カップ麺の“余ったスープ”の捨て方は?キャンプでの問題を解決する必携グッズ
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    2022.03.05

    カップ麺の“余ったスープ”の捨て方は?キャンプでの問題を解決する必携グッズ

    紀陽除虫菊「残った麺スープ固めてポン」とカップ麺

    筆者私物。

    外で食べるカップ麺はサイコー!でも1つだけ問題が……

    キャンプや登山で食べるカップ麺の味は格別です。自然豊かな環境で、あるいは見晴らしのいい場所で食べるだけでも、普段の何倍も美味しく感じられます。

    しかしその半面、「スープの処理に困る」という問題もついてまわります。

    基本的にカップ麺のスープをすべて飲んでいる人であれば、なんら気にすることはないでしょう。

    カップ麺の容器に残ったスープ

    全部飲みたいけれど、健康のことを考えると……。

    しかしカロリーや塩分の摂取量を抑えるために、スープは飲まないと決めている人も多いはず。

    自宅であればキッチンの三角コーナーにでも捨てるだけのことですが、キャンプや登山においては、そうもいきません。

    そんなときに便利なのが「残った麺スープ 固めてポン」。

    蚊取り線香や入浴剤などのメーカーとして有名な「紀陽除虫菊」の商品であり、その名のとおり、カップ麺のスープを固めるためのアイテムです。

    これがあれば余ったスープの処理について心配せず、カップ麺をより気軽に、そして場所を選ばず食べられます。

    カップ麺のスープを固める魔法の粉

    紀陽除虫菊「残った麺スープ固めてポン」の袋から粉を出している

    口に入れなければ安全な成分です。

    主成分は「高吸水性樹脂パウダー」。使用前はサラサラとした粉末ですが、この1粒1粒がたくさんの水分を吸収し、ゼラチン状に変化します。

    商品のラインナップは3種類。それぞれ3包入り・12包入り・30包入りで、1包あたりのコストは50〜70円ほどです。

    使用量の目安は、180ccのスープに対して1包。スープの量が多くて固まらない場合は、2包使います。

    使用するメリットは、汁もれの心配がなく持ち帰りやすいこと。そしてカップ麺の容器ごと、燃えるゴミとして捨てられることです。

    テントのなかでカップ麺の容器を倒してしまい、スープまみれになるという事故も未然に防止できます。

    使い方は粉末を入れてかき混ぜるだけ

    使い方は非常にシンプル。どなたでも迷わずに使えます。

    紀陽除虫菊「残った麺スープ固めてポン」をカップ麺のスープに入れている

    粉末を入れたスープはもう飲めません。

    1.余ったカップ麺のスープに、1包すべてを入れます。

    固まったスープを箸でかき混ぜている

    そのまま捨てられるように、割り箸や木の枝を使いましょう。

    2.箸で10秒間ほどかき混ぜ続けます。

    カップ麺のスープが固まっている

    このサイズのカップ麺であれば、1包で十分。

    3.固まるまで、そのまま放置します。スープの量や温度により固まる時間が異なります。

    カップ麺の容器をビニール袋に入れている

    ゼラチン状の粉がこぼれないように、袋へ入れましょう。

    4.そのままゴミ袋に入れて、自宅へ持ち帰ってから廃棄します(※廃棄方法は地域のルールに従いましょう)。

    キャンプ場や山小屋などに設置されたゴミ箱が利用できれば、捨てて帰ることもできます。

    しかし外部から持ち込んだゴミを捨ててもいいかどうかは、場所によって異なります。

    固めたスープはあくまで自宅に持ち帰ることを基本とし、キャンプ場や山小屋のゴミ箱を利用する場合には、ニオイが発生しないように配慮しましょう。

    注意点

    「残った麺スープ 固めてポン」は、手軽に使えて便利なアイテムです。ただし、注意すべき点もいくつかあります。なかでもとくに気をつけるべき点が2つ。

    詰まりの原因になるため、炊事場・キッチン・トイレなどに流さないこと。そして誤って口にしないように配慮すること。

    高吸水性樹脂パウダーが持つ「水を吸って膨張する」という性質が、思わぬ事故や設備の不具合につながることがないよう、正しく使うことが大切です。

    アウトドア以外にも使いどころが多いすぐれもの

    紀陽除虫菊「残った麺スープ固めてポン」とカップ麺が置かれている

    使用期限の定めがないところも、使いやすい理由の1つです。

    「いい景色を見ながらカップ麺が食べたい。でも塩分やカロリーが気になるから、できればスープは飲み干したくない」

    そんな人ほど、紀陽除虫菊の「残った麺スープ 固めてポン」が重宝するはずです。

    箸やフォークなどと一緒に携帯していれば、いつでもどこでも、カップ麺を食べられます。

    またアウトドアシーン以外にも、カップ麺のスープの処理に困るシチュエーションは多くあります。たとえば車のなか、会社、ホテルの部屋など。

    車のグローブボックスや会社のロッカー、ビジネスバッグなどに2、3包ほど常備しておくと、役に立つ日が来るかもしれません。

    「1回分ずつ小分けされているから携帯しやすい」

    これもまた「残った麺スープ 固めてポン」の魅力的なところです。

    紀陽除虫菊 残った麺スープ固めてポン3包入

    包装サイズ:10×15.7×0.5cm
    内容量:3包
    価格:214円

    紀陽除虫菊 残った麺スープ固めてポン12包入

    包装サイズ:9×11.5×5cm
    内容量:12包
    価格:693円

    紀陽除虫菊 残った麺スープ固めてポン30包入

    包装サイズ:12×11.5×10.2cm
    内容量:30包
    価格:1,650円

    私が書きました!
    アウトドアライター
    斎藤純平
    キャンプに関する記事を中心に執筆しているアウトドアライター。趣味はキャンプ・国内旅行・バイク・スキューバダイビング。温泉や神社を巡るのも好きで、そこそこ詳しい自信あり。どこにも定住しない自由気ままな生活を目指すため、ライターとして活動している。

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