焚き火はキャンプの醍醐味のひとつですが、暑い季節はどうも面倒くさい…ということはありませんか?さらに、リラックスタイムに入ってしまったらもう水場への移動も湯沸かしも面倒くさくなってしまうのがソロキャンパーの悪い(素敵な)癖かもしれません。
「そうそう!そうなんだよ!」と共感してくださった方は、改めて保温/保冷ボトルを活用してみてください。保冷はもちろん好きな時に冷たい物をいただけるので、飲んでも、そうめんを冷やしても最高なのはみなさんもご存じの所だと思います。今回は、保温機能を最大限に活用する方法をいくつか紹介します。
ボトルキャンプは出発前の儀式が楽しい
ボトルを活用するボトルキャンプでは、朝の儀式が重要です。ボトルに熱々の熱湯をいれるところからはじまります。この時に重要なのは、はじめにボトルに熱湯を1/3ほど入れて1分ほど待つこと。こうすることで内部がしっかりと熱くなり、ボトル内の熱湯がより冷めにくくなります。このちょっとしたこだわりの儀式をしていると、これからキャンプに向かう気持ちがグッと高まります。
設営したらすぐにカフェタイム
設営が終わったら、焚き火やバーナーでお湯を沸かしてカフェタイム!というのも趣があって良いのですが、時には今すぐにリラックスタイムに入りたいという時はありませんか?
そうなると、水くみ、湯沸かし…と意外とやることが増えてしまいます。そんな時にボトルがあれば、一瞬でカフェタイムを始められます。これなら設営後でも設営前でも3分でカフェタイムを始められます。時には工程よりも香りと景色を優先するのも贅沢な時間です。
調理時間の”超短縮”と燃料の節約
スープやパスタ、ラーメンなど、ソロキャンパーの料理は茹で物系が意外と多い。そんな時も、ボトルからクッカーにお湯を注げば調理時間が驚くほど短縮されます。また、ストーブの燃料も大幅に節約することができるので、その分熱燗やしゃぶしゃぶなどの燃料を消費するメニューに燃料をまわすことが出来ます。
また、ソロキャンパーの予備食といえばカップ麺という人も少なくないはず。このカップ麺も、食べたいと思ったら一瞬で小腹を満たすことができます。
ズボラキャンパーのお風呂
夜な夜なお酒を楽しんだり、読書や星空、夜の森を楽しんだりしたあとは、お風呂やシャワーに入るのはちょっぴり面倒くさくなることはありませんか?そうはいっても暑い日の寝る前のベタベタ感や、これを我慢して寝ることができても翌朝の身体の不快感はどうにかしたいものです。
そんな時は、空き時間に補充しておいたボトルのお湯を活用しましょう。その名も「ボトル風呂」タオルとボトル内のお湯でつくった蒸しタオルで身体や顔を拭けば、もうスッキリ!極上のお風呂に入ったかのような爽快感を得られることができちゃいます。ちなみに、ボトル風呂のつくりかたは次の通りです。
(1)タオルを畳んで巻く
タオルを軽く畳み、喫茶店で出てくるおしぼりのように巻きます。この時、きつく巻きすぎるとタオル全体にお湯が回らないので少しフワッと巻くのがコツ。
(2) 渦の中心にお湯を注ぐ
ボトルのお湯をタオルに染み込ませます。この時にタオル全体にお湯をかけてしまうと熱くて絞れなくなってしまうので、巻いたタオルの渦の中心にお湯を注ぐのがコツです。中心にしっかりとお湯が入った状態で絞ればどれだけ熱々のお湯を注いでも素手で絞ることができます。
(3) お好みの濡れ具合でタオルを絞る
はじめにタオルをまっすぐにして軽くゆっくり絞ります。こうすることで、タオルが蒸され、さらにお湯をかけていないタオルの外側部分にもじんわりとお湯がまわりはじめます。
その後は、お好みの湿り具合になるように絞ればタオル風呂の完成です。途中でタオルを広げてしまうとせっかくの蒸し具合が冷めてしまうので注意しましょう。
いかがだったでしょうか?今回紹介した3つのポイントを皮切りに、みなさんなりの保温/保冷活用術をたくさん生み出して、ボトルキャンプを楽しんでみてください!