暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続いています。ただ、早めに気をつけたいのが紫外線対策です。1年を通して紫外線は地上に降り注ぎ、2月下旬から紫外線量が増え始めます。まだまだ寒いと思っていても、紫外線対策はしておいた方がよさそうです。そこで、今回は、コスメキッチンで見つけた家族みんなで使えるナチュラルな日焼け止めを3つご紹介します。
「ママベビー」のノンケミカル UV ミルク
「MammaBaby(ママベビー)」は、創業者の娘が重度のアトピーをもって生まれてきたことがきっかけで、医療機関向けに研究してきた良質なオーガニック製品をすべての子どもたちに届けたいという思いから誕生したブランドです。1944年から産婦人科などへ、スキンケアやボディ、ヘアケアなどの製品を届けています。長く医療機関向けのものづくりを行なっているママベビーにとって、オーガニックやヴィーガンであることは特別ではないという考えから、コストがかかる認証をカットすることで、可能な限り手にとりやすい価格で展開しています。認証マークはブランドのバックグラウンドがわからない場合、選ぶときの基準になるのは確かですが、わが子への思いから生まれ、医療機関で取り扱っていることからも安心して家族みんなで使えるブランドです。
「ノンケミカル UV ミルク」は、まさに化学物質を含まないという意味のとおり。100%自然由来で、赤ちゃんと敏感肌、そして地球のために生まれたUVミルクです。5年もの歳月を経て完成したという独自テクノロジーでノンケミカルなのにべたつかず、きしみません。さらに、白浮きしないのがうれしいところです。テクスチャーが軽く、肌になじみやすく、突っ張らない印象でした。植物オイルの力で、潤うのだそう。紫外線吸収剤フリーやノンシリコン、クルエルティフリーで、地球にもやさしいUVミルクです。SPF30のほかSPF50+のタイプがあるので、使うシーンに合わせて選ぶことができます。
「エルバビーバ」のベビー サンスクリーン
1996年にカリフォルニアで誕生した「erbaviva(エルバビーバ)」は、ピュアでナチュラル、オーガニックなスキンケアを展開するライフスタイルブランドです。ブランド名のエルバビーバとは、イタリア語で『生きているハーブ』という意味。自然と調和しながら、人々の生活を向上させる製品を作るために、原料はもちろん、それらが育つ土から始まり、ボトリングしてユーザーの手に届くまですべての工程において、持続可能で環境に配慮するという原則を貫いています。また、肌や心に心地よくあるように成分や使用感、香りについても開発が続けられています。
「ベビー サンスクリーン」は、名前の通り赤ちゃんから大人まで全身に使えるやさしい使い心地のクリームです。毎年、春先から発売され、夏の終わりとともに販売が終了する限定商品です。SPF30で紫外線のダメージから肌を守ってくれます。さらっとしたテクスチャーのクリームタイプで、白浮きの心配もありません。デリケートな大人の化粧下地にも使えるやさしい処方です。フルーティーなりんごに似た甘い香りのローマカミツレ花油や、ラベンダー花油が配合で保湿してくれます。適量を手にとり、乾いた肌に馴染ませるだけ。アウトドアのときは、ひとつバッグに入れておきたいですね。なお生後6か月未満の赤ちゃんに使う場合は、念のためお医者様に相談してください。
「チャントアチャーム」のUVフェイス&ボディプロテクター L
「chant a charm(チャントアチャーム)」は、肌や体にはなるべくいいものを、自然にはできるだけ負担の少ないものをと、100%自然由来成分にこだわったスキンケアブランドです。筆者は、おまじないのようなブランド名もお気に入りです。山梨県北杜市明野町にある自社農場は、日本国内で日照時間が長く、昼夜の寒暖差が大きい地域。過酷な環境でも、自らを守り、生命をつなぐたくましいハーブを土から育て、高品質な製品づくりに取り組んでいます。2013年には、厳しい審査基準をクリアして有機JAS認証を取得しています。
そんなチャントアチャームの「UVフェイス&ボディプロテクター」のLサイズが、今年も限定で登場です。通常サイズは、80mL。一人で使うならこれでも十分ですが、赤ちゃんから大人まで使え、石けんでオフできるという手軽さで、家族みんなで使いたいという場合は、通常サイズの2.5倍のLサイズがおすすめです。ポンプ式なのも、便利です。SPF43で軽いテクスチャー。顔にも体にも使えます。みずみずしくのび広がるテクスチャーで肌をやさしく包みこみ、植物由来の保湿成分でしっとりします。強い紫外線から肌を守るだけでなく、肌へのやさしさをとことん追求したそうです。香りもよく、顔から全身一気に使えます。紫外線吸収剤フリーのノンケミカル処方です。サイズ的に大きすぎるのではと、初めてLサイズが登場したときには感じましたが、顔の下地から全身に使っていたら、一人でも使い切れました。家族も使うなら、限定サイズが断然お得で便利です。
オーガニックやナチュラルなスキンケア製品は、開封前なら使用期限が2年くらいあるものが多いですが、開封後は、3か月から6か月程度のものが大半です。日焼け止めを1年中使う人もいますが、紫外線が特に強い春から夏にかけてのみ使う場合は、そのシーズン中に使い切るようにしましょう。春の日差しは意外に強い。早めの対策をおすすめします。
コスメキッチン
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