そのまま使うわけではないのですが、取っ手のみカットするだけで、
アルストの五徳、焚火台、ウッドストーブのチャンバー(燃焼室)に応用できます。ステンレス製ですので、スチール(クロムめっき)より耐熱性、耐腐食性に優れてます。ここが目のつけどころですね。更にΦ8mmのパンチング孔が格子状に配列されているのも、色々な使い道が出来そうです。
数年前、自作アルストに没頭したわけですが、ストーブを作ったはいいが、
五徳がなくケトルやクッカーを用いた料理ができないで悩んでました。
アルストを作ったのであれば、五徳もと思い、ネットや動画を検索しまくり試行錯誤して作った記憶があります。
このかき揚げリングを使った五徳や焚火台は、何人かの方が動画にアップしておりましたので、
これを参考に、ただし、完全なコピーでは最初にアイデアを出された方に対して申し訳ございませんので、自分で考案した機能を盛り込みながら作りこんだ経緯があります。
最近では各百円均一のメーカーから、アルスト五徳が安く購入できますが、焚き火台やウッドストーブなどはブランド品ですとかなり値が張りますよね。少ないお小遣いで楽しむには自作するしかないわけで、工具類や材料に至るまで吟味して制作しました。使用する部材関係は、できる限り100均で入手できるものにし、或いは、廃物品を利用する様に心がけて作りました。
こうして生まれた作品は誰も持っていませんし、ただ飾っていても萌えるわけで、私のアウトドア棚の目立つ所にレイアウトされています。自己満足の世界ですが、これでいいんです!
では私の三部作、紹介しますね!
ウッドストーブ(燃焼室に利用)
写真中
焚き火台
写真奥
アルスト用マルチ五徳
かき揚げリングはハンドル部分をダイソーの金切りノコでカットできます。
ステンレス焼き串をクリップに貫通させた治具を3セット作ります。これをリングの外周に均等なピッチになるように取り付けました。最下の孔に短くカットした焼き串を2本貫通させてアルストの固定をしました。
市販及び自作のアルスト全てが搭載できます。五徳の高さが可変式になっており、アルスト毎に最適の位置を調整できます。固形燃料にも使用可能です。
トランギアのアルストとモカエキスプレスでエスプレッソをいれました。トランギアやエスビットのアルストは五徳上部のスペースが広く、火力調整蓋も使用できました。
パーコレーターや1L程度のケトルは問題なく使用できています。
かき揚げリング本体の上にチタンの薄板で井形を組みました。
簡素な構造ですが、焚き火台としての性能は申し分ありません。
五徳もしっかりしてますので、クッカー類で調理も可能です。
最下のパンチング孔に3本のネジ&ナットを取り付け、ドリルで孔あけしたチタンの底板を載せます。
上部に組む井形のチタン薄板は4枚に分割され、3枚で三角形に組む事もでき、クッカーに応じた仕様に対応できます。
チタン薄板の五徳を付けた分、長めの薪を入れる事ができます。
煙突効果で良く燃えます。
かき揚げリングを内包しており、二次燃焼するソロストーブの燃焼構造を真似て作りました。部材は端材以外100均素材です。
庭の剪定した薪で遊んでますが、良く燃えます。納得の作品です!
かき揚げリングで燃焼室を作製しました。
ストーブの心臓部と言える部品ですが、かき揚げリングの下側にチタンの薄板を巻きステンレスのネジ&ナットで固定しました。
上側に残るパンチング孔が二次燃焼の空気の流路になります。
・カトラリーケースを使います
・上側パンチング孔をチタン薄板で目張り
・ステンレス焼き串+クリップの治具を作ります
・治具を取り付けてかき揚げリングの燃焼室をセット
・孔あけした底板をセット
・空気の流路を遮断する円形に切り抜いた蓋をセット
・完成
・中身を取り出した状態
電動ドリル以外は全て100均の工具で作る事が可能です。
900mlのケトルでスエディッシュコーヒーをいれました。強度は全く問題なしです。ソロストーブに比較して、薪を入れるスペースが広く、薪いれ作業が容易です。火力も問題なしでした。
同じ薪種と量で燃焼と燃えかすを比較してみました。
結果はほぼ同等レベルでした!
※こちらの記事は過去の読者投稿によるものです。
きよぴーさん
忌野清志郎の熱烈ファン。剣道愛好家のジャスフィフ親父です! 登山、渓流釣り、ロードバイク(トライアスリートでした!)に没頭したのはかれこれ20年前。以来、おうちより外が好きになりました。 最近は、購入したり、自作したアウトドアグッズを、庭で使う事で欲求を満たしてます!