それを同じ場所で我が子がやっています。そう、ここは近所の田んぼの用水路。
毎年この時期になると、網とバケツをもってガサゴソと水辺の生き物観察に行きます。
一番多く採れるのはマッカチン(アメリカザリガニ)。サイズも大きいのから小さいのまでゴロゴロいます。他の生き物を採りたい父ちゃんからすると、「またザリガニかよ」と残念に思うものの、子供たちは無邪気に「でっけぇ!やった!ねぇ、見て見て!!」と興奮気味。
ものの10分いるだけで、バケツにザリガニ、オタマジャクシが大量。
ある程度観察してリリースした後は、お目当ての生き物を探します。
30-40年前はこのあたりの用水路にもフナの稚魚やメダカにドジョウが沢山泳いでいましたが、最近は取れる種類が変ってきました。
最近は、数が少なくなったもののエビ(スジエビ、ミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビ)やメダカによく似て外来種のカダヤシが多くかかります。それに生命力が強いブルーギルの稚魚なんかも。
本物のメダカも時たま捕まえられますが、本当にレアキャラクターの今や絶滅危惧種。
網に入るとあまりの貴重さに、「頑張って生き抜くんだよ」とエールを送ってすぐに水路に戻してやります。
時代が止まったかのように、父ちゃんが遊んだ場所が全く変わらずに残ってくれているのは幸せなことです。昔から打ち捨ててある廃タイヤもその場所に残っていて、タイムスリップしたような感覚になります(笑))
このまま我が子が大きくなって、孫が出来てもこの場所に毎年遊びに来たいなぁ。
都会で働く身としては通勤には不向きで毎日不便な田舎暮らし。
だけれども自然とともに暮らす。鳥のさえずりで目を覚ます。コンクリートジャングルで疲れた目に新緑の季節の緑はとてもまぶしく、力を与えてくれます。
VIVAアウトドアライフ。子供との思い出が色濃く残っていきます。
脱走するたびに息子につかまりバケツに戻されます(笑)
これはクサガメかな?匂いが臭いのでクサガメ。
帰ったら良く手を洗わないとね。
と思いきや、外来種のカダヤシばかり。これは捕獲して持って帰ってはいけないルールも子供に教えます。
メダカと似てますが、卵からではなく、親が体の中で孵化させてから外に出すため、いっぱい増えてしまいます。
時たま出会えるメダカたち。過酷な環境の中でもたくましく生き抜いている姿に会えるととても嬉しく感じます。
これだけ生き物がいるので鰻なんかも時折水路で見かけます。
このまま豊かな環境が子供たちの次世代まで残ってもらいたいものですね。
※こちらの記事は過去の読者投稿によるものです。
NBworksさん
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田舎の川辺近くに住んで週末に焚き火。平成最終日に思いついてアウトドアギア中心のYouTubeはじめました。良かったらのんびりお付き合いください。アウトドア、ナイスネイチャーいいねぇ
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