/2,840kcal/h(IP-250T使用時)
●連続燃焼時間:約62分 (IP-250T使用時)
●ガス消費量:220g/h (IP-250T使用時)
4本ゴトクを備え、厳しい環境下でも簡単にセット可能です。バーナーの炎口サイズや配置を工夫し、耐風性の高い炎を実現。鍋底に効率よく炎を当てる設計で、燃焼性能を向上させています。
バルブにはレギュレーターを内蔵。ガスカートリッジの内部圧力が高い時の過度なガスの噴出を抑え、気化熱による出力低下を抑制し、安定した火力を提供します。
「レギュレーター付きシングルバーナーが満を持して登場。炎を内向きにしたことで、熱効率も向上」(秀岳荘白石店 前花浩司さん)
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スノーピーク「ギガパワーストーブ レクタ」
Snow Peak(スノーピーク) ギガパワーストーブ レクタ
小型ながら広いH型のバーナーヘッドで広範囲を熱することができるストーブ。器具栓や混合管がバーナーヘッドの中に納まる設計で、長方形形状にコンパクトに折りたたむことができ、持ち運びも簡単。
●サイズ:15.6×12.2×12.1(h)cm
●収納サイズ:15.6×8.2×3.5(h)cm
●重量:495g
●出力:2,500kcal/h
●燃焼時間:GP-500GR/210分、GP- 250GR/110分、GP-110GR/60分
スノーピークの、ホットサンドクッカー「トラメジーノ」や共通ハンドル「ヤエンクッカー」のような幅の広い調理器具でも効率よく熱を伝えることができます。ゴトクの面積も広いので、安定感も抜群。飯盒やホットサンドの調理にも最適です。

専用の鋳鉄製グリドル(別売)と組み合わせれば極上ステーキが焼ける!
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キャプテンスタッグ「トレッカーカセットガス バーナーコンロ」
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) トレッカーカセットガス バーナーコンロ
開閉式の4本ゴトクが装備され、閉じればシェラカップ 、開けばソロクッカーまで安定して乗せられる。燃料はCB缶で調達も楽。
●サイズ:約幅11.5×奥行11.5×高さ11.5cm
●収納サイズ:約幅10×奥行9.4×高さ11.8cm(ケース収納時)
●重量:約300g(ガスバーナーコンロのみ)
●出力:約2,400kcal/h
●ガス消費量:約200g/h
ソロキャンプからファミリー向けまで幅広く使えるシングルバーナー。開閉式ゴトクはシェラカップからソロクッカーまで対応し、使い勝手抜群。高出力2,400kcal/hで、素早く調理できます。
圧電点火装置付きで、プッシュボタンで簡単に点火でき、ガス開閉ツマミで火力調節も簡単。収納ケース付きで持ち運びも便利です。
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全国アウトドアショップで売れた!2024年のシングルバーナーベスト4
アウトドアショップへのアンケートを集計し、本当に売れたシングルバーナーベスト4をご紹介します。
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
---|---|---|---|---|
価格 | 出力(火力) | |||
SOTO(ソト) レギュレーター ストーブTriTrail・CB TOUGH 125セット | ![]() | ¥9,900 | 2,200kcal/h | |
Snow Peak(スノーピーク) フラットバーナー | ![]() | ¥14,520 | 3,000kcal/h | |
PRIMUS(プリムス) P-153 ウルトラバーナー | ![]() | ¥11,000 | 3,600kcal/h | |
SOTO(ソト) レギュレーターストーブ ST-310 | ![]() | ¥7,480 | 2,500kcal/h | |
第1位・ソト「レギュレーター ストーブTriTrail・CB TOUGH 125セット」
SOTO(ソト) レギュレーター ストーブTriTrail・CB TOUGH 125セット
コスパがいいけれど登山には不向きと言われてきたCB缶を燃料とする軽量ストーブと、OD缶同等のパフォーマンスを発揮する「CB TOUGH」の125g入りが1本付属する数量限定のお得なセット。すり鉢状のヘッドで風にも強い。
●使用サイズ:13.8×15.6×H11.1cm(本体のみ)
ストーブは高さを抑えたデザインで、クッカーを載せたときの安定感はさすがです。ゴトクをチタンとすることで、重量は135gに抑えられています。

遮熱板のデザインも一新し、コンパクト収納を実現。
