スコットランドでアウトドアアクティビティといえば、やはりハイキングやトレッキング、そして登山!ビーチで水遊び、湖でカヤッキング等ももちろん人気がありますが、1年を通して比較的冷涼な気候が続くスコットランドでは、水辺より野山を楽しむ時間が長いのです。郊外へ出れば、ハイキングコースはスーパーの数より遥かに多い! 歩く場所には事欠かない土地なのです。
というわけで、今回は「英語の登山/ハイキング用語」のスコットランド編をお送りします。
ご存じの方も多いと思いますが、スコットランド英語は、ゲール語やスコットランド語が混ざり合ってできた単語も多く、特に地名や地形は独特の名前で呼ばれるものが多々あります。新しい言語を学ぶつもりで、ぜひ挑戦してみてください!
第1問:「ハイキング」や「トレッキング」をスコットランド英語でなんていう?
a)Walk(ウォーク)
b)Journey (ジャーニー)
c)Hill Walking(ヒルウォーキング)
d)Picnic(ピクニック)
【第1問の正解は……】
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「c)Hill Walking(ヒルウォーキング)」です!
ハイキングやトレッキングでももちろん通じますが、スコットランドを含め、イギリスではヒルウォーキングと呼ぶのが一般的です。
イギリスは全体的に土地がなだらかで、日本と比べてもそれほど高い山がありません。イギリス最高峰の、スコットランドにあるベンネビス(Ben Nevis)でも標高1345メートルと富士山の3分の1程度。「丘陵地(ヒル)を歩く」という言い方がしっくりくるのでしょうね。
第2問:「登山道」や「遊歩道」をスコットランド英語でなんていう?
a)Bridlepath(ブライドルパス)
b)Pavement(ペイブメント)
c)Driveway(ドライブウェイ)
d)Footpath(フットパス)
【第2問の正解は……】
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「d)Footpath(フットパス)」です!
イギリスでフットパスとは、人間のみが歩くために整備された道のことを指します。人間に加えて、馬に乗って歩いてもよい道はBridlepath(ブライドルパス)と呼ばれます。
ブライドルパスは特に珍しいものではなく、森林公園の中や、ゴルフ場の周り歩くコースなどでは時々乗馬をしている人たちに出くわします。そんな時は、人間同士と同じで、お互い道を譲り合い。馬を驚かせないためにも、マナーは大切です!
第3問:「湖」をスコットランド英語でなんていう?
a)Munro(マンロー)
b)Water(ウォーター)
c)Sea(シー)
d)Loch(ロッホ)
【第3問の正解は……】
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「d)Loch(ロッホ)」です!
氷河侵食によって形作られたスコットランドには、3万個以上の湖が存在し、ヒルウォーキングコースにはつきものです。湖のことを「Lake(レイク)」と呼ぶ人はほぼいないので、道案内を理解する為にも覚えておいた方が良いでしょう。かの有名なネス湖も「Loch Ness(ロッホネス)」です。
ちなみに、イングランド、特に南西部のイングランド人は、Lochのことを、ロッホではなくロックと発音します。この「ロック」をお気に召さないスコットランド人は数知れず。
とはいえ、大抵の外国人はロックと発音するので現地の人も慣れています。が、「ロッホ」と発音すれば、「お、こいつ分かってるな」と思われること間違いなし!
なお、マンローは、3000フィート(914メートル)以上のスコットランドの山のことです。
第4問:「谷」や「渓谷」をスコットランド英語でなんていう?
a)Ben(ベン)
b)Trench(トレンチ)
c)Firth(ファース)
d)Glen(グレン)
【第4問の正解は……】
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「d)Glen(グレン)」です!
スコットランドには氷河侵食によってU字型に削られたグレンが至る所にあります。ヒルウォーキングに繰り出す際、地図上にグレンの名があれば、両側を壁のような丘に囲まれた地形を歩くことになるでしょう。
ベンは山のことで、ゲール語のBeinnから来ているようです。ファースは、細長い入江や河口を意味します。
第5問:「小川」や「水流」をスコットランド英語でなんていう?
a)Burn(バーン)
b)Wee(ウィー)
c)Life(ライフ)
d)Drizzle(ドリズル)
【第5問の正解は……】
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「a)Burn(バーン)」です!
一般的に、大きな川はRiver(リバー)、集落や平原の中を流れる比較的細めの水流にバーンと名がつく傾向にあります。これこそ、地元の方に道を尋ねる場合、知らないと何のことなのか全く分からないので、知っていて損はありません。
ウィーは、小さな、という意味です。道を尋ねたら、「You will see a wee bothy in 10 minutes.」 (10分くらいで小さな小屋が見えてくるよ。)なんて答えが返ってくるかも知れません。Bothy(ボッシー)は小屋を意味します。
以上、登山やハイキングで使う英語スコットランド編でした。いつか、スコットランドでヒルウォーキングをする機会があれば、ぜひ思い出して使ってみてください!
米大学院環境学修士号取得後、約5年間のカナダ生活を経て、2019年よりスコットランド在住。海外関連記事執筆や取材コーディネーター等として活動中。海外書き人クラブ会員(https://www.kaigaikakibito.com/)。