寒い冬は釣りには不向き?
確かに、秋の最盛期に比べると、岸から釣れる魚は減ってしまいますが、魚がいなくなるわけではありません。
また、風がない穏やかな日は冬でも釣りを楽しむチャンス!
さらに、冬は釣り場に人が少なくなるので、家族で楽しむのにはうってつけです!
足場の良い釣り場で、釣り糸を垂らして、家族でまったり過ごすのも釣りの楽しみ方のひとつです。
冬の釣りは昼間にトライ!
冬の釣りの最大の敵は、なんといっても寒さです。
陽が昇る前後の朝方と、沈む前後の夕方は、魚の活性が上がりやすくなるので、本来ならばこの時間帯に釣りをしたいところです。
しかし、冬の朝と夕方はとにかく寒い……。
さらに、家族で楽しむのであれば、この時間帯の釣りはハードルが高いかもしれません。
冬は日中に海水温が上がることによって、昼から魚の活性が高くなることもしばしばあります。
そのため、家族でまったり釣りをするのであれば、比較的暖かい日中から竿を出してもOKです!
冬の釣り場は、場所取りがラク
冬は、釣果が伸びにくくなるので、釣り人口が少なくなり、釣り場は寂しい風景になりがちです。
しかし、釣り初心者やファミリーにとってはこの状況が最大のメリット!
日中に釣り場に行っても、釣り座が空いていることが多いので、場所取りに困ることがありません。
また、周りに人がいないので、心おきなく釣りが楽しめるのはもちろん、初心者や子どもにありがちな、キャストの失敗をしたとしても、周りに迷惑が掛かりません。
まったり楽しむには、ウキを使ったエサ釣りで
まったり釣りを楽しみたいときにオススメする仕掛け(針やオモリなど釣るための道具の総称)は、ウキとエサを使った釣りです。
家族連れでも、手軽に楽しむことができます。
用意する道具
釣具店に行くと、ファミリーフィッシング向けの竿とリールがセットになったものが、数多く売られています。
また、店員さんに家族で釣りを楽しみたいと伝えれば、オススメの道具や釣るためのエサなど、丁寧に教えてもらうことができます。
最近では、ダイソー釣り具も人気です。
ダイソーでは、竿やリール、仕掛けなど、釣るための道具一式を揃えることができます。
ウキを使った仕掛け
釣りの定番仕掛けでもあるウキ釣りは、狙う魚種や海の状況に合わせて、仕掛けを調整していくのが理想です。
しかし、初心者やファミリーにとって、ウキ、針、オモリなど、調整目的で、個別で考えて揃えるのは、むずかしく感じてしまうかもしれません。
そこで、オススメしたいのが、ウキ付きの仕掛けセットを購入するというもの。
仕掛けセットは、初めから、ウキ、針、オモリなどがセッティングされており、リールのメインラインを仕掛けセットのスナップ(接続金具)に結ぶだけで、釣るための準備ができます。
釣具店で販売されているので、店員さんにどんな仕掛けがオススメか聞いてみても良いでしょう。
エサを巻いて魚を集める
エサ釣りの手法のひとつに、エサを撒いて魚を集めるという方法があります。
撒くエサはオキアミやアミエビと呼ばれるプランクトンに集魚剤を混ぜたものを使います。
これらはどこの釣具店でも、購入することができます。
冷凍のものや常温のものがあるので、釣りをするタイミングを逆算して、用途にあったものを選べば良いでしょう。
仕掛けを海に投げ入れたらのんびりと待つ
釣り座についたら、早速撒き餌(まきえ)をしましょう。
魚が集まってきたら、針にエサを付けて、仕掛けを海に投げ入れます。
あとは、イスに座ってのんびりと待ちます。
待っている間は、家族とのおしゃべりや、コーヒーを味わうなど、まったり過ごしましょう。
ただ、ウキの動きは、意識して見ていてくださいね。
ウキに反応が無ければ、撒き餌を繰り返してください。
たまに、リールを巻いて、針にエサが付いているかも確認しましょう。
ウキが沈んだら魚が掛かった合図!
魚が釣れるときは、突然やってきます。
ウキが、沈んだり浮いたりを繰り返したり、変な動きをしたりするときは、針に付いているエサに魚がちょっかいをかけている可能性が高いです。
ここでは、まだ慌てず、じっくり様子を見ます。
ウキがグンッと沈んだら、魚が掛かった合図!
竿を大きく上にあおって、魚を針に掛けましょう。
あとは魚の重みと抵抗を感じながらリールを巻いていきます。
釣りあげたのはウミタナゴという魚。
漁港の湾内など、比較的穏やかなところに住み着いている魚です。
釣りやすい魚ですが、冬には貴重な釣りものです。
釣りをゆる~く楽しむ
過酷な磯場で、海の状況を観察しながら、ルアーを投げ倒すアグレッシブな釣りも良いですが、自分のペースでゆる~く釣り糸を垂らすのも、釣りの楽しみ方のひとつです。
特に家族での釣りは、楽しむ時間を共有することが何より大切です。
家族みんなで『どうしたら釣れるかな?』と考えたり、『魚がたくさんいるよ!』と盛り上がったりするだけで、魚が釣れなかったとしても、十分に楽しむことができます。
この冬、穏やかな天気になる休日があれば、家族みんなで、まったりゆる~い釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか?
家族と過ごす楽しい時間が、またひとつ増えるかもしれません。
最後に
初めての釣り場へ行くときは、釣り禁止の看板がないかを確認しましょう。
釣りをする際は、ライフジャケットを必ず着用しましょう。
ルールやマナーを守り、誰にも迷惑のかからないよう行ないましょう。
Googleマップを頼りに未開拓の釣り場を求めて沿岸を練り歩き、自然の美しさと過酷さに魅了された冒険家気質な釣り人。