次々と新製品が発売されるなか、すでに生産を終了したヴィンテージにも注目したい。ベテランキャンパーには懐かしく、若い世代には新鮮に映る普遍的な魅力を放つギア。それらを扱う名店をご紹介しよう。
圧倒的な在庫数で
古き良き時代の世界観を再現
JAM-DAY(ジャムデイ)
愛知県名古屋市
愛知県で開催されている遊びの祭典『フィールドスタイル』には、初回から出展。イベントでは毎回、旧車や大がかりな什器を使い、温かみのある独特な世界観を演出。お店を見ると、商品の半分以上がキャンプギアだ。
「アメリカやヨーロッパに買い付けに行き、キャンプで使えるヴィンテージのアウトドアギアを揃えています。キャンプだけではなく、家庭でも使ってもらえたらうれしいですね」とは、代表の松永潤也さん。
古い工場だったという天井の高い空間に、驚くほどたくさんの商品が並んでいる。クーラーボックスやジャグ、チェアなど大型キャンプ用品もあれば、グラスなどの日用食器もある。色、形も豊富で、テントサイトを彩る逸品を発見できるだろう。
目利きの店主が欧米から買い付けている
「もうすぐ、久しぶりにアメリカに買い付けに行きます」と話す代表の松永潤也さん。
「最近は、ファイヤーキングのカップをキャンプに使う人が増えていますね」
松永さんの仕入れのセンスが光る、趣のあるブリキの缶やランタンが並ぶ。
スツール
¥8,980
’60年代ぐらいと推定される木製のスツール。厳選したヴィンテージの生地に張り替え仕上げた商品。
キャンプサイトの世界観を演出してくれそうな、ホーロー製の食器も多数あった。
JAM-DAY
住所:愛知県名古屋市南区宝生町3-7
電話:052(691)7005
営業時間:11:00~19:00
定休日:水曜
カフェ&バーを併設
素敵なグッズとウェアが充実
GARAMP(ガランプ)
岐阜県岐阜市
名鉄岐阜駅から、徒歩約5分にあるレトロなビルの4階に、昨年12月にオープンしたばかりの店。『旅キャン』というチャンネル名で、アウトドア旅の動画を公開するカイさんとななみさんが同店を経営する。
店内には、ヴィンテージのアウトドアウェア、キャンプギア、食器などが並んでいる。ヴィンテージウェアは、SNSやYouTubeを見て来店してくれた若いお客様に評判だ。
店の奥にはバーカウンターがあり、コーヒーやお酒も楽しめる。バリスタの経験を持ち、現役バーテンダーとしても働くカイさんが作る、コーヒーベースのカクテルが人気だ。
DIYで作ったという素敵な空間で、旅好きのふたりが温かく迎えてくれる。
SNSで活躍中のキャンパーふたりが
実店舗をオープン
旅好き、キャンプ好きのカイさん(右)とななみさんが経営。オリジナルコーヒーも人気。
ヴィンテージウェアは、パタゴニア、ウールリッチ、カーハートなどのブランドが中心。
サーモス/
ランチボックス
約¥10,000
カップやカトラリーなどを入れるのに便利なブリキ製のランチボックス。
ウールリッチ/
コットンシャツ
¥6,800
’80~’90年代に作られたウールリッチのシャツ。焚き火との相性がいいコットン製。
GARAMP
住所:岐阜県岐阜市清住町1-21-4F
電話:050-3395-7383
営業時間:10:00~17:00
定休日:火・水・木曜
中世のお城のようなコットンテントで
悠久の時を楽しむ
CHATEAU CAMP(シャトーキャンプ)
静岡県静岡市
’70〜’90年代欧州のヴィンテージ・コットンテント(マレシャル、ラクレ、ジャメ、プーフなど)を輸入販売。テントパーツの消耗品も扱い、購入時には傷んだパーツなどを交換してくれるので安心。テントは内見でき、設営&撤収の体験もできる。
店長
早内淳平さん
「ヴィンテージテントは張り方にコツがあるので、購入前にぜひ一度試しに来てください!」
デワード ロアードンプ/
3人用コットンテント
¥310,000
オランダ生まれ。ロアードンプはサンカノゴイという鳥を意味し、そのシルエットを表わした鉄骨テント。
シャトーキャンプ
住所:静岡県静岡市清水区三保621-4
電話:054(335)0707
営業時間:9:00〜17:00(土日祝日、テント内見は要予約)
定休日:不定休
※構成/山本修二
(BE-PAL 2022年7月号より)