キャンプの夜を彩るランタン。最近はLEDライトが主流ですが、ガスやホワイトガソリンなどの燃料を使った灯りは見た目にも温かみがあり、なにより着火までの一連の儀式(手順)が楽しいもの。
今回は私、アウトドアライターのタカマツミキが愛用しているコンパクトなガスランタンをご紹介します。
SOTOの「レギュレーターランタン ST-260」でソロキャンプの夜が楽しくなった
さまざまなランタンがある中で、メインでもサブでも使えるものを探していたときに、アウトドアショップで見つけたのがSOTOの「レギュレーターランタン ST-260(以下、ST-260)」です。
手軽なガスカートリッジ式のランタン。手に入れてからはソロキャンプ時の必須アイテムになり、 ST-260を使ってしっぽりとしたキャンプを楽しむようになりました。
明るすぎず暗すぎない、“ちょうどいい照度”が魅力!
ST-260の照度は150ルクス(80W相当)です。サイト全体を照らすほどの明るさはありませんが、手元を照らすなら十分。むしろ雰囲気があって、落ち着いた夜を過ごすことができます。この明るさだけで心もとない場合は、ヘッドライトなどをプラスすればOK。足りないものは工夫することでなんとかなる。キャンプでの楽しみ方のひとつです。
連続使用に強く、安定した光量を保ってくれる!
ST-260は連続使用や低温時に強く、タフなシーンでも安定した光量を保つことができます。注意点としては、秋や冬など寒い季節では低気温専用のパワーガスST-760を使用すること。ちなみに燃料の使い分けの気温目安は、約15℃以上の環境であればレギュラーガスST-700。約15℃以下であればパワーガスST-760です。
簡単点火&コンパクト収納で扱いやすい!
点火スイッチが搭載しているので、簡単に点火することができます。周辺が暗いときでもササッと準備して明かりをつけられ便利ですよ。
また、本体重量は247gと軽量で、片手に収まるほどコンパクトなのが魅力。収納袋に入れて持ち運びも楽ちんです。
メッシュホヤで衝撃に強い!
一般的な燃料系ランタンはガラス製のホヤを採用していますが、ST-260はメッシュ製で衝撃にも強いのが特徴。持ち運び時にホヤが破損することなく、万が一落としたとしても割れない。タフなシーンでも安心して使うことができます。もちろん、ザックに入れても安心ですよね。
予備のマントルを持っていこう!
燃料系ランタンで使われるマントル。ST-260でも同じSOTOのマントルを使用します。マントルは灰状にして使いますが、慣れないうちは破けてしまったり、うまく灰にならないことも。いざというときのために、予備のマントルを準備したほうが安心です。
私は以前、マントルが破けてしまい、その日のキャンプをLEDヘッドライトで乗り切ったことがありますがとても不便でした。そんな状態にならないために、予備のマントルを1〜2枚、必ず持っていくようにしてくださいね。