ということで、先日購入したピザオーブンを使ってピザ作りに挑戦しました。
折りたたみ式でコンパクトに収納でき、収納袋、温度計、ピザストーン、ピザピールが付属されています。
まずは道具の準備です。ピザオーブンを組み立てて、ピザストーンを底に設置します。
先輩キャンパーの皆さんの情報を見てみると、ピザ生地をピザストーンに直置きすると生地の裏が結構焦げてしまうようだったので、今回はピザストーンに厚手のアルミホイルを巻いてピザストーンが高温になり過ぎないようにしてみました。
コンパクトピザオーブンはバーベキューグリルに乗せて使います。
今回は手持ちのコールマンのクールスパイダーステンレスグリルに乗せてみます。
焚付け材に火を付け、少しずつ炭をくべていき、炭を熾火(おきび)の状態に育てていきます。
生地は妻が手作りで作りました。
生地のサイズは、ピザストーンからはみ出さないように20cmくらいにしました。
(手を開いて親指と小指を結んだ長さくらい)
朝作ったので、「冷蔵も冷凍もしなくても大丈夫でしょ。冬だし」と、妻の心配をよそに自分の適当な判断により常温で持ってきたところ、二次発酵が進み、ふかふかに膨らんだ生地に変身していました。
妻:「だから言ったじゃん!」
自分:「クリスピーがハンドトスになっただけだよ…たぶん…」
そして、
「炭の状態を確認してくる」
と言ってその場から逃げました。笑。
説明書によると、ピザオーブンの中央真下に炭火があるとピザの底が焦げてしまうらしく、説明書の指示どおりにバーベキューグリルの左右に炭を寄せ、ピザオーブンを乗せます。(写真がなくてすみません……)
その左右に開いた部分から庫内に熱が入り込み、オーブンになる仕組みのようです。
乗せて間もなく温度が少しずつ上がっていきます。
庫内温度300度C以上で使用すると、本体の寿命が短くなると説明書に書かれていたので、今回は250度Cくらいで使っていこうと思います。
この時に犯した勘違いが、ピザの出来に大きな影響を及ぼします。
「ヤバイ!温度上昇が止まらない!本体壊れちゃう!」
と大騒ぎしていると、同行者が見に来て、
「見るところ間違ってます。今の温度は150度Cくらいですかね」
と、冷静に教えてくれました。
危ないところでした。
300度C超えてなくて良かっ…
って、150度Cじゃ温度低過ぎじゃん!
でも、もうピザ入れてしまった。
今さらあがいても仕方がない。
まあ、ピザ生地はあと2枚あるし。
ということで、そのまま見守ることにしました。
失敗は成功の種!とも言いますし。
温度もじょじょに上がってきて200度Cを超えてくると、ピザの耳の部分もいい感じで焦げ目が付いてきました。
ピザの良い香りが上がってきて、とてもいい感じです。
そうです。失敗なんてないんです。
ここまでの出来事はみんな楽しいハプニングなんです。
見た目はとてもいい感じに仕上がっています。
確認窓が付いているから、様子を見ながら焼けるので焼き過ぎの心配がなく安心ですね。
さっそく切り分けると、何だか具の下の生地がふにゃふにゃでサクサク感が全くありません。
生焼けではありませんが、これは求めていたピザとは違います。
焼き過ぎの心配はないですが、焼かな過ぎの心配は必要なようです。。
温度が上がり切る前にピザを投入したことと、底が真っ黒焦げにならないようにと厚手のアルミホイルでピザストーンを包み、さらにピザ生地自体を厚手のアルミホイルに乗せ、ピザ生地を過保護に守り過ぎたことがサクッと焼き上がらなかった原因と仮説を立ててみました。
そして、問題解決のために2枚目を焼く前に炭を追加し、説明書のオキテを破り、ピザストーンの下に熾火の状態になった炭を3個くらい置いてみました。
結果、少しは改善したものの、生地の底部分のサクサク感は物足りず、上下をバランスよく焼き上げるにはもう少し研究や実験が必要となりました。
次回こそは理想のピザになるよう しっかりリベンジします!
デザートピザを子どもたちに作ってもらいました。
ピザ生地に思い思いにお菓子を乗っけてもらいます。
キャッキャ、キャッキャ言いながら満面の笑みでトッピングしていきます。
出来上がったものを「里山ピザ」と命名です。
見た目は良くないですが、チョコパンみたいな味で、きのこの山やたけのこの里のクッキー部分がサクサクとアクセントになり、これはこれで美味しくいただけました。
何より子どもたちが自分たちで作ったものを楽しそうに食べている様子が、プライスレスでした。
※こちらの記事は過去の読者投稿によるものです。
放浪癖さん
5歳の娘(2021年現在)に自然の厳しさを知ってもらい、生きる力を身につけて欲しいとキャンプを始めるも、親バカゆえに至れり尽くせりの甘々キャンプで、今のところ「自然の楽しさ」と「人に頼って生きる力」しか教えられていない初心者キャンパーです。