第2位・スノーピーク「フラットバーナー」
Snow Peak(スノーピーク) フラットバーナー
大きなゴトクをもつ分離型バーナーは、安定感が高くやけどの不安なく火力調節できる人気者。バーナーヘッドが露出せず、耐風にすぐれているのも特徴だ。
●収納サイズ:27×41×H11cm(ホース、器具栓を除く)
●重量:1.9kg(収納ケースを除く)
単独でテーブルに載せて使うほか、スノーピークの1ユニットサイズで「アイアングリルテーブル」にはめてもOK。その場合、ガス缶をレールに取り付けられるのはさすがです。

対応するクッカーは直径23cmまで。
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第3位・プリムス「P-153 ウルトラバーナー」
PRIMUS(プリムス) P-153 ウルトラバーナー
コンパクトに持ち運べるのに、ゴトクを開くと直径14.8cmとなりクッカーをしっかり支えてくれる登山シーンの定番バーナー。シェラカップなど小さなクッカーを載せるときはゴトクを畳んだままでもOK。
●サイズ:ゴトク径/大14.8cm、小9cm
●収納サイズ:幅7.5×高さ8.8×厚さ3cm
●重量:116g
●出力:3,600kcal/h
安定性の高い4本ゴトクはバーナーを4つに区切り、たとえ1区画が風で消えてもほかの区画は着火をキープするプリムス独自の構造です。パワフルな炎は外側に向かって広がり、鍋全体に熱が届きやすい。圧電点火装置付き。
3,600kcal/hと圧倒的なパワーを誇りながらも、116gと超軽量。パッキングしやすい小型サイズが登山者にも人気です。
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第4位・ソト「レギュレーターストーブ ST-310」
SOTO(ソト) レギュレーターストーブ ST-310
マイクロレギュレーターを搭載し、低温時や連続使用しても火力低下しにくいシングルバーナー。大型の4本脚兼ゴトクを備えていてソロはもちろん3〜4人用のクッカーにも対応する。
●サイズ:幅16.6×奥行14.2×高さ11cm(本体)
●収納サイズ:幅14×奥行 7×高さ11cm(本体)
●重量:330g
●発熱量:2.9kW(2,500kcal/h)
バーナーヘッドは中央が高くなったドーム型で全体に火口が備わっています。やわらかい炎が立ち上がり、クッカー全体に届く設計。CB缶を燃料とし、自動点火装置も付いているので誰もが恐れず扱えます。
ボンベの冷却に影響されることなく高出力を発揮するので、連続した調理も可能。コンパクトなので持ち運びにも便利です。

大型の遮熱板を備え、安全性にも配慮。
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『BE-PAL』連載陣が使ってみた!おすすめシングルバーナーをレビュー
キャンプやアウトドアで料理をするなら、なくてはならないバーナー。BE-PAL連載陣が今おすすめしたいシングルバーナーを、実際に使ってみたおすすめポイントと共にご紹介します。
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
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価格 | 出力(火力) | |||
SOTO レギュレーターストーブ Range(レンジ) ST-340 | ![]() | ¥9,790 | 2,800kcal/h | |
FORE WINDS フォールディングキャンプストーブ FW-FS01 | ![]() | ¥9,800 | 1,900kcal/h | |
ジェットボイル スタッシュ | ![]() | ¥20,350 | 1134kcal/h | |
SOTO マイクロレギュレーターストーブ FUSION Trek | ![]() | ¥11,000 | 3,000kcal/h | |
プリムス クラシックトレイルストーブ P-2243AW | ![]() | ¥9,350 | 3,300kcal/h | |
エバニュー Tornado flamer | ![]() | ¥14,300 | ー | |
※下記の表記はストーブのタイプです。
CB カセットガス缶
OD アウトドアガス缶
AL アルコールストーブ
SOTO「レギュレーターストーブ Range ST-340」
CB
ソロキャンプブームを牽引してきた名作ストーブ「ST-310」の火口をφ6.6cmに大口径化。出力も上がり、中型コッヘル(φ11~20cm)やフライパンでの調理が格段にしやすくなりました。
点火レバーが押し下げ方式になり、より安全に操作できるように。
シリコングリップ(別売)を装着すると滑りにくく、火傷しにくくなります。
純正の専用テーブルも。
別注の黒モデルも人気です!
