「復活させてやる!」と、借りてきたものの、かなり手強そうです。
Google先生の情報を参考に、重曹とクエン酸でサビを取ることにしました。
(サンポールでも簡単に取れるみたいですが、本体へのダメージがあると書いてあるところを見つけたので、この方法は却下。)
重曹はアルカリ性なので、主に鉄の酸化物であるサビを中和させて取るという原理ですね。
重曹に水を加えていきます。ちょうど白玉団子を作る時の硬さくらいです。
軽いサビであれば、30分くらい放置してメラニンスポンジなどで擦れば簡単に取れるそうですが…
表面のサビが少し取れたくらいです。
ほぼ変わっていません。
なので、クエン酸を使った方法に切り替えます。
お湯の方が溶けやすいので、40℃くらいのお湯で溶かしました。
クエン酸は、名前から推測できるとおり、重曹とは真反対の酸性です。
サビが取れる原理としては、鉄自体を溶かしサビを剥離する…です。
濃度や、サビの頑固さによって漬け込む時間が変わってきますが、僕は1リットルのお湯に対して、クエン酸大さじ5杯入れました。
よく見ると、鉈から細かい気泡が発生しています。
【注意】
クエン酸のパッケージにも書いてありますが、他の洗剤等と混ぜると非常に危険です。
取り扱いには十分注意してください。
それと、匂いがキツいので、風通しの良い場所や換気をしながらの方が良いです。
剥離したサビが、沈殿しています。
軽く擦るだけでもサビが取れそうです。
これから、引き揚げてワイヤースポンジで擦り落としていくわけですが、注意が必要です。
酸性の水溶液に浸かっていたので、錆びやすくなっています。
ワイヤースポンジを使い、水でしっかり洗い流した後、アルカリ性の洗剤で洗い中和させておきます。
よく分からなかった刻印も、「白狐」と分かるまでになりました。
斧用に買っておいた研ぎ石があったので、その研ぎ石で研いでみました。
この研ぎ石は、荒目と細目が背中同士でくっついているタイプで、使い方は円を描くようにして使用します。
大きな刃こぼれはないので、細目で研いでいきました。
完成の目安は、刃に指の腹を当て、刃に対して垂直方向にスライドさせ、指紋のザラザラ感が分かればOKだそうです。
※平行にスライドさせると、切れるので気を付けてください!
詳しくは、2019.4.11にアップされている「錆びさせないために錆びさせる?」をみてください。
錆びるし磁石が着くので鉄には間違いないんだけど、黒錆加工できませんでした。
他の金属も混ざっているんだろうね。
仕上げにオイルを塗って完成です!
キズや叩かれて潰れた背が、なんともいい感じです。
新品のものより、こういう風に使い込まれている方が、味があって好きです。
このまま、この鉈貰っちゃおうかな(^ ^)
刻印の「白狐」って何だろうって調べてみました。
はっきりと文字が見えるまでは、鉈を作成した人の名前かとも思ったのですが、違うようで…
どうも陰陽五行思想が関係しているようです。
5行とは、木・火・土・金・水の五元素のことで
その5元素は相生(そうじょう)「木生火」「火生土」「土生金」「金生水」「水生木」と相克(そうこく)「木克土」「土克水」「水克火」「火克金」「金克木」の関係で循環しているそうです。
色については青が木、赤が火、黄が土、白が金、黒が水を表し、狐は全身が黄色い毛で覆われているため土気の象徴として、また豊作祈願の対象として信仰されるようになったそうです。
さて、「白狐」ですが
白は五気のうち「金」、狐は「土」を表すので、白狐は「土生金」にあたります。
そして、そこから白狐(土生金)は鍛冶・金物商の神様や商業(お金の)神様としても信仰されるようになったとのこと。
でも、この刻印の意味は、全然違ってたりして^^;
※こちらの記事は過去の読者投稿によるものです。
けいすけさん
福岡県で薪ストーブのある家に住んでいます。
ソロキャンデビューの弟を見守り中。
もうすぐ独り立ちできそうです!
ホーボージュンさんのような旅に憧れてます。
今年の目標
昨年は決行出来なかった、「九州縦断(北九州→鹿児島) & 鹿児島にてキャンプする!」を実現できるといいなぁ