4〜6日間のキャンピングコースでは、ゲストは通常Mt. Norquay Corralを出発して最初の夜をStoney Creek Campで過ごし、 Flints Park Camp、前回紹介したMystic Campの順番で巡ります。
トレイル途中には、まさに大自然の絶景が待ち受けています。
山奥のキャンプサイトに食料や日常必需品、そしてゲストの荷物などを運ぶのが彼らの役目です。荷物運搬用にはラバが使われていました。カウボーイ曰く、ラバの方が大人しくて賢いそうです。
写真では分かりませんが、キャンプサイトの周りには高電圧のフェンスが引かれていて、野生動物の侵入を防いでいます。
駐在しているスタッフの話によると、巨大なGrizzly Bear(灰色熊)も近くによく姿を現していたそうです。
こうして写真を見ていると、懐かしさと同時に改めて貴重な体験をさせてもらったなと、当時出会った人々とBanffの自然そのものに感謝の気持ちが込み上げてきます。
現在も、オーナーは変わりましたが、ビジネスの概要はそっくり引き継がれているようです。
トレイルは、先人が残した足跡の集大成。ほんの僅かながらも、その足跡を辿る体験ができたことをとてもありがたく思います。
※こちらの記事は過去の読者投稿によるものです。
Namikさん
1993年カナダに渡り、Banffで2年間Trail Rideガイドとして働く。
1998年カナダ移民権取得。
以後、Vancouver在住。