SOTO レギュレーターストーブ Range(レンジ) ST-340
●サイズ:16.6×14.2×11cm(使用時・本体のみ)
●重量:360g
●出力:2,800kcal/h
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フォアウィンズ「フォールディングキャンプストーブ FW-FS01」
CB
シンプルな筒型からガシャガシャとバーナーが展開される様子には感動!収納時に場所を取らないので災害備蓄や車載用にも良さそうです。
コンパクトな収納姿。
本体はこんなふうに格納されています。これで反射板も中に収納されれば……。惜しい。
FORE WINDS フォールディングキャンプストーブ FW-FS01
●サイズ:31.7×28.8×12cm(使用時)
●重量:1.6kg
●出力:1,900kcal/h
ジェットボイル「スタッシュ」
OD
吸熱フィンを使った高効率ストーブで200gと軽量です。バーナーとポット(鍋)が非一体式だからハンドリングが楽。フライパンや手持ちの鍋がそのまま使えるのも嬉しいポイントです!
このアルミ製のフラックスリングがバーナーの熱を余すところなく吸収します。
小型の150g缶ならオールインワン収納が可能です。
ジェットボイル スタッシュ
●収納サイズ:∅13×11.2cm
●重量:200g
●出力:1,134kcal/h
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SOTO「マイクロレギュレーターストーブ FUSION Trek SOD-331」
OD
分離型ならではの低重心と安定性、すり鉢ヘッドの耐風性、そして低温でも安定燃焼してくれるので、個人的に一番よく使っている製品です。電圧点火装置は備えていませんが、まあ許容します。
ゴトクは三脚を兼ねています。
すり鉢型バーナーは横風に強く、厳しい環境下でも活躍。
重心が低いので大鍋も安心して乗せられます。
SOTO マイクロレギュレーターストーブ FUSION Trek
●サイズ:43×14×10cm(使用時・本体のみ)
●重量:182g
●出力:3,000kcal/h
プリムス「2243AWクラシックトレイルストーブ」
OD
プリムスの「2243」といえば長い歴史を持つ定番モデル。そのハンドルが大型化され、より安全に操作できるようになりました。これは嬉しい。ゴトクのデザインもちょっと変わりました。
先代モデルはツマミが小さく炎の下に手を入れるのがちょっと怖かったですが、大幅に改良されました。
大きな火口と頑丈なゴトク。
プリムス クラシックトレイルストーブ P-2243AW
●サイズ:10.7×8×10.7cm
●重量:250g
●出力:3,300kcal/h
エバニュー「Tornado flamer」
AL
アルコールストーブとセットで使う、超軽量のチタンウインドスクリーンをエバニューが新開発!まるでレーシングパーツのような凝った構造で、独自の整流効果によってトルネード燃焼を誘発します。
同社の0.5Lチタンコッヘルにアルストと一緒に格納できます。総重量はわずか152g!
