近年ブームになっている「ソロキャンプ」ですが、当然ながら1人でキャンプに行く際には、準備から後片付けまでを全て1人で行なわなければいけません。
グループキャンプでも、友人が後からキャンプに合流する場合など、1人で準備を進めなくてはならないシーンがあるでしょう。
最近は、ワンタッチテントのようなキャンプ初心者でも1人で簡単に設営できるテントも増えてきています。
しかし、雨が降ってきたときや日差しが強いときに、しっかりとした居住スペースを確保してくれるタープは、1人で簡単に設営することができません。
ここでは、キャンプ初心者の方でも簡単にタープを1人で設営できるよう、筆者私物のヘキサ型のタープを使ってタープを1人で設営する方法を解説をしていきます。
タープを1人で設営する手順
1.ポールとタープを一直線に並べる
まずは、袋からタープ、ポールを出し、ポールを伸ばします。
そして、ポール、タープの天井部分の辺、ポール、の順でそれらを一直線上に並べます。
この際、タープは半分に折り畳んだまま地面に並べましょう。
折り畳んでおけば、地面につく面積が小さくなり、タープの内側が汚れずに済みます。
このタイミングでタープをすべて広げてしまうと、タープの内側が完全に地面に着くことになります。もし地面が汚れていたり湿っていたりする場合、その汚れや水分がタープの内側についてしまいます。
タープの内側が汚れた状態で設営を行なってしまうと、後にタープ内でキャンプ飯を食べている際などに、汚れがタープをつたって食べ物の中に落ちてくる可能性があるので注意しましょう。
2.ポールに取り付けするロープにペグを打ち込む
次に、ポールに取り付けるロープにペグを打ち込んでいきます。
この際、ペグを打ち込む場所が非常に重要になります。
ペグの場所は、ポールの端(設営した際に地面につく側)を軸にして、ポールを左右に90度ずつ回転させたところにしましょう。
そうすることで、ポールを立ち上げた際、45度の角度でポールを支えることができます。
また、ペグを打ち込む際には、ペグの先端を少しポールの方に傾けて打つと、よりロープの張力に耐えることができるようになります。
地面の状態によっては、ペグが石に当たって入りにくいこともあります。
石に当たったと思ったら、その場に無理にペグを打ち込むのではなく、少し場所をずらして再度打ち込みましょう。
石に当たっているのに無理にペグを打ち込んでしまうと、ペグが石に負け湾曲してしまうこともあるので注意しましょう。
3.ポールを立ち上げる
ポールから出るロープ両端の2点のペグを打ち終わったら、反対側のポールのほうも2点のペグを打ちこみます。
4点のペグをすべて打ち終えたら、ポールを立ち上げていきます。
この際、ポールの頂点が上からロープ、タープ、ポールの順になっていることを確認してください。
もしロープの上にタープがある場合、風が吹いた際にタープが吹き飛ばされてしまう恐れがあります。
ロープが一番上にあるのが正解、と覚えておきましょう。
片方のポールを立ち上げたら、ポールの頂点がタープの中心に少し寄るように傾けておくと3点のバランスをとりやすくなるのでおすすめです。
そして、もう片方のポールを立ち上げたら、ロープの長さを調節して張力のバランスをとります。
4.4つ角のロープにペグを打ち込む
最後に、ヘキサ型のタープの4つ角から出ているロープにペグを打ち込んでいきます。
どこから打ち込んでもいいのですが、ロープを長くすればするほど、タープの居住スペースを大きくすることができます。
また、ロープを短くすればするほど、横からの視界を遮ることができるので、よりプライバシーが守られ、落ち着いた空間を作ることができます。
最初のペグを打ち込んだら、次は対角方向のペグを打ち込んでいきます。
すべてのペグを打ち終えたら、各々のロープ上の自在金具を調整し、タープの張り具合がちょうどよくなるように整えます。
こうすることで、最終的なタープの形をより綺麗にすることができます。
この4つ角のペグを打ち込めば、タープは完成です。
まとめ
このように、しっかりとした手順、ポイントを押さえることができれば、1人でも綺麗にタープを設営することができます。
これからソロキャンプを始めてみたいと思っている方は、ぜひこの記事を参考にして、1人でも綺麗にタープを設営できるようになりましょう。