夏の猛暑対策!
夏休みも後半に入りました。夏を終えるまでにキャンプを楽しみたいと思っている人も、多いのではないでしょうか。
しかし今年も例年と変わらず、猛暑日を記録する地域がたくさんあります。
キャンプで涼しく過ごすためには、対策が必要です。そこで今回は、夏のキャンプを快適にするための暑さ対策を5つ紹介します。
打ち水をする
打ち水とは庭や道路に水をまいて、温度を下げる方法のことです。水が蒸発するときに回りの熱を奪う「気化熱」を利用しています。
江戸時代には「打ち水」の俳句が詠まれ、浮世絵にも描かれていることから、日本古来の涼しく過ごす工夫であることがわかります。
打ち水はキャンプにも効果的です。テント本体やタープ、テント回りの地面に水をまくことで、ぬれた部分の温度が下がります。
水をまいたくらいで本当に涼しくなるの?と疑問に思う人もいるでしょう。実は打ち水で体感気温は1.5度C下がると言われています。水をかけるだけで涼しくなるのですから、トライしない手はありませんね!
(参照:https://www.env.go.jp/content/900404653.pdf)
扇風機(サーキュレーター、ハンディ)を回す
扇風機もキャンプの暑さ対策に効果的です。直接風に当たるのはもちろん、テント内の暑い空気を外へ逃すのにも使えます。
キャンプで使うサーキュレーターは、コードレスタイプが使いやすくておすすめ。
我が家ではスノーピークのフィールドファンを使っています。フィールドファンは風量が調節でき、首振りも可能な小型扇風機です。デザインがスタイリッシュなので、キャンプだけでなく自宅で使えるのもうれしいポイント。
またハンディタイプの扇風機もおすすめです。サーキュレーターより安価で、さらに持ち運びやすいのが特徴。首からかけられるタイプは、汗でメイク崩れが気になる女性にもおすすめです。
冷却スプレーを使う
冷却スプレーは衣服や帽子、または直接肌に吹きかけるだけで、ひんやり涼しくなれるアイテムです。ガスタイプやミストタイプがあり、好みに合わせて選べます。
冷却スプレーに含まれるエタノールが気化することで、涼しく感じられるという仕組みです。メントールが含まれているとスースーするので、より冷感効果が高まります。
冷却スプレーはあっという間に涼しくなれる反面、肌が弱い人には刺激が強いかもしれません。そのような場合はメントール無配合や、衣服やタオルに吹きかけて使うタイプを選ぶといいでしょう。
なお、冷却スプレーで涼しく感じられても、水分補給や熱中症対策は忘れずにおこなってくださいね。
ネッククーラーを使う
ネッククーラーは、首に巻くだけでヒンヤリ感じられるアイテムです。ネッククーラーは電動タイプ・タオルタイプ・PCM素材タイプなどがあります。
電動タイプは冷却力・持続力に優れています。回りの気温に影響されにくいので、屋外使用に向いています。他の素材と比べて価格は高めです。
タオルタイプ素材は、首を冷やしすぎないので、お子さんや女性にもおすすめ。水にぬらし、軽く絞って使います。ぬるくなってきても、タオルを振ると冷たさが戻ってくる素材です。
PCM素材はリングのような形状で、電源いらず。冷水や冷蔵庫・冷凍庫などで冷やしてから使います。自分の首の大きさに合わせて、サイズを選んでください。
キャンプ場の環境や使用感の好み、価格などを踏まえて選ぶといいでしょう。
標高の高いキャンプ場を選ぶ
キャンプ場選びも重要です。一般的に標高が100m上がると、気温がおよそ0.6度C下がると言われています。
たとえば8月の新穂高での気温を見てみましょう。新穂高ロープウェイがある「岐阜県高山市」の最高気温の平均は、31.0度Cです。
新穂高ロープウェイのしらかば平駅(標高1,308m)の平均気温は22.2度Cで、西穂高口駅(標高2,156m)では17.2度Cまで下がります。低地と比べ、山の上ではかなり気温が下がることがわかります。
(参照:https://shinhotaka-ropeway.jp/howto/)
このように、標高の高い場所は気温が低くなるため、低地よりも快適に過ごせます。しかし朝晩は冷え込むことが予想されるため、標高の高いキャンプ場で泊まるときは、一枚羽織れる服を用意しておくといいでしょう。
まとめ
夏のキャンプで楽しい思い出を作るには、暑さ対策を万全にしておきましょう。
この記事を参考にして、夏のキャンプを思いっきり楽しんでくださいね。