2021年買ってよかった家電NO.1の推し調理器
キャンプで焚き火を囲み、お酒を片手に食べるおつまみといえば何を思い浮かべるだろうか?
外でもつまみやすく、また味わいの深い一品として”ビーフジャーキー”は人気おつまみのひとつだろう。噛めば噛むほど味が滲み出してくるジャーキーが手軽に作れると聞き、とある家電製品を手にした。
絶品のジャーキーを自家製で楽しめるのはもちろん、これ一台で料理そのものの幅がおもいきり広がった。
筆者が2021年に買ったモノの中で一推しの家電製品「テスコム/低温コンベクションオーブン TSF601」を紹介する。
6種類の家電の機能がこれひとつで
「テスコム」は、ヘアードライヤーなどのビューティー製品や、ミキサーなどのキッチン製品を手掛ける創業50年以上の老舗家電メーカーだ。
数ある製品の中でも、いまSNSで話題になっているのがこの「低温コンベクションオーブン」 。サイズや見た目は他社のオーブントースターと大きく変わらないが、3つの特別な機能が備わっている。
特筆すべき3つの機能
- 庫内を対流させるコンベクションファン
- 35〜230度Cの幅広い温度設定
- 12時間まで連続使用が可能
これらを組み合わせることで、トースター、オーブン、ノンフライヤー、発酵食品メーカー、フードドライヤー、低温調理機の6種類の家電の機能をこれ1台でカバーする。とくに、低温で調理が可能になったことで、作れる料理の幅が広がった。
では、どんなレシピがあるかみていこう。
キャンプに持っていきたいビーフジャーキーも簡単調理
この低温コンペクションオーブンで一番衝撃だったレシピが、先述のビーフジャーキーだ。
材料は、スーパーに売っているパックの牛肉。薄くカットしてあるものを選ぶと作業が楽ちんだ。塩胡椒などで味付けして付属の網に並べ、低温ファン70度Cに設定し、5時間乾燥させるだけ。
乾燥中は放置するだけなので、調理時間はお肉を並べる5分ほど。これだけで、市販のビーフジャーキーに遜色ない一品ができあがる。
少し噛めば素材の味と香りが口いっぱいに広がり、お酒が進むこと間違いなし。
たくさん作ってジッパー付き保存袋に入れておけば、キャンプサイトでもさっと取り出してすぐ食べられる。乾燥しているため、通常の調理品と比べて日持ちもするところも良い。
下味にスパイスを使えば、オリジナルジャーキーを作ることもできる。
フリーザーバッグなどを活用してレシピの幅を広げる
この低温コンベクションオーブンに付属するレシピブックには、市販のフリーザーバッグなどに入れたまま低温調理を行なう方法が紹介されている。手に入りやすい身近な容器で調理ができるのも良い点だ。
フローザーバッグを使用したレシピで、印象的だったのはサラダチキン。
塩と砂糖、重曹を混ぜた浸け液と鶏むね肉をフリーザーバッグに放り込み、空気を抜いて70度Cで約2時間。これだけでしっとり柔らかなサラダチキンが楽しめる。
あらかじめ切り分けて調理したフリーザーバッグに入れて持ち運べば、キャンプ地でサラダに和えたりいろいろな使い方ができる。
デザートも幅広いレシピが用意されている
もちろん作ることができるのは、おかずやおつまみだけにあらず。デザートもお手のものだ。
ジャーキーと同じ要領で、りんごやみかんなどの果物を切って並べて乾かせばフルーツチップが手軽に作れたり、湯煎が必要なプリンも、プリン液を作ってコンテナーに流し込み、約1時間半オーブンで放置すればオーケー。これで絶品手作りプリンが味わえる。
作ることのできる品目をあげれば切りがないが、いずれも普段の3食ではなかなか手を出しづらい手間がかかるものが多い。
この手間をオーブンに任せることで、「そうだ、あれも作ろう。これも作ってみよう」と気付けばオーブンの稼働率はどんどん上がってきた。
楽しく簡単に新しい料理にチャレンジができる家電=「テスコム/低温コンベクションオーブン TSF601」は、今日も我が家で黙々と働いている。
商品情報
テスコム/低温コンベクションオーブン TSF601
- 本体質量:4.7kg
- 消費電力:1200W
- 希望小売価格:オープン
https://www.tescom-japan.co.jp/products/tsf601