すべて2022年の新作&初上陸モデル!アウトドア達人が徹底検証したファミリーテント 10選
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    2022.07.17

    すべて2022年の新作&初上陸モデル!アウトドア達人が徹底検証したファミリーテント 10選

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    最新キャンプ道具をアウトドア達人がチェック!

    今年も、気持ちのいいキャンプシーズンが到来!となると、キャンプ道具を新調したいところ。でも数が多すぎて、本当に自分に合うものが見つけにくいですよね。そこで、最旬の新商品を編集部が全部チェック!ここではファミリーテントのおすすめをご紹介します。

    “フィールドの我が家”を見つけよう

    昨今のファミリーテント市場で目立つのは、寝室とリビングを併せ持つ2ルームタイプが圧倒的だ。大きくて設営に時間がかかっても、立ててしまえば天気が悪いときでも窮屈な思いをすることなくリビングでゆったり過ごせるからだ。

    ところが今年は、ワンルームタイプがたくさん登場している。2ルームに比べて軽量・コンパクト性に優れ、初心者でも設営が楽にできるのが特徴だ。しかも構造や機能、デザイン、カラーなど、個性派が勢ぞろい。

    さらには、昨年から今年にかけて上陸したエリスキャンバステント、ノルテント、クルーアといったフレッシュな顔ぶれの海外ブランドも、ファミリーテント市場に参入してきている。

    そういう意味では、既存のトレンドであるティピー型や2ルーム仕様に加え、新しい選択肢が大幅に増えたといえる。ここで紹介しているような個性派モデルなら、広いキャンプ場に行ってもご近所さんと被りにくいテント選びができるのも、大きなアドバンテージ。

    家族構成や使う頻度、キャンプスタイルを吟味したうえでタイプやサイズを選び、あとは通気性、剛性、居住性をチェックしておけばOK。きっと、キャンプ場でも際立つ、自分の家族にぴったりな“フィールドの我が家”に出合えるはずだ。

    BE-PAL流ファミリーテント選びのポイント3

    テントも家族サイズとなれば、価格もアップ。それだけに設営のしやすさ、快適性、収納性などをチェックして慎重に選びたい。ここでは今季新作、初上陸モデルに絞って紹介する。

    1 スムーズな空気の流れを妨げない通気性

    2 強風に負けない構造体としての剛性の高さ

    3 最低4人程度でゆったり過ごせる居住性

    私がチェックしました!
    アウトドア用品デザイナー
    佐藤裕一郎さん

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    テントをはじめ、さまざまなアウトドアギアのデザインを手がけるスペシャリスト。その鋭い観察眼から発するコメントの説得力はピカイチだ。

    インナーを増設すれば2家族でも使える!

    ザ・ノース・フェイス/ノーチラス4×4  
    ¥170,500

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    剛性の高さが半端ない! ※張り出し用ポールは付属しません。

    アウトフレーム構造で、フライに吊り下げ式インナーを付けたまま立ち上げられるので、設営は意外と簡単。また、ウォール全体が三角形のパネルで構成されているのも見逃せない。「三角を基調としたこのトラス構造というのは、剛性を高くするメリットがあります」(佐藤さん)。付属インナーは左右どちらにでも付けられ、別売りインナー(¥27,500)も装着可能だ。

    収容人数/4人(最大8人) 
    サイズ/310×220×高さ235cm
    重量/20.9kg
    問い合わせ先:ゴールドウイン カスタマーサービスセンター 
    TEL:03(3481)7266、0120-307-560

    たくさん設けられた開閉可能なメッシュ窓に加え、下からもしっかりと通気できるベンチレーターがあり、換気性能はバッチリだ。

    メインのクロスポールと左右のアーチポールをガッチリ留めるリッジポール(露出した黒いポール)が、剛性を高めている。

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    寄りかかろうが、押し倒そうとしようがビクともしない。「このサイズでこれほど高い剛性があるテントは珍しいよね」(佐藤さん)

    通気性能がアップして夏のキャンプがより快適に!

    コールマン/タフスクリーン2ルームエアー/MDX+  
    ¥89,800

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    真夏でも涼しく過ごせまーす!

