キャンプで必要になる調味料
キャンプ飯を作るのに欠かせないのが、調味料。
昨今のキャンプブームの影響もあり、アウトドアメーカーからは多くの調味料が販売されるようになりました。
多くの調味料が簡単に手に入るのは、キャンパーからすれば嬉しいことです。一方で、選択肢が増えてしまい、どれを持っていこうかと迷うことが増えてきたのも事実です。
そこで今回は、調理師免許を保有している筆者が、キャンプ初心者におすすめの調味料を3つ厳選しました。
キャンプに持っていく調味料で悩んでいる方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
キャンプで使いやすい調味料とは
筆者が考える、キャンプで使いやすい調味料の条件は以下の2つです。
- 常温で保存可能
- 特定の料理以外にも使える
2つの条件について、順番にご説明いたします。
1.常温で保存可能
キャンプに持っていく調味料は、キャンプ用の調味料ケースなどに入れたまま、常温で保存しているキャンパーが多いと思います。
また、キャンプ中も常温で置いている場面が多いので、常温で保存可能な調味料のほうが使い勝手は良いと言えるでしょう。
逆に、キャンプで持ち歩くのに不向きな調味料を挙げると、例えば”味噌”です。
発酵食品なので、短期間の常温保存は可能ではあるのですが、「湿気の多い場所ではカビが生えやすい」「減塩味噌やだし入り味噌は、細菌やカビが繁殖しやすい」などの注意点があります。
せっかくのキャンプでお腹を壊してはいけないので、キャンプに持っていきたい調味料があるならば、常温保存が可能かどうか、事前に把握しておきましょう。
2.特定の料理以外にも使える
キャンプでは、同時に数種類の料理を作ることが多いと思います。
その場で余った食材を組み合わせて一品作ることもあるので、どのような食材にも合う調味料があると便利です。
特定の料理にしか使えない調味料の分かりやすい例は、ご家庭でよく使われる“みりん”。みりんは照り焼きなどに使うことで、甘みを出し、魚や肉の臭みを消してくれます。しかし、どのような食材にも合う調味料とまではいえないでしょう。
特定の料理に使う調味料は、キャンプ中は使用場面が少なくなってしまうので、必要な回にのみ持参するのがいいでしょう。
これらの条件を踏まえたうえで、筆者がおすすめする調味料を3つ紹介します。
キャンプでおすすめの調味料3選
キャンプで常備するおすすめ調味料は、こちらの3つです。
1.塩
1つめは、塩です。
基本的にどの料理にも入っているので、揃えておけば、活躍すること間違いなしです。
ステーキや鍋などに、幅広く使用することができます。
筆者は、塩と胡椒を分けて使うために、2段の調味料ボトルを使用しています。
調味料ボトルは、「GoStak(ゴースタック)ブレンダーボトル ピクニック容器」を使用。多少の衝撃でも割れることのない耐久性や、収納しやすい縦長のフォルムがキャンプに向いていることもあり、気に入って使用しています。
2.醤油
2つめは、醤油です。
醤油は魚料理を作るときや、うどんなどの麺類を煮込むときなどに必須です。とても使用頻度の高い調味料なので揃えておきましょう。
市販の醤油をミニボトルに分けて持っていくのもいいのですが、酸化してしまうので、筆者は二重構造ボトルの醤油の購入をおすすめします。
筆者の愛用している二重構造ボトルの醤油は、開封してからも常温で90日間保存できるとのこと。また、内容量は200mlとワンシーズンでちょうど使い切れる内容量なので、おすすめです。
3.油
3つめは、油です。
鉄板やフライパンを多用するキャンプでは、油は必須です。
かばんの中でこぼれないよう、油を持ち運ぶ際には「フタの締まりがよく」、「注ぎ口から油がたれにくい」タイプのボトルを使うようにしましょう。
筆者が油を入れている調味料ボトルは、「HARIO(ハリオ)ドレッシングボトルスリム 120ml」を使用しています。
こちらのドレッシングボトルは、ボトルにドレッシングの材料を入れて、そのままフタを閉め、振って作れるように開発された商品だそうです。
「振って作れるほどの密封性があるなら、油もこぼれないのではないか?」と考え、購入したところ、見事にこぼれることなく使用することができました。
また、ボトルの注ぎ口が外側に拡がっているのもポイントです。
外側に拡がっていることで、油を注ぎ、ボトルの向きを上に戻した際に、注ぎ口に残った油がたれることなく、そのままボトルに戻っていきます。
このような液ダレしにくい構造になっているのも、使いやすいポイントです。
以上、常備すべき調味料3つをご紹介しました。
続いて、上記以外の調味料をキャンプへ持っていく場合の持ち運び方法をご紹介します。
他の調味料をキャンプで使う時の方法
筆者がよく実施しているのは、自宅で合わせた調味料を持参する方法です。
作りたいレシピに必要な調味料を事前に合わせておき、ボトルやチャック付きビニールバッグの保存袋に入れて持っていきます。
このように事前に家で用意しておくと、キャンプ用の調味料を買い足す必要も生じません。
キャンプ中の調理時間も減るので、ぜひ試してみてください。
ちなみに、筆者は上述した理由などから、常温保存を可能とした調味料ばかりを選んでいます。
「常温保存」とは、一般的に15度C〜30度Cで保存されることが想定されています。そのため、「直射日光が当たらず」、「高温多湿にならない場所」に収納しています。
まとめ
今回はおすすめの調味料と、調味料の収納方法などについてご紹介しました。
最近では、芸能人や人気のある発信者がプロデュースしている調味料などもあり、つい目移りしてしまいますよね。
もちろん、それらを購入して楽しむのもキャンプの醍醐味です。
今回紹介した基本の調味料を押さえつつ、自由にキャンプを楽しんでいきましょう!