私たちには「勝浦」があるじゃないか!
2022年6月27日、観測史上もっとも早い梅雨明けを記録した東京。連日体温よりも高い「酷暑」が続き、これはもう限界だ。「勝浦行こう!」と、7月1日(金)の夜に自宅のある世田谷を出発、家がある海沿いのその地へ出かけたのでした。
東京から2時間弱「関東の意外な避暑地」
親の仕事の都合で13歳から通っている千葉県勝浦です。夏涼しく冬温かい「海洋性気候」。また、勝浦は房総半島の形を模したご当地ゆるキャラ「チーバくん」のお尻のあたりに位置します。ツンと太平洋に突き出した地形。町の両サイドが海なので潮風が通りやすく、都市部で起こるような「ヒートアイランド現象」とは無縁。
さらには、勝浦の海って急に深くなるそうです。そのため海水が、かくはんされ、底のほうの冷たい水が海面へ。そこに海風が吹くため「天然クーラー」のような爽やかな冷気が町に流れます。35度Cを超す「猛暑日」になったことが観測史上一度もないそうです!
季節外れの猛暑に見舞われた今年の夏の東京。私たちが勝浦滞在中、「関東の意外な避暑地、千葉・勝浦」と、いろいろなメディアがこの地に大注目していました。昔からこの町に通っていた私たちはあたり前のこととして知っていたのですが。ある番組では、インパクトのある大柄な女装家の”あの人”が、「本気で移住したい!」と言っていたとか。もし実現して町でばったり会ったら、ちょっとうれしいですね。すごく目立ちそう(笑)。
真夏の炎天下でも時間に関係なく散歩ができる町
梅雨明け後、東京では早朝にイヌの散歩をしていますが、勝浦では朝食後、家族と一緒に暑さを気にせず散歩に出かけられます。薄着で出かけましたが、薄手の長袖があってもよかったかも。「寒い」というワードが新鮮に感じました。
ただ、海の傍なので「塩害」はあります。過去に2度真夏にエアコンの室外機が壊れました。やはりそういう機械の寿命は短めです。自転車などは外に出しておくとスグに錆びます。クルマもこまめに洗車したほうがいいと思います。
じつをいうと昨年の夏もエアコンが効かなくなり、これがもし東京だったら命の危険すら感じる出来事です。しかしここは勝浦。部屋の対面した窓を開ければ風がスーッと通り、湿気はあるものの涼しく「エアコン無し」で過ごすことができたのでした。
勝浦で快適キャンプ
家があるので、わざわざこの町でキャンプはしない私ですが、勝浦市観光協会におたずねしたところ、勝浦にはなんと7つのキャンプ場があり、昨今のキャンプブームでなかなかにぎわっているそうです。昼でも風はサラッと、夜は長袖が必要なくらい快適に過ごすことができそうですね。
RECAMP勝浦
- 所在地:千葉県勝浦市串浜1830
- URL: https://www.recamp.co.jp/katsuura
朝市で買った地の食材でキャンプ料理
朝市で買ってきた魚や野菜で「キャンプ料理」を作ってもおいしそうですね!
シソ、ミョウガ、ネギ、カイワレなどをドサッと載っけた「カツオの香味野菜まみれサラダ」が大好物です。ポン酢を回しかけて召し上がれ。ハイ、切るだけ盛るだけです。おろし生姜もぜひ。
「勝浦式タンタンメン」の材料はひき肉、玉ネギ、上に載せる長ネギだけというシンプルさ。簡単調理で「キャンプ料理」にもオススメです!
勝浦といえば「海」
ウォーターアイランド
- 所在地:千葉県勝浦市 勝浦中央海水浴場(三日月シーパークホテル勝浦前)
- 営業期間:2022年7月13日~8月31日
- 料金:「オンザシー」大人(中学生以上)1,600~2,500円、小学生1,000~1,800円(時期により料金が変わります)。要予約
「オンザビーチ」3歳以上1,000円。予約不要 - 対象:「オンザシー」小学生以上、身長110㎝以上、自己遊泳25m以上可能な方
「オンザビーチ」3歳以上(スライダーの利用は小学生以上) - URL: https://www.katsuura-kankou.net/waterisland/
リアス式の透明度の高い海
リアス式海岸が美しい「鵜原(うばら)」は透明度が高く、海の生き物もたくさんいます。
豊富な「サーフポイント」
部原(へばら)、串浜海岸、隣町のちょっと華やかな御宿(おんじゅく)、初心者向けの穏やかな鵜原海岸と守屋海岸。いくつもの入江でできている勝浦の海。波のコンディションとサーファーのレベルに合わせて、ポイントを選ぶことができます。水は驚くほど透き通っていますよ。また、御宿あたりから砂浜が急に白くなります。ここは本当に東京のお隣なのかとちょっとビックリします。「MALIBU POINT」など、レンタルで体験できるスクールもあるので、気軽に挑戦できます。
MALIBU POINT
- 所在地:千葉県勝浦市串浜1224-1
- 電話:0470(64)6480
- 体験内容:サーフィン、SUP、ヨガほか
- URL: https://www.malibupoint.net
海遊びはウエットスーツがあった方がいいかも
外房特有の現象ですが、真夏に南風が強く吹くと海水温が急激に下がり、氷水のような冷たーい海になります。水着だけだと3分と浸かれません。そんなときに「ウエットスーツ」があるといいかもしれません。寒いとどうにもならないけど、暑けりゃ「脱げ」ばいい!
トレッキングやサイクリングも楽しめる!
海も高台も楽しめる、お気に入りルートです。年に数回歩きに行きます。季節ごとの良さがあっていいですよ。海を見下ろしたり、波打ち際を歩いたり、ダイナミックな景観が贅沢に楽しめますが、ゆっくり歩いても1時間半ほど。この「箱庭」的な感じが好きなんです。でもこの春歩いたときは駐車場までのトンネルが通行止めになっていました。いまだにクローズらしいので、ぐるりと周回はできず、来た道を戻ります。2度素晴らしい景色が楽しめるということで…(笑)。
いつもサーフィンを楽しんでいる部原の海沿いで、さらっとした風に吹かれてサイクリング。新鮮な気持ちになります。ただ、遊び終わったらスグに掃除しないとサビが浮いてきますよー。
海から見た勝浦
梅雨明けが早すぎた2022年。今年の夏は長そうですね。街の暑さに疲れたら涼しい勝浦に遊びに行ってみませんか?
勝浦市観光協会
- URL:https://www.katsuura-kankou.net
- 勝浦の楽しみ方や、旅しながら働ける「ワーケーション」情報などが掲載されています。旅の参考に!