100円ショップで手軽に虫対策
自然に囲まれ非日常を味わうことができるキャンプ。
キャンプは好きだけれど、虫が苦手という方もいらっしゃいますよね。
特に夏は虫の活動が活発になるので、虫が苦手な方には辛い季節です。
そこで今回は、気軽にできる虫対策として、100円ショップで購入できる虫対策商品をご紹介します。
キャンプで気を付けたい虫
基礎知識として、キャンプをする上で気を付けておくべき虫を知っておきましょう。
アウトドアよく遭遇するものに、以下のような虫がいます。
蚊
- 活動期は5~10月
- 草むらや、池や水たまり、流れの弱い川のふちに多く発生する
- 体温が高い人(妊婦や飲酒をしている人など)、汗をかいている人、黒い服装の人に寄ってくる
アブ
- 活動期は7~8月
- 日中の気温が高い時間帯に活動する
- ハチによく似ているが、目がハエのように大きいのがポイント
- 近づいてくると大きな羽音がするため気付きやすい
ブヨ(ブト、ブユ)
- 活動期は5~6月
- 川辺や森に多く発生する
- 直射日光を嫌うため、朝や夕方の涼しい時間帯に多く見られる
- 体調が3~5mmと小さく、羽音も聞こえないため気付きにくい
ハチ
- 活動期は3~11月(活動のピーク期は7~10月)
- 特に気を付けたいのがスズメバチ、アシナガバチ
- 見かけたら刺激を与えず、そっと離れるようにする
虫よけグッズは3タイプ
今回、ご紹介する虫よけグッズは、大きく3つのタイプに分けられます。
- 衣類に使用するタイプ
- 身体に直接使用するタイプ
- 空間に設置するタイプ
それぞれ紹介していきます。
1.衣類に使用するタイプ
まずは、衣類に使用するタイプの虫よけをご紹介します。
忌避剤(きひざい)を使わず、簡単に扱えるものばかりですので気軽に使用できます。
アロマの虫よけ
「アロマの虫よけ」はレモングラス油などの植物精油が配合された、ディート(忌避剤)不使用の虫よけです。
ミストタイプで、衣類や帽子、靴などに直接噴射します。
虫よけシール
レモンユーカリ油などの植物精油を染み込ませた「虫よけシール」です。
商品によって異なりますが、画像の商品の場合は3cm程度のものが36枚(6枚×6シート)入っています。
洋服のほか、帽子や靴に貼って使います。
虫よけクリップ
ユーカリ油などの植物精油を含んだクリップタイプの虫よけです。
水に濡れても効果に変わりはないため、付ける場所を選びません。
虫よけマスキングテープ
ユーカリ油などの植物精油を含んだ紙がテープになった虫よけです。
適量を切って使えるので、とても便利です。
2.身体に直接使用するタイプ
次に、身体に直接使用するタイプをご紹介します。
定番のスプレータイプから、アクセサリー感覚で使えるものまで様々な種類が販売されています。
虫よけ携帯スプレー
こちらの「虫よけ携帯スプレー」は、ディートを有効成分とする防除用医薬部外品の虫よけスプレーです。
ディートとは日本で50年以上の使用実績がある虫よけ成分で、多くの害虫に効果があります。
露出した腕や足に噴きかけて、害虫の吸血行動を阻止します。
アロマの虫よけ:輪ゴムタイプ
植物精油を含んだ輪ゴム状の虫よけで、手首に通して使用します。
デザインが豊富で、子どもも楽しみながら使用できます。
編み込み虫よけブレスレット・アンクレット
植物精油を含んだ合成皮革の虫よけブレスレットとアンクレットです。
両方の手首、足首に使用するとより効果が期待できます。
3.空間に設置するタイプ
最後に、虫よけしたい場所に設置するタイプをご紹介します。
一度使用すると長時間の効果が期待できるタイプもあり、連泊の際も安心です。
バルくん 虫こないでネット:クマタイプ
「バルくん 虫こないでネット:クマタイプ」は、トランスフルトリンを染み込ませたメッシュが入った虫よけです。
トランスフルトリンとは天然の殺虫成分で、微量でも害虫によく効き、速い効力を示します。
虫よけプレート:ランタン型
こちらは、レモングラスを使用したプレートタイプの虫よけです。
フックがついており、ランタンスタンドや、いすなどに掛けて使います。
虫よけバケツキャンドル
キャンドルに火を灯すことで、シトロネラのさわやかな香りが広がり、虫を寄せ付けない効果があります。
取っ手付きで、置くことも吊り下げることもできます。
虫よけゼリー
こちらは虫よけゼリーです。
200gと大容量で、一度開封すると40~50日間効果があります。
倒してもこぼれないため、テントの入口に置いておくのも良いでしょう。
蚊取り線香用ピック、クリップ、ケース
定番の蚊取り線香を使用する際のアイテムをご紹介します。
ピック
地面に10cm程差し込み、安定させた状態で蚊取り線香を引っ掛けて使用します。
複数本買って、サイトでばらして使うのも良いですね。
クリップ
蚊取り線香用クリップは、短い蚊取り線香を使用するのに便利です。
卓上に置く場合は、灰が散らばらないよう陶器や金属のお皿を敷くようにしましょう。
ケース
サイズが大小の2種類あり、100円ショップでもそれぞれに対応した蚊取り線香が販売されています。
蓋がついているので、線香の燃焼部分に触れる心配がありません。
これらのグッズをキャンプサイトで使い分けると、蚊取り線香の効き目もアップしそうですね。
基本的な虫よけ対策
虫を呼び寄せないための基本的な対策も知っておきましょう。
肌の露出を避けるために、長そで長ズボンは基本です。その際、衣類は暗い色を避け、明るい色を選ぶようにしましょう。
また、蚊などは汗にも寄ってくるので、汗はこまめに拭くようにします。
さらに、虫は食べ物の匂いにも敏感です。
使用した調理器具や、食器、飲みかけの飲料は早めに片付けるようにしましょう。
夜、ランタンに寄って来る虫には、おとり用のランタンを離れた場所に置いておき、食卓にはLEDランタンを使用するのも効果的です。
まとめ
せっかくのキャンプも、虫に刺されてしまうと気分は台無しですよね。
筆者は過去に虫対策をなおざりにしていたがために、虫に何か所も刺されてしまい、跡が残る苦い経験をしたことがあります。
その時は、跡が消えるまで半年以上かかりました。
虫よけに関する知識と対策があれば、虫刺されリスクを減らすことができます。
ワクワクのキャンプの準備と一緒に虫対策も万全にして、キャンプを思いっきり楽しんでください。