この凝った造形!まるで工芸品のようです。
エバニュー Tornado flamer
●サイズ:∅8.5×7.5cm
●重量:40g
●素材:チタン
撮影/中村文隆
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シングルバーナーの選び方

(出典) photo-ac.com
シングルバーナーを購入する際の選び方を解説します。シングルバーナーは、バーナーのタイプと発熱量、燃料の種類の3点に注目して選びましょう。
シングルバーナーを選ぶ3つのポイント
バーナーのタイプ
シングルバーナーは『一体型』と『分離型』の2種類に分けられます。一体型は鍋などを置くゴトクとガス缶が一体になったタイプで、コンパクトなのが特徴です。重い荷物を増やしたくないソロキャンプに向いています。ただし鍋を置くと重心が高くなるので、安定性は分離型に比べると劣ります。
分離型はガス缶とゴトクが分かれており、ホースで繋がっているタイプです。一体型と比べて安定しやすく、ゴトクも大きいのが利点です。比較的大きめの鍋も置け、複数人でのキャンプに向いていますが、携帯性は一体型に軍配が上がります。
発熱量に注目
火力はバーナーを選ぶ上で重要な要素の1つです。火力を重視するなら、分離型でガソリンを使うものが向いているでしょう。ガス缶の種類は『OD缶』と『CB缶』があり、より強い火力を求めるならOD缶がおすすめです。

左は「CB缶」、右は「OD缶」のガス燃料。出典:「オールシーズン対応の二刀流バーナー!SOTOストームブレイカーを徹底解説」
OD缶はアウトドア専用に設計されたガス缶で、家庭用に作られたCB式よりも強い火力を出せます。また、高山や寒冷地でも火力を高く保てる「寒冷地用」のガス缶もラインナップされています。ただしアウトドアショップやホームセンターなど、限られた店舗でしか入手できないのが難点です。
一方CB缶はよく見るカセットボンベのことで、安価かつ手に入れやすい点がメリットです。しかし屋内での使用を想定して作られているので、火力はOD缶には劣る場合が多いでしょう。

一体型のガスバーナー。燃料はOD缶。(出典) photo-ac.com
バーナーの燃料もチェック
バーナーの燃料は、主にLPガスとホワイトガソリンに分かれます。LPガスはガスを液状化させたタイプの燃料で、着火が簡単など手軽に使える点がメリットです。ただし気温が低い環境下では火力が下がる傾向があります。
ホワイトガソリンはガソリンを精製した燃料で、高い火力を誇り、昔からアウトドア用の燃料として使われてきました。高山や寒冷地などでも外部環境に左右されず、常に強い火力を出せるのが魅力ですが、タンク内の圧力を高める『ポンピング』という作業に手間がかかります。
燃料は使用目的や利用シーンに合ったものを選びましょう。
※以下に紹介するバーナーはいずれも燃料別売りです。
ソロキャンパーにおすすめ「一体型」のバーナー

(出典) photo-ac.com
まずはソロキャンパーにおすすめの一体型シングルバーナーを3つ紹介します。燃料の種類にも注目しながら、詳細を確認しましょう。
PRIMUS「2243バーナー」
シンプルながら風に強い設計が特徴のバーナーです。ゴトク部分をX字型に4つに区切ることで、1つが風で消えてもその他の区画は燃え続ける構造になっています。上に鍋を置くことで、ゴトクのグリッドとともに風の吹き抜けを防止できるので、効率よく料理ができるでしょう。
燃料はLPガスを使用します。点火用スイッチが付いているので、ワンタッチで手軽に着火できます。一体型の欠点である外部環境の影響を受けやすい点は、X字型のゴトクによって解消しています。
軽量コンパクトなので、登山やハイキング、ソロキャンプや少人数キャンプに向いています。
プリムス 2243バーナー
●ゴトク径:12cm
●収納サイズ:10.7×10.7×5.9cm
●重量:約253g
●出力:3,600kcal/h
●ガス消費量:250g/h
●燃焼時間:約55分(IP250タイプガス使用時)
snow peak「ギガパワーストーブ 地 オート」
