どの駅からも、ちょっと遠い。が、それがいい。
2007年にスタートしたブランド「ELNEST CREATIVE ACTIVITY」(以下、エルネスト)は、旅をテーマのしたモノづくりを行なうアパレルブランド。このほど長らく代々木上原駅近くにあった店舗兼アトリエが移転し、「ELNEST TOKYO// MIGHTRY」として新装オープンした。
新たにカフェを併設しパワーアップ! 店内でコーヒーや緑茶、
最寄り駅は東京メトロ千代田線「代々木公園」駅や小田急小田原線「代々木八幡」駅などだが、どちらからも10分以上歩く。駅チカではない。それがまたいい。
渋谷区富ヶ谷は、渋谷駅周辺の賑やかな雰囲気とは違って静かな住宅街。代々木公園や大学もいくつかあり、緑も濃いエリアだ。
渋谷駅から鍋島松濤公園を経てのんびり散歩がてら行くのもオススメ(ちなみに徒歩約20分)。
移転先は元パン工場跡。スタッフ総出のDIY!
昨年11月で移転前の場所での営業を終了。その後、移転先での3月オープンに向けて、
店内は、入口を入るとすぐにカフェがあり、さらに奥に進むとショップスペースになっている。木の温もりが感じられる明るい店内だ。
「長年パン工場だった跡地なので、床壁天井の清掃やペンキ塗りは中々ハードでした。でもこうして無事にオープンが迎えられてよかったです」と、広報担当の江波さん。
自分たちで手で改装作業をしただけあって、スタッフのみなさん誰もが感慨深げ。
個性が光るエルネストのアイテム
ELNEST TOKYO// MIGHTRYでは、オリジナルデザインのアパレルを中心に、カトラリーやテントなど厳選されたキャンプギアも多く展開している。
なかでも日本の伝統工芸を活かしたアイテムは、味わい深く飽きのこないアイテムばかり。どの商品もひと目でエルネストのものだと分かるオリジナリティーがある。
近年は、CASIOのプロトレックやグレゴリーとのコラボレーション商品が話題だ。
グレゴリーとは屋久島をテーマにしたアイテムが昨年夏にパラゴン48など中型パックを含む全16型がリリースされたが、どれもすぐに品薄状態になった。
エルネストのディレクターを務めるのは俳優の井浦新さんだ。一昨年本誌ビーパルにもご登場いただいたが、登山を趣味として、民俗や縄文文化にも造詣が深い。そうしたポイントが各商品にも色濃く反映されている。
春うらら。ぜひ、散歩がてら訪れてみては?
ELNEST TOKYO // MIGHTRY
- 東京都渋谷区富ヶ谷2-12-19 1F
- 電話03(6686)8138
- 営業時間 11:00〜19:00
- 定休日 水曜
- 東京メトロ千代田線「代々木公園駅」/小田急小田原線「代々木八幡駅」徒歩12分
※取材/須藤ナオミ