BBQグリルの熱源は、炭、ガス、そして、電気。最近、Weber(ウェーバー)の電気グリルのテクノロジーが進化して、かなり使いやすくなり、BBQ初心者から上級者まで、料理上手には特にオススメだということを聞きつけて、体験会に参加してきました。
会場は、東京・青山にある「グリルアカデミー青山」。普段は、BBQに精通したシェフがグリルの使い方を丁寧に教えてくれるアカデミー(教室)を開催している場所です。スキルを問わずにBBQ体験でき、グリル購入を検討中の方の受講も多いそうです。
火起こし要らず。コスパもよし。電気バーベキューグリルだからこその利点の数々
今回は電気グリルがメインのレクチャー&体験です。まず、電気グリルの大きな利点は、火起こしの手間がないこと。そして、デジタル温度調節機能が搭載されているので、こまめに火加減することなく、グリル内の温度がキープできます。チャコールやガスカートリッジと比べて、燃料のコスパもよし。調理中に熱源に油が落ちにくいため、煙も少ない。
さらに心強い味方が「Weber Connect」。スマートフォン(アプリ)と連動させることで、レシピの準備から仕上がりまでの全工程をサポート。調理中は、タイマー、温度計の役割もしてくれて、焼き加減や食材を裏返すタイミングをスマホに通知してくれるので、簡単にプロ級の焼き上がりに。
屋外はもちろんのこと、自宅の庭やベランピングでも気軽にBBQが楽しめそう! 早速、実際に使ってみましょう!
スロー&低温調理がポイント。ベランピングにも活躍してくれる!
今回、電気グリル「Weber Pulse 1000」を使ったBBQ体験を指導してくれたのは、グリルアカデミー青山のシェフ、柴田ジョーシュワ・スティーブン寛樹さん。日本生まれのアメリカ育ち。Weberのグリルを使って家族で日常的にBBQをしていたということもあって、かなりの経験者です。
実際にシェフの技が間近で見られる貴重な機会。さわやかな笑顔、軽快なアメリカンジョークも楽しめます(笑)。
体験は「BBQプライムリブ」と「ハーブラム」の2品。BBQで、厚みのある肉や塊肉を焼くと、外は焦げてしまうのに中は生焼け、また、焼きすぎて肉がパサパサ……という苦い経験をした人も少なくないはず。今回は、簡単なのに中心部までしっかり加熱でき、仕上がりはプロ並みという方法を教えてもらいます。
【BBQプライムリブの材料】
- プライムリブ(ポーク)
- オリーブオイル
- 塩
- 胡椒
- ガーリックパウダー
「BBQプライムリブ」の仕込みは簡単! プライムリブにオイルを塗ってから、塩、コショウとガーリックパウダーをまんべんなく振って、ラックに乗せます。180度Cに予熱した電気グリルに置いて焼き、専用の温度計をスマホにつなぎ、肉の内部の温度をチェック!
肉の内部が約60度Cまで上がったら、肉を一旦、取り出します。
肉に好みのBBQソースをまんべんなく塗って、アルミホイルで包んで再度、直火に当てないようにラックに肉を置き、蓋をして、グリル内の温度が125度Cを超えないように注意しながら、焼いていきます。肉の中心が90度Cになるまで低温でじっくりと加熱するのが、ジューシーに仕上げるポイント!
続いて、「ハーブラム」で、ガス火のグリルも体験しました。
ラムラック(骨付きラムの塊肉)に塩、こしょうを振り、オリーブオイル、マスタードをまんべんなく塗って、ハーブパン粉(今回はパセリ、バジル、ローズマリー、ミント入り)を付けたら、ガス火のグリルへ。
直火で肉に焼き色を付けたら、やはり遠火の低温で、肉の中心が53度Cになるまでじっくり加熱。最後に直火で焼き色を付けて仕上げます。
お肉をおいしく焼くコツ
「BBQプライムリブ」と「ハーブラム」は、どちらも、驚くほど柔らかく、ジューシーな味わい。特別な肉でなくてもいいんです! 大型スーパーで買ってきた塊肉でOK。ジューシーに仕上げるコツは、直火に当てず、遠火でじっくり時間をかけて焼くこと!
使うBBQソースや、ハーブ・スパイスをアレンジすれば楽しみは無限に広がりそうですね!
BBQも料理も初心者でも問題なし! 仕込みは手間いらず、基本的にはグリルにお任せで、電気グリルなら温度や調理のタイミングはスマホが教えてくれる。家でも昼に仕込んでおけば、夜にはBBQが楽しめちゃう。お外ご飯だけでなく、毎日のように活躍してくれそうです!
問い合わせ/
Weberストア青山
03・6805・1196
https://www.weber.com/JP/ja/home/
ワークショップは不定期開催につき、WEBサイトを要チェック!