今回は、我が家の軽キャンピングカーを紹介させて頂きます。近年のキャンピングカーブームは隆盛を極め、全国の売り上げ総額は過去最高を毎年更新。国内の保有台数も11年前の2倍に膨れ上がり、昨年10万台を突破したそうです。
我が家のMiniPopBeeも、軽ではあるものの一応キャンピングカー。キャンプ場で、スーパー、コンビニの駐車場で、必ずと言って良いほど声を掛けられます。こちらをお読みの方にも、ご興味ある方がいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方々へ、実際に3年半ほど乗ってみたユーザーから、少しでも耳寄りな情報がお伝えできればと思います。
こちらの写真がポップUPした状態です。大人4人就寝可能。製作・販売は山梨県にある「MYSミスティック」さん。キャンピングカーの種類としては、一応「キャブコン(キャブ・コンバーチブル)」と言っても良いし、「トラキャン(トラック・キャンパー)」と言っても良い、アンヴィバレントな位置付けになります。
こちらのメーカーの特徴は、キャビンを一般的なFRP樹脂(硬質ポリエステル)で形成するのではなく、軽トラの荷台を残してアルミ板金しているところ。軽トラのアオリやバンパーが周囲をぐるっと囲んでいるので、万一の事故発生時にもプラスティックのボディがぐしゃっと破損することなく、車両本来の強度を保ちます。
またその羽目板調のキャビンとルーバーウィンドウが、他にはないPOPでアメリカンなスタイルを演出。キャンピングカーってどうしても経年により、くすんできちゃうものですが、このスタイルだと却って味わいが出たと割り切れそう。ウチはどちらかというとルックス重視でこの一台に決めました。
キャビンの中はテーブルと簡素なシンクが付いていてこんな感じ(「ダイネット」と言います)。夫婦に次女の計3人で朝食や夕食を摂ることが多いのですが、大学生の長女を加えて4人でも、外で過ごす時間が多いキャンプ時なら余裕! 車内で4人で食事を摂る車中泊になって初めて狭さを実感する程度。MiniPopBeeは垂直にポップUPするので室内空間の広さは軽キャン随一。バンク部(運転席の上)に邪魔な荷物を上げておけば、ダイネットでゆったりくつろげます。
テーブルの天板をセットするとダイネットベッドが展開。上部のスライドを手前に引くとバンクベッド。身長185cmの僕も、足を伸ばして就寝できます。コットやエアマットなどを使わなくても、テントの数段上の眠りを確保できるようになりました。(伝わらないかもしれませんが、寝る時に4人全員に側面というか壁があるのもポイント高いんです)
収納は座席下がぜーんぶ。キャンプ用品もたっぷり入ります。総合的に見て、かなり優秀な軽キャンパーなのではないかと満足していますが、最後にユーザー目線からのMiniPopBeeのデメリット・メリットをそれぞれ5つずつ。
デメリット——————
1.どの軽キャブコンもそうですが、重量により登坂車線の常連さんに。
(走行フィールを重要視される方には向かないかもしれません。思ったよりは走るので、ぜひ試乗してご確認を)
2.購入後もデカい豪華キャンピングカーには憧れてしまう。
(Beeのなんとなく「おままごと感」がつきまとう車内も楽しくはありますが)
3. ベッドメイクと片付けが面倒
(朝起きたらポップDOWNするために片付け。大型キャンパーならベッドそのままに走り出せるはず)
4.収納はたっぷりあるけど、大きな荷物は載せにくい。
(一辺が大きいテーブルなどは避けて、ロールテーブルなどを選ぶようになりました)
5.良くも悪くも目立つ。
(ウチはさらにカラーリングで目立ってよく声をかけられます。嫌な方は軽バンの方が良いかも)
メリット——————
1.ルックス!
(好みもあると思いますが「かわいい!」の声が飛び交ってくることがたくさん)
2.ポップUPすると広いのに、小回りも利き、立体駐車場にも駐車可!
(釣り場やビーチを開拓するには取り廻しの良い軽キャンがBEST)
3.経済的!!
(8ナンバーなので税金もお安く、一般的なキャンピングカーより本体価格も燃費もリーズナブル)
4.キャンプシーンにベストマッチ!!!!
(上の写真のようにタープを伸ばしてリビング、車体でキッチン、車内で就寝。まず他所とカブることないサイトレイアウトが可能)
5.DIYでカスタマイズする余地が多い
(他のキャンパーと比べ車内がシンプルだったり、外装が鉄板だったりで、穴を開けたり付けたりがしやすい)
ということで、機会があれば次回は、これまで10箇所以上に施してきたDIYカスタマイズを報告したいと思います。
長文にお付き合い頂きありがとうございました。キャンピングカー購入は、人生マジ変わります! Bee仲間が増えるのを楽しみにしています!!