携帯性、重量、安定性、火力のバランスに優れたバーナーです。収納時のサイズは4.5cm×3.7cm×8.2cm。軽量なので、登山やハイキング、ソロキャンプに持っていっても邪魔にならないでしょう。点火スイッチ(イグナイター)付きです。
燃料に使われている『ギガパワーガス110プロイソ』は、同社の燃焼器具の性能を最大限に引き出すよう開発されたLPガスです。
ガス缶本体はスチールでできており、高い圧力にも耐えられる設計です。万一異常な圧力がかかった場合、ガス缶の底が凸型に変形することで容積を増やし、暴発を防ぎます。
ガス缶は、寒冷地に強い「金缶」と気温20度C以上での使用に適した「銀缶」の2タイプがあります。使用するフィールドの気温を目安に、適切な燃料缶を選ぶとよいでしょう。
スノーピーク ギガパワーストーブ 地 オート
●収納サイズ:4.5×3.7×8.2(h)cm
●出力:2,500kcal/h
SOTO「アミカス」
キャンプ初心者から上級者まで幅広く使える、バランスのよいバーナーです。バーナーのヘッドをすり鉢状にすることで、横風を下に受け流し強い耐風性を実現しています。点火スイッチ付きで、本体の重量はわずか約81gと、携帯性は抜群です。
収納時はゴトクのグリッドを折りたため、さらにコンパクトな収納ケースが付いているので、リュックの中でもかさばらないでしょう。
SOTO アミカス
●サイズ:幅7.6×奥行10×高さ8.6cm(使用時本体のみ)
●収納サイズ:幅4×奥行4.3×高さ7.5cm
●重量:81g
●発熱量:3.0kW(2,600kcal/h) ※気温25度無風状態で点火後から5分間の燃焼データより算出
●使用時間:約1.5時間(SOD-725T 1本使用時)
グループで楽しめる「分離型」のバーナー
複数人でのキャンプに向いている、分離型のおすすめ商品を3つ紹介します。分離型は低重心で安定性に優れています。高火力のものを選ぶことで、調理もはかどるでしょう。
UNIFLAME「テーブルトップバーナー」
強度の高いゴトクにより、料理の幅を広げられるバーナーです。ゴトクの直径は20cm、耐荷重は15kgなので、大きめの鍋でも問題なく使えるでしょう。さらに鉄板も使えるので、焼き物を作るときもこれ1台あれば十分です。
燃料はCB缶で、カセットボンベの取り付け方法は、取り付け部のストッパーにボンベのフチを引っ掛け、押し込んで回すだけなので簡単です。
折りたたみはできませんが、収納ケースが付いているので持ち運びも快適です。キャンプ先でも料理を妥協したくない人におすすめのモデルです。
ユニフレーム テーブルトップバーナーUS-D Ⅱ
●サイズ:約20×20×高さ9cm
●重量:約880g
●最大火力:プレミアムガス3,900kcal/h、レギュラーガス3,000kcal/h
プリムス「エクスプレス・スパイダーストーブII」
脚部兼ゴトクを開いて固定するロック機構が付いた、非常にコンパクトに収納できるシンプルな分離型ストーブ。1~2人のキャンプや、荷物を少しでも減らしたい登山などにおすすめです。
プリムス エクスプレス・スパイダーストーブII
●サイズ:ゴトク径15.6cm
●収納サイズ:8.7×4.0×8.3cm
●重量:約195g
●火力:2.8kW/2,400kcal/h(Tガス使用時)
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燃料を手に入れやすい「CB缶タイプ」のガスバーナー
CB缶はコンビニやスーパーなど、身近な店舗で手に入れられるのが特徴です。そんなCB缶タイプでおすすめのバーナーを3つ紹介します。
Iwatani「カセットガス ジュニアコンパクトバーナー」
カセットガスで手軽に使えるバーナーです。バーナーは熱効率を考慮して設計されており、1Lの水を約4分で沸騰させられます。ゴトクの形状は横風をガードする形になっているので、風のある日でも気にせず使えるでしょう。
点火スイッチ付きで、ワンプッシュで点火ができます。
鍋底16cm以下、直径18cm以下の鍋に対応しています。使わないときはゴトクを折りたためる上、専用ケースもハードタイプなので安全面も安心です。
