準備にひと工夫加えてキャンプを快適に!
「キャンプは不便を楽しむもの」とは言いますが、ちょっとした工夫でキャンプを快適に過ごせるなら、それに越したことはないですよね。
今回は、ファミリーキャンプの時間を快適に過ごすためにできる“ちょっとした小ワザ”を、「事前準備編」と「持ち物編」に分けて紹介します。
どれも簡単にできることなので、ぜひ試してみてください。
事前準備編
まずは、行なうとキャンプがスムーズにすすみ、快適になる事前準備の小ワザ3つを紹介します。
1.準備リストを作る
まずは基本中の基本ですが、キャンプを快適に過ごすために、準備リストを作りましょう。
これを行っておくと忘れ物を防ぐことができてキャンプが快適になるだけでなく、準備が流れ作業になり家での作業も快適に。
内容を細かく分けてリスト化し、担当まで決めておくのがおすすめ。
キャンプの度に必要なものや、誰が準備するかを考えていると時間はあっという間に過ぎてしまいます。
こうすることで、出発直前に慌てることもなくなります。
2.当日使うバッグを全員で確認する
キャンプに行く前に、どのバッグに何が入っているか、家族全員で把握しておきましょう。
そうすることで、キャンプ中に「あれどこだっけ?」と探す手間を省くことができ、キャンプが快適になります。
子どもも、物の場所が分かれば自分のことは自分でできるようになります。
そうすれば、親もゆったりとした時間を過ごすことができますよ。
3.救急病院を調べておく
子どもがいる家庭では特に行なっておきたい準備です。
キャンプでは何が起こるか分かりません。
何かあった際に慌てることのないよう、キャンプ地での救急病院を調べておきましょう。
これをやっておけば安心してキャンプを楽しめ、より快適に過ごすことができますよ。
持ち物編
次に、持ち物に関する8の小ワザを紹介します。
1.明るい服と羽織りを用意する
春から秋にかけてのキャンプシーズンは、虫の活動が活発です。
虫は黒い色に寄ってくるため、できるだけ明るい服を選ぶようにすると、キャンプ中快適に過ごすことができます。
虫対策だけでなく、遭難した場合も明るい色の服の方が目立つので、アウトドアではそのような服装がおすすめです。
また、高所にあるキャンプ地では、昼間は暑くても、早朝や夜は肌寒いことがあります。
暑い夏でも、羽織れる洋服を準備しておくと一日中快適に過ごすことができます。
2.食事の下準備を行なっておく
キャンプでは、できるだけ調理の過程を簡単にしたいものです。
例えばお米は、1合ずつに分けて持って行くと、現地で計る必要がなく快適に調理を行なうことができます。
こぼす心配もないので、おすすめの方法です。
また、肉や野菜をカットしておく、味付けをしておく、などの下準備をしていくと、時短になるだけでなく洗い物も減らすことができます。
3.ペットボトルの飲み物を凍らせて保冷剤代わりにする
ペットボトルの飲み物を凍らせて、クーラーボックスに入れていけば、保冷剤になります。
保冷剤の役割が終わったら飲むことができるので、荷物を減らすことができ、快適なキャンプへとつながります。
凍らせる際は、凍らせても問題ない飲み物か確認するほか、中身が破裂しないよう、一度ペットボトルのふたを開封して中身を少し減らしておくなどの対策は忘れないようにましょう。
4.牛乳パックを活用する
洗って乾燥させておいた牛乳パックを使うことで、キャンプを快適にすることができます。
使い捨てのまな板にして洗い物を減らすことができるほか、小さく切っておくことで着火剤として使用することもできます。
5.小型のソフトクーラーボックスを併用する
大きなクーラーボックスは、かさばることや重たいことから、クルマの積み込みでは他の荷物の下へ置くことになりがち。
そうなると、キャンプ地に向かう途中、スーパーで買い物をしたときにクーラーボックスがすぐに取り出せず、駐車場で一度荷物をおろさなくてはならなくなる、なんてことも。
そのため、小型のソフトクーラーボックスを別で用意しておくと便利です。
折り畳める小型のソフトクーラーボックスを準備しておけば、道中購入した冷蔵品もすぐにしまうことができて安心です。
簡単なことですが、このようなちょっとした工夫がキャンプの快適につながります。
6.片付け用のブラシを持っていく
意外と持っていない人も多いですが、片付け用のブラシはキャンプを快適にしてくれます。
テーブルやチェアの脚、クーラーボックス、テントについた土などを払うのに使え、ちょっとした掃除に便利です。
撤収時に使っておけば、自宅での片付けの手間も減らせます。
7.太さ5mm程度のロープを準備しておく
何に使うかが決まっていなくても、ロープを持っていくとキャンプが快適になります。
ロープにも様々な太さがありますが、筆者のおすすめは太さ5mm程度のロープです。
太さ5mm程度のロープは筆者の経験上、結んだりなどの扱いがしやすい上に、かさばらなくてちょうどいいサイズ感なのです。
ロープは例えば、テント内に張って物干しにすることができます。
また、ギアや薪の結束に使う際、必要な長さにカットして結ぶこともできるのです。
8.収納ケースを活用する
アウトドア用でなくても良いので、収納ケースを使うとキャンプが快適になります。
クルマの中での収納の際や、キャンプ場で置いておく際に積み重ねができる上、ギアをそのまま自宅で保管ができます。
製品にもよりますが、キャンプ場では荷物置き場や椅子代わりにもなる場合があり、さまざまな使い方ができます。
まとめ
キャンプの準備に使える11の小ワザを紹介しました。
小さなことですが、それらが時短や、もしものときの安心感につながります。
各家庭によって必要な物は異なるかと思います。
今回ご紹介した小ワザをヒントに、それぞれのご家庭に合った形でぜひ試してみてください。