    涼しさにおいては実績のある、遮光生地を採用したダークルームテクノロジー。今年の新作は、メッシュ地を新たにワイドエアメッシュに変更することで、通気性能が格段にアップ。インナーテントには、別売り電動ファンをしっかり取り付けられる工夫が施され、暑い季節のキャンプをより快適に過ごせるようにアップデートされている。

    収容人数/4〜5人 
    サイズ/約560×340×高さ215cm 
    重量/約19.5kg
    問い合わせ先:コールマン カスタマーサービス TEL:0120-111-957

    インナーテント上部には別売りの電動ファン(¥3,980)が取り付け可能。スイッチ操作で、換気、送風の切り替えが簡単にできる。

    インナーのフライ部分とルーフフライにダークルームテクノロジーを採用。真夏でも強い日射しをしっかりブロックしてくれる。

    大きな窓に加え、地面近くにも換気窓が付き、さらに天井にも! 外気を取り入れ、上部に淀んだ空気を速やかに排出してくれる。

    個性的なフレーム構成で居住空間が広々!

    ニーモ/オーロラ ハイライズ 4P  
    ¥51,700

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    クロスポールの前後にセットするリッジポールが、テントの両サイドを大きく押し広げる構造。実際に内部に入ってみると見た目より空間が広く、高さも十分にあるので着替えなどもしやすい。フルフライではないが、インナー両サイドのウォールは防水地なので雨が染み込む心配はない。このサイズで6kg強という軽さも大きな魅力。

    収容人数/4人
    サイズ/254×229×高さ191cm
    重量/6.25kg
    問い合わせ先:イワタニ・プリムス TEL:03(3555)5605

    フライの出入り口が広く、ヘッドクリアランスもいいので出入りが楽。予備のポールが2本あれば、張り出すこともできる。

    インナーには通気性を考慮してメッシュパネルを多用。フロアにはチェック柄のプリントが施されている。

    焚き火との相性がいいTC素材を採用

    YOKA/ヨカ キャビン〈基本セット〉  
    ¥88,000

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    ボトムをペグダウンして、メインポール2本を突っ張るだけで自立し、寝室後部に居住性を高めるサブポールをセットすれば完成。さらに付属の伸縮ポール2本を活用して、張り出しに段差を付けてセットしたり多彩な張り方ができるようになっている。薪ストーブ用の煙突ポートが付いているのでオールシーズン使える。

    収容人数/2〜4人 
    サイズ/355×270×高さ220cm
    重量/約12kg
    問い合わせ先:トゥエルブトーン office@twelvetone.jp

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    張り出し部分にジッパー着脱式の横幕(付属)を付けることで、風雨の吹き込みを防ぐことができる。シルバー部分は再帰反射素材。

    フィールドで際立つ個性的なデザイン

    ogawa/クーポラ 
    ¥165,000

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    出入り口4か所はGOOD!

    7本のアーチポールで構成された、張りがあって美しい佇まいの大型ドーム。インナーはフロアレス仕様で、付属の着脱式グランドシートを就寝人数に合わせてセットして使えるのが特徴的だ。また、左右に振り分けて寝室をセットし、中央部をリビングとして使うこともできる。「前後左右に出入り口があって、大人数で使うときは便利だよね」(佐藤さん)

    収容人数/8人 
    サイズ/570×285×高さ200cm
    重量/15.95kg(付属品除く)
    問い合わせ先:キャンパルジャパン TEL:0800-800-7120

    フライのベンチレーターとリンクしたインナー天井部の換気窓は、「テント内に適度な換気システムを成立させます」(佐藤さん)

    着脱可能なグランドシートは、インナー全面、一部を土間仕様にもセットできる。すべてはずせばシェルター仕様になる。

    インナーには、入り口部分(色の薄い部分)を除いて全面に通気性の高いTC素材(色の濃い部分)を使っている。

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    インナー用の3種類のポールは色分けされ、ポールスリーブ先端の色に合わせてインサートすれば迷わず設営できる。

    モスファン垂涎!往年のモデルを忠実に復刻!!