イワタニ カセットガス ジュニアコンパクトバーナー
●サイズ:幅15.5×奥行15.5×高さ12.7cm
●収納サイズ:幅8.2×奥行6.8×高さ10.9cm
●重量:約274g
●火力:2.7kW(2,300kcal/h)
SOTO「G-ストーブ」
収納時の厚さがわずか2.5cmと、斬新なデザインが特徴のバーナーです。バーナー部分はV字型で、2枚のガードが遮熱と防風の役割を担っています。ガードはそのままケースとして用いるので、使用時もスペースを取りません。
コンパクトに携帯できるのでとくにソロキャンパーにおすすめですが、大人数キャンプでサブのバーナーとして持っていっっても荷物になりません。メインの料理の傍らでちょっとコーヒーをいれる時などに、サブバーナーとして活躍してくれます。
SOTO G-ストーブ
●サイズ:幅15.3×奥行19.5×高さ7.7cm(本体のみ)
●収納サイズ:幅14.2×奥行7.8×高さ2.5cm
●重量:380g(本体のみ)
●発熱量:2.1kw(1,800kcal/h) ST-760使用時、1.7kw(1,500kcal/h)ST-700使用時
●使用時間:約2.1時間(ST-760を1本使用時)、約2.6時間(ST-700を1本使用時)
snow peak「HOME&CAMP バーナー」
筒状に折りたたんで収納できる、画期的な構造を持ったバーナーです。収納時の見た目も映えるので、家庭でも使いやすく、またインテリアとして飾っても違和感がないでしょう。
ゴトク部分は直径14〜30cmの鍋に対応しており、重心が低く作られているため、場所を選ばず活躍してくれます。
カラーはブラック、カーキ、シルバーの3種類が販売されています。部屋やキャンプサイトの雰囲気に合った1台を選ぶとよいでしょう。
スノーピーク HOME&CAMP バーナー シルバー
●サイズ:34.6×30.1×12(h)cm
●収納サイズ:9×12×25.5(h)cm
●重量:1.4kg
●最大出力:2,100kcal/h
火力の強さが魅力「OD缶タイプ」のガスバーナー

(出典) photo-ac.com
OD缶タイプは、カセットボンベに比べると入手が簡単ではないものの、アウトドア用に設計された仕様のため火力に優れています。OD缶タイプのバーナーを3つ紹介します。山や寒冷地でも使用が可能な本格的なガスバーナーを探している人は、このタイプのバーナーをチェックしましょう。
coleman「アウトランダーマイクロストーブ」
シンプルな一体型のバーナーです。最高火力は2,500kcal/hで、約1〜2時間にわたって使用できます。ゴトクの直径は約11cmと少々小ぶりな設計なので、ソロキャンパーや少人数の使用に向いているでしょう。
ゴトクは折りたたみ式で、プラスチックの収納ケースも付いているため、携帯にも便利です。複数人でのキャンプでもサブのバーナーとして活躍します。本体は緑色で、周りの自然になじみやすいでしょう。
コールマン アウトランダーマイクロストーブ PZ
●サイズ:約11×9.5×9.5(h)cm
●収納サイズ:約10×5.5×9.5(h)cm
●重量:約200g
●火力:最高時約2,500kcal/h(レギュラーガス)
●燃焼時間:約1~2時間(230g缶使用時)
EPI「REVO-3700 STOVE S-1028」
1961年にイギリスで誕生した「EPI」(ユーロ・プレジャー・インターナショナル)は、1973年にガスカートリッジにバーナーを取り付けた一体型のガスストーブを開発した老舗名門ブランドです。1994年から日本国内で生産を始め、現在は信頼性の高いMade In Japanの製品を販売しています。
「REVO-3700 STOVE S-1028」は、EPIでも屈指の人気を誇るモデルです。軽量でコンパクトながら、最高火力は4,200kcal/h。バーナーヘッドの下から火を出すことで、高い耐風性を実現するとともに、かすかなとろ火までの微調整も可能です。ゴトクも軽量ながら厚みがあり、安定性も十分にあります。
ゴトクを折りたためば、手のひらに収まるサイズに収納することも可能です。登山やソロキャンプ、少人数でのキャンプに向いています。
