定期的に行われる関東と関西のキャンプイベントでは大規模な清掃活動を行いますが、その時だけではなく、全国にいらっしゃる沢山の会員さん個々においてもキャンプをする時には他人がポイ捨てしていったゴミを拾って帰ったり、焚き火の不始末である通称「焚き逃げ」を片付けたりしています。
それは、全国で心無い人の不法投棄により、年々健全なキャンパーが利用できるキャンプ場や野営地が減っていっている事を知っているからです。
日本単独野営協会の活動は、野営地のゴミのポイ捨て、焚き逃げなどの危険行為、不法投棄をなくし、保全を図ることによって、誰もがいつまでも気持ちよく安全にキャンプを楽しめるようにするためのものです。
ただ、日本単独野営協会の会員さんは目の前でポイ捨てがあっても、焚き逃げがあったとしても、直接注意することは一切しません。黙って他人が残していったそれを片付けるだけです。
それは何故か。
新型コロナウイルスの蔓延により「自粛警察」という言葉が生まれましたが、それも同じく「正義を振りかざす行為」であり、正義を振りかざす行為がエスカレートすると、他人を誹謗中傷したり、車に傷をつけたり、時には暴力を振るうという犯罪すらも厭わなくなってしまうものです。これは実体験をしたり、ニュースなどを見たりして、誰もが知っていることだと思います。
直接注意すれば一時的には改善が見られるのかも知れませんが、それ以上に注意を受けた側の「逆ギレ」による暴力、逆恨みなどのリスクが予測されるので、日本単独野営協会が会員さんに対して直接の注意を認めることは、すなわち大勢の会員さんを危険に晒す行為になってしまうのです。
おかげで線路は煙草の吸殻だらけでした。
でも令和の今はどうでしょうか。ホームでタバコを吸う人はいません。
勿論ホームでタバコを吸って線路に投げ捨てる人もいません。
その結果、線路には煙草の吸殻が一つも落ちていません。
野営地での不法投棄と同じく、禁止されていてもやる人はやります。タバコのポイ捨てに関しても「別に自分くらいはやってもいいじゃないか」と思っている人も絶対いるはずなのに、何故か誰もやらなくなりました。
そしてもし、今やったとしたら、自分一人が矢面に立たされることが目に見えているからやらないのです。
しかしながら現在、事実として、沢山の方に賛同をいただき、思い描いた通りに活動が進んでいます。まだ狭い範囲ではありますが、野営地は以前とは比べ物にならないほど綺麗になって、沢山の人にキャンプを楽しんでもらえるようになっています。
「無理だ」「無駄だ」という人は、最初から諦めているか、やってみたけど途中で諦めた人です。
日本単独野営協会は絶対に諦めません。
じゃんけんもやり続ければいつか必ず勝つのと同じように、想い続け、活動を続けていけば必ず成すと考えています。
2020年10月時点ではまだ会員数は9,000人しかおりませんが、年内には1万人を超える予定です。そして、当面の目標として会員数10万人を公言しています。
会員数10万人を達成した頃には、全国に新しい流れができあがり、どこの野営地に行ってもゴミひとつ落ちていない世の中になっています。
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※こちらの記事は過去の読者投稿によるものです。
日本単独野営協会さん
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