雨の日のキャンプご飯問題!調理作業についての疑問を解説
キャンプといえば、炭火を使ってのBBQや焚き火が楽しみ、という方も多いはず。自然を感じながら、豪快に作るキャンプ料理は、非日常を味わえる瞬間でもあり、キャンプの醍醐味ですよね。
雨の日のキャンプでは、外でご飯を作ると雨に濡れてしまいます。それでは、テントの中で作ってもいいのでしょうか?
一般的なテントには「火気厳禁」と記載されています。火気厳禁を守りつつ、雨の日にキャンプ料理を楽しむためには、どのようなポイントがあるのでしょうか?今回は、雨の日のキャンプで誰もが一度は悩んだことのあるこの疑問を、詳しく解説していきます。
疑問1:テントの中で調理作業をしてもいいのか?
外は雨がすごいからといって、テントの内での火気を使った調理作業は厳禁です。
一酸化炭素中毒の恐れがあることに加え、突風などの思わぬアクシデントによってテントに火が燃え移る可能性があるためです。
寒い日や雨の日は、テントの中で過ごすことも多くなります。ガスコンロを囲んで熱々の料理をテント内で楽しむ行為は、やってしまいがちな危険行為です。
テント内でできること
食材を切る、といった下準備や生地を混ぜる作業は、テント内でも可能です。もちろん、出来上がった料理を食べるのもOK。テントの中で雨を見ながらゆっくりと食事を楽しむことができますよ。
疑問2:雨の日に火気を使った料理はどこで作ればいいのか?
ここで疑問になってくるのが、雨の日に火気を使った調理作業をする場所です。換気ができて、火が燃え移る危険性の少ない場所が適切です。おすすめはタープの下ですが、強い火力を使っての調理には注意が必要です。
タープの下でできること
タープの下で調理をするときには、ガスコンロを使用しましょう。雨風の強い日は、ガスコンロの火は消えやすいので、風よけの使用も検討するといいでしょう。
焚き火料理には注意が必要
タープ下の焚き火は、基本的にNG。火の粉が飛んでタープに穴が開いてしまったり、火がタープに燃え移ってしまったりする危険があるので、焚き火はタープやテントから離れた場所で楽しみましょう。
タープの下で焚き火を楽しみたい方は、焚き火用タープの使用を検討するといいでしょう。
いずれの場合も、必ず燃えやすいものが周りにないか確認してから行うようにしてくださいね。
疑問3:雨の日のレシピはどのようなものがよい?
雨の日は、食べ終わった後の洗い物もひと苦労です。なるべく洗い物が少なく済むようなレシピがおすすめです。
下処理を自宅で済ませていくのも、洗い物を少なくするコツですよ。
フライパンひとつで作れるパスタや、ひと鍋で完結する煮込み料理・鍋料理も作りやすいです。
そして、どうしても雨の日の調理が難しそうであれば、無理をしないことも大切です。
なるべく調理作業をしない、という選択肢をとって、地元のグルメを味わったり、お弁当やお惣菜を購入して持ち込んでみたりするのもいいですね。
雨キャンプはしっかり準備をして楽しもう
雨キャンプはテントやギアが濡れるから、と敬遠されがちですが、静かな雨音を聞きながらのんびりと過ごすのも心地いいですよ。晴れた日の活動的なキャンプとは、また違った楽しさがあります。
今回ご紹介した雨の日キャンプの調理作業には、いくつかのポイントがありました。テント内やタープ下での火気を使った調理には注意が必要ですが、正しい知識を持って安全にキャンプを楽しみましょう。