EPI REVO-3700 ストーブ
●サイズ:H8.6×φ15.2cm
●収納サイズ:H8.9×D5.2×W5.4cm
●重量:111g
●出力:3,700kcal(230Rカートリッジ使用時)
●最高出力:4,200kcal(230P+カートリッジ使用時)
●ガス消費量:308g/h
●燃焼時間:60分
coleman「ファイアーストーム」
ゴトク部分を折りたためるコンパクトなシングルバーナーです。バーナーヘッドを囲うようにメッシュ状の防風がついており、風の影響を受けにくく、風の強い屋外でも安定した火力をキープできます。
コールマン ファイアーストーム
●サイズ:約φ12×11(h)cm
●収納サイズ:約φ6×11(h)cm
●重量:約150g
●火力:最高時約3,300kcal/h(スーパーガス最大出力時)
●燃焼時間:約3時間30分(470g缶使用時)
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火力重視なら「ホワイトガソリンタイプ」のバーナーを

(出典) photo-ac.com
ホワイトガソリンタイプのバーナーは、点火の際に燃料室の圧を高める「ポンピング」作業が必要なものの、寒冷地や高所、強風下など過酷な環境でも強い火力が得られるのが特徴です。ホワイトガソリンタイプでおすすめのバーナーを2つ紹介します。
OPTIMUS「123R スベアストーブ01104」
100年以上の歴史を持つ小型アウトドアバーナーの超名品です。機能に徹したデザインはシンプルで美しく、金色のドラム缶のような見た目が特徴的です。風防兼本体は真鍮でできており、使い込むほど味が出るのを楽しめます。
火力は約1,300kcal/hと少々控えめですが、昔ながらのバーナーを楽しみたい人にはおすすめです。
ほかのバーナーと違い、点火には『プレヒート』と呼ばれる準備作業が必要です。バーナー下の着火剤に点火することでタンク内の気圧を上げ、バルブを開いたときにガスが外に出ることによって着火が可能になります。
OPTIMUSは北欧スウェーデンのメーカーで、同社のバーナーは極地探検や登山隊にも採用されるほど定評があります。
OPTIMUS 123R スベアストーブ
●サイズ:10×13cm
●重量:550g
●出力:1.4kW(約1,200kcal)
SOTO「MUKAストーブ」
ガソリンバーナーに必須のプレヒートの作業が不要で扱いやすいストーブ。コンパクトに収納できるので持ち運びにも便利です。自動車用のガソリンも使用できるため、燃料費を抑えられるのが嬉しいですね。
SOTO MUKAストーブ
●サイズ:幅13.5×奥行13.5×高さ8cm(本体のみ)
●収納サイズ:幅8×奥行6.5×高さ8cm(本体のみ)
●重量:333g(本体+ホース163g、ポンプ170g)
●発熱量:4.7kW(4,000kcal/h)
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まとめ
シングルバーナーはキャンプの料理の幅を広げる、便利なアイテムです。初めてシングルバーナーを買うなら、バーナーのタイプや発熱量、燃料の種類に注目して選びましょう。
シングルバーナーには一体型と分離型があり、一体型は携帯性に優れており、分離型は安定性や火力に長けています。ソロキャンプで使うなら一体型、複数人でのキャンプなら分離型がおすすめです。
発熱量はガスボンベのタイプや燃料の種類によって変わります。ガスボンベにはOD缶とCB缶があり、OD缶はアウトドア専用、CB缶は家庭用に作られたボンベです。OD缶はアウトドア専門の店舗やホームセンターでないと販売していませんが、火力に優れているので、キャンプ上級者を目指すならOD缶を使ってもよいでしょう。
一般的に燃料にはLPガスが使われていますが、世界中で燃料を手に入れやすい灯油や過酷な環境下でも高い火力が得られるホワイトガソリンに対応しているモデルもあります。それぞれのメリット・デメリットを考慮し、ぜひ自分に合った1台を手に入れましょう。