    モス/アンコール 
    ¥288,000

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    フロアの4辺以外、すべて曲線と曲面で構成された美しいシルエットのモデル。その存在感は、前室がないとか、出入り口がひとつしかない──というデメリットを補って余りある。復刻に当たっては保存されていた設計図等をもとに忠実に再現され、米国イーストン社製ポールを除いてほとんどが日本製で、幕体も1984年当時のオリジナルカラーを採用。

    収容人数/2〜4人 
    サイズ/206×267×高さ199cm
    重量/6.4kg
    問い合わせ先:モスジャパン shop@mosstents.net

    内部空間を押し広げる機能を持つサイドの窓。デザイナーのビル・モスはこの窓からの景色を1枚の絵と捉えた。

    ハーフフライ仕様で前後室はないが、外観の美しさはバツグンだ。もちろん、インナーのドアパネルは防水仕様。

    魚座型に交差したポールが作り出す広い天井はオールメッシュ。「身長186cmの私でも立って着替えられますよ」(佐藤さん)

    圧倒的存在感がある、コットンテント

    エリス キャンバステント/トラックテント 
    ¥327,800

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    米国コロラド州発祥のコットンテントブランドの最新モデル。本体は船舶用に使われていた「サンフォージャークロス」という100%コットン素材で、防水・難燃・防カビ・耐久性に優れている。カーサイドにセットすることを前提にデザインされているが、もちろん単独使用でも問題なし。正面中央のほか、右側にも出入り可能なドアが付いている。

    収容人数/3人 
    サイズ/約420×215×高さ225cm
    重量/約24kg
    問い合わせ先:アブレイズ TEL:045(810)1815

    張り出しのマチ部分は、張り出す高さなどに応じて調節できる。グロメットに紐を通す方式がレトロ感満点で微笑ましくもある。

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    背面側も短いポールで立ち上げられるので居住性もまずまず。張り出しの先端方向に車を停めて、カーサイドテントとしても使える。

    背面側には薪ストーブ用の煙突ポートを装備。ポート部は着脱式カバー付きなので、テント自体はシーズンを問わず使用可能。

    収納ケースは袋状ではなく風呂敷タイプ。幕体を丸めながらケースの上に転がし、あとはストラップで圧縮する方式。これは楽ちん!

    アイルランド発インフレータブルテント

    CRUA OUTDOORS/クルーア コア 
    ¥216,000

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    フットポンプで設営が超カンタン!

    寒さに負けずテント泊できる中綿入り断熱テントを開発して、2015年に設立された日本初上陸ブランド。クルーア コア自体はインフレータブル式のシングルウォール構造になっており、広い前室が付いている。必要に応じて別売りの断熱テントを内部にセットすれば、冬でも寒い思いをせずに過ごせる。専用フットポンプは別売り(¥5,400)。

    収容人数/5人 
    サイズ/340×500×235cm
    重量/15kg
    問い合わせ先:オールインオール osbornebridge@dream.com

    コアの両サイドに、2人用の「クルーア デュオ」(¥49,000)を連結することもできる。「小部屋が付くと子供が喜びそうだね」(佐藤さん)

    クルーアの最大の特徴はこの中綿入りテント(¥108,000)。高価だが冬のキャンプには強い味方だ。撮影時の内外気温差は8度C。

    過酷な気象条件にも対応する4シーズンモデル

    ノルテント/ギャメ4 
    ¥170,500

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    ノルウェーの先住民、サーミ族の伝統的な住居である「Gamme」をイメージして開発されたモデル。薪ストーブ用煙突ポートや裾全周にスノーカートを装備し、過酷な気象条件下でテント泊をする研究者からも高く評価されている。インナーは別売り(¥21,000)。2019年に創設された日本初上陸ブランド。

    収容人数/4〜5人 
    サイズ/直径315×高さ160cm
    重量/5.8kg
    問い合わせ先:アブレイズ TEL:045(810)1815

    換気窓の連携はバッチリだね!

    軽くて扱いやすいポリエステル素材仕様

    チャムス/ブービー キャビン テント 4 
    ¥162,800

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    ブービーフラッグが目印でーす!

    フラッグがなくても十分に存在感のある2ルームテント。4人がゆったり寝られる寝室に加え、広いリビングルームが備わり、張り出しをセットすればとても開放的だ。リビングには印象的な赤い格子のTPU(サーモプラスチックポリエチレン)製窓が付き、インナーのドアには小物ポケットを装備。※8月発売予定。

    収容人数/4人 
    サイズ/約300×500×高さ200cm
    重量/約24.7kg
    問い合わせ先:チャムス 表参道店 TEL:03(6418)4834

    ※撮影/高柳 健 撮影協力/坂本りえ、早坂英之、NONIWA
    ※構成/坂本りえ 撮影/中村文隆 協力/影山盛太、木村泰河、木下源起

    (BE-PAL 2022年5月号より)

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