11/27に行なわれた体験活動は「森の木でメタルマッチと火吹き棒をつくろう」というもので、スタッフとして参加してきました。
参加者の構成は、5歳から小学3年生とその保護者のミニもりチームが25組と、小学4年生から中学生までのもりジロウチームの8名。
子供達の体験活動の持ち時間は、午後1時から午後4時までの3時間です。
研究室にて道具の点検・役割分担、当日の流れや、子供達にアドバイスするにあたっての要領のレクチャーを隊長から受け、実際に自分達も作ってみました。
左下の写真は、僕の作品です。
このくらいであれば、1時間もあればできます。
※ 隊長とは、ここ山田の森を管理している方のひとりで、山田の森の隅々まで知っている方です。
みんなから隊長と呼ばれています。
受付を済ませた後は、火を起こす道具について知っているものを次々と発表する子供達。
中には虫眼鏡と答える子も!
外では、事前に準備している木の説明を受けます。
「クスノキの葉を揉むと独特の香りがします。これは防虫剤や防腐剤で知られる、樟脳(しょうのう)の香りですね〜」
みんな、実際に葉を揉んで確認中。
また、ハゼ科などの毒性を持っている木の説明も受けます。
スタートと同時に、予め準備をしていた木から自分好みのハンドルとなる木を切り出していきます。
金切りノコを使う手つきも、サマになっています。
最後まで諦めずにやり遂げました。
こうやると木を切りやすくて、こうやると簡単だ!
桜の木が硬いのは本当だ。クスノキは柔らかい。
短い時間の中で、自分で発見していく子どもたち。
すごいなぁと思いました。
金属のストライカーでなくても、ロッドを削って高い摩擦熱が起こせるものであれば、石でも着火できることも学びます。
自分で採ったススキの穂に実際に着火し、自分で作った火吹き棒で火力アップ。
金属のストライカーを使わずに、石で着火する強者も!
それを見た子らは、次々と石で試す。
見ていて楽しいですね。
※焚き火ができるエリアは決まっていることと、許可なく焚き火はできませんので、事前に管理者と打ち合わせが必要です。
時間の都合上、木に穴を開けてロッドを差すまでしかできなかったため、家でゆっくり加工します。
ハンドルの形が、何となく似ている気がしていたんです。
オピネルナイフのハンドルに。
シュッ…シュッと丁寧に少しずつ削っていきます。
夢中になって時間を忘れていました。
ハンドルはロッドを交換して長く使いたいので、ロッドはボンド等で接着はしていません。
【作り方】
作り方は、とてもシンプルで簡単です。
好みの枝の中心に、ロッドと同径の穴を深さ15mmほど開け、ロッドを差しているだけ。
グラつきなくロッドを差すためには、穴を開ける際に前後左右にドリルをぐらつかせることなく、真っ直ぐ穴を開けることがポイントです。
ドリルをふらふらさせてしまうと、開口部が広くなってしまい、ロッドが固定されない原因となってしまいます。
ポイントは、硬い木の方がロッドも抜けにくく耐久性があります。
それと「紐は麻紐に」。
これは、適当な火口(ほくち)が見つからなかった時に、この麻紐を利用して火口とすることができるからです。
最初、パラコードにしようかとも思ったのですが、それだとありきたりだと思ったことと、麻紐だと、この麻紐を利用して火口をささっと作る。
こっちの方がカッコいいよね。
紐は、自在結びでスライドさせ長さ調整できるようにしています。
ペーパー等を挟むやつです。
これは、今回のメタルマッチ作り体験の材料として隊長が見つけてきたもの。
「これの良いところは、持ち手もしっかりしているし、何といっても紐を通せる穴が開いているところがいい」と力説していました。
実際に、火花もよく出ます。
ちょっと無理があるかな…。
「その、首から掛けてるの何?」
「これ?これはねぇ…」
自慢大会の始まりですねー。
大量のロッド。
こういうの見ると、何か分からんけどワクワクする!
※こちらの記事は過去の読者投稿によるものです。
けいすけさん
福岡県で薪ストーブのある家に住んでいます。
ソロキャンデビューの弟を見守り中。
もうすぐ独り立ちできそうです!
ホーボージュンさんのような旅に憧れてます。
今年の目標
昨年は決行出来なかった、「九州縦断(北九州→鹿児島) & 鹿児島にてキャンプする!」を実現できるといいなぁ