2022年6月18日(土)、コールマンがモリパーク アウトドアヴィレッジ 芝生の広場で「マイ・ロックガーデンをつくろう! ワークショップ & ミニ・トークショー」を開催しました。参加者は自分で植物や岩を配置し、不要になったテントをアップサイクルした鉢カバーを被せて世界に一つだけの寄せ植えが完成。使わなくなったテントの再活用方法を提案するコールマンの取り組みをご紹介します。
「モノの見方」が変わる。不要になったアイテムに、新しい命を
今回開催されたイベントはコールマン「MFYR」と、山梨にあるガーデン・ショップ「YardWorks」とのコラボレーション企画。「MFYR」は「MOVEMENT FOR YOUR RIGHT」の意味で、やむなく使わなくなってしまったテントなどの廃棄物に新しい命を吹き込むことをコンセプトにしたプロジェクトです。
トークイベントではコールマン マーケティング・ディレクターの根本 昌幸さん、さまざまなキャンプ場の企画・デザインに携わるコールマン クリエイティブ・アドバイザーの松岡 善之さん、YardWorks代表で造園家の天野 慶さんが登場。
根本さん「アメリカ本社など世界中のコールマンで地球のために良いことをしている中、日本でできることはないかと考えた時に、松岡さんからアップサイクルの提案を受けてMFYRがスタートしました。毎年廃棄せざるを得ない商品を生き返らせ、皆さまに届けられたら面白いと考えたのです。こういった取り組みをキャンプ用品でもできるということを、皆さまに共感してもらえたらと思っています」
松岡さんがアップサイクルを提案したきっかけは、キャンプ場でゴミステーションに捨てられていたテントやタープ。
松岡さん「まだ使えるものがあるにも関わらず、ゴミとして捨てられていることにもったいなさを感じました。テントやタープではない『モノの見方』をメーカーが発信することで、異なる商品に生まれ変わるという気づきを伝えられると考えました」
松岡さんと天野さんが被っているモスキートネットも、MFYRのアイテム。帽子はテントのフライシート、ネットはインナーテントのメッシュドア、紐はテントやシェードのガイロープを活用しています。キャンプで虫よけになるほか、造園家の天野さんは「剪定の際に、顔をガードしてくれるから攻めれる」と高評価!
捨てるはずだったテントとは思えない!鉢カバー&エコバッグ
トークイベント後は、いよいよマイ・ロックガーデン作り。天野さんの指導でコツをおさえながら、土・岩・苔・植物を用いて自分の好きなように「空間」を作っていきます。鉢植えを作るときのポイントは、どこに置くかをイメージすること。リビングや玄関などに置いている姿を想像することで、より良いものができ、愛着が湧くと天野さんは言います。
イベント限定、非売品の鉢カバーは、不要になったテントをアップサイクルしたMFYRの特別なアイテム。松岡さんが植物を飾る仕事をする中で、どうしてもゴム製のポットが行き場を無くしてしまうことからアイデアが生まれました。
松岡さん「園芸屋さんで植木を購入し、ほかの鉢に植え替える時にゴム製のポットはゴミになると思います。でもお気に入りの鉢カバーがあれば、そのポットをそのまま使えるので、捨てずに済むのです」
完成した鉢は、テントの生地で作ったMFYRエコバッグに入れて持ち帰り。希望者にはファッション・デザイナーの森 由美さんが、その場で縫い方を参加者に教えてくれました。エコバッグは両サイド、底、上部(取手)の合計5か所をミシンで縫うだけで完成。テント生地は丈夫で破れにくく、ほつれないので切りっぱなしでアップサイクルできるメリットがあります。
森さん「松岡さんとアクティビティがあると面白いと話し、参加者に体験してもらうことにしました。エコバッグは直線で縫うだけで完成するので、家でも別の生地で作ってもらえたら嬉しいです」
MFYRのアイテムはモリパーク アウトドアヴィレッジのコールマン昭島店内で展示・販売中。廃棄予定だったものとは思えない、スタイリッシュなアイテムが並んでいます。不要になったテントやタープをアップサイクルするアイデアを取り入れてみてくださいね。
・コールマン「MFYR」
https://www.coleman.co.jp/special/mfyr-upcycleproducts/