ダンボールに巻いたり、手ぬぐいに包んだり。野外に包丁を持ち出すのは、気をつかうもの。そこで今回は、包丁を安全かつ手軽に運べるケースを紹介いたします!
道具
材料
木のケースを作る
いちばん長い包丁の長さ(長野さんは25.5cm)に合わせて、のこぎりで板を切断。
1本の包丁に対し、表、裏、側面×2の4つのパーツが必要。側面には柄より薄い材を選ぶ。
膠が浸透しやすいよう、側面の部材を貼る場所を濡らした布で拭いて湿らせておく。
60~70度の湯煎で溶かした膠を木の端材などで、側面と表板の両パーツに塗る。
表板に貼る。側面のパーツを指で押さえ、左右に若干合わせながらつけていく。
両端に側面パーツをつけたら、同様にして裏板も貼り、よく乾燥させる。
乾いたら、全体に紙やすりをかけ、滑らかに整える。角は丁寧に面取りをすること。
全体に植物性の塗料を塗る。淡水性や防腐効果も高まり、長持ちする。これを4つ作る。
後編では仕上げていきます!
教えてくれた人
長野修平さん
自然素材にこだわったものづくりをする、ネイチャークラフト作家。食周りの道具を作る際は、安全性を考慮し、接着剤や塗料までも自然由来のものにこだわる。