日焼けしたあとのケアだけじゃない。アウトドアシーンで万能に使える『アロエジェル』を作ってみよう
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 自作・DIY

    2022.08.22

    日焼けしたあとのケアだけじゃない。アウトドアシーンで万能に使える『アロエジェル』を作ってみよう

    手作りしたアロエジェル

    クレオパトラは、アロエの絞り汁を化粧水として使っていたとか。

    アウトドアにぴったり。虫刺され、切り傷、打ち身、やけどの緩和などにも『アロエジェル』

    アロエは、低木または高木になる多肉植物で、紀元前からクスリとして利用されてきました。その種類は500種ともいわれています。

    日本では、主にアロエベラやキダチアロエが栽培されています。丈夫で育てやすいことからアロエベラは食用として、キダチアロエは外用として古くから親しまれています。

    キダチアロエ

    キダチアロエは、木の幹から枝が伸びているように見えることから、漢字では「木立アロエ」と表されます。

    保湿作用や抗炎症作用があるといわれているアロエは、虫刺されや擦り傷、切り傷、打ち身や捻挫、日焼けや火傷のケアなど、アウトドアでも万能に使える植物なんです。

    キダチアロエを株分けしてもらったのが2年ほど前。そろそろ植え替えの時期を迎えました。立派に育ったアロエで、アロエジェルを作ってみることにしました。

    【アロエジェルの作り方】

    アロエジェルをつくるときに使用した道具と材料

    アロエジェルを作るときに使用する道具と材料です。

    【材料】作りやすい分量

    • キダチアロエ 約200g(皮付きの状態)※できあがりは、約100gです。

    <必要な道具>

    • ミキサー
    • 茶漉し(ネットなどでも)
    • ボウルや計量カップ

    <下準備>

    • 保存容器や使用する道具類は煮沸消毒、アルコール消毒をして清潔にしておきます。
    • アロエの葉を切り取り、切り口部分を下にして立てておきます。黄色い液を出します。
    • アロエをきれいに洗います。雑菌などが気になる場合はここでさっと熱湯消毒します。
    • 水を張った容器にアロエを入れ10分ほど浸水させます。

    アロエから出た黄色い汁

    アロエから出る黄色い汁を取り除きます。

    アロエを浸水する

    アロエは10分ほど浸水させます。

    【作り方】

    (1)アロエの両端のトゲを切り落とします。

    アロエのトゲを取り除く

    先にすべてのトゲを取り除いておくと作業がスムーズです。

    (2)葉を包丁またはピーラーなどを使って取り除きます。

    アロエの葉を取り除いている

    水分をたっぷり含んだ葉。粘りがあるので取り扱いには注意しましょう。スプーンなどを使ってこそぎ取るなどやりやすい方法で。

    (3)果肉をフードプロセッサーに入れて塊がなくなるまで攪拌します。

    アロエの果肉を攪拌

    泡立ちが落ち着くまでしばらくおきます。

    (4)茶漉しなどを使って(3)を濾します。

    攪拌した果肉を濾す

    茶漉しのほか、ネットや晒しなどを使っても。

    (5)清潔な瓶に入れ、冷蔵庫で保存します。

    完成したアロエジェルを保存瓶に入れる

    ガラス製の瓶に保存することをすすめます。

    2週間を目安に使い切るようにしましょう。

    アロエジェルで作るアロエクリーム

    さらっとした質感のアロエジェルを、より使いやすくとろっとした質感に。

    【アロエクリームの作り方】

    アロエクリーム作りに使用した道具と材料

    アロエクリームを作るときに使用する道具と材料です。

    【材料】

    • アロエジェル 100g分
    • キサンタンガム 1g
    • グリセリン 10g
    • 精油(好みで) 3~5滴 

    ※「アロエジェル」の作り方は、上記(1)~(4)を参照してください。

    (1)アロエジェルを小鍋に入れ、50度Cくらいに温めます。

    (2)おちょこくらいの大きさの容器にキサンタンガムとグリセリンを入れしっかりと混ぜ合わせます。

    アロエジェルに保湿剤を入れかき混ぜる

    キサンタンガムとグリセリンは手早く混ぜ合わせ、温かいうちにアロエジェルと合わせます。

    (3)(1)が温かいうちに(2)を入れ、手早く混ぜ合わせます。この時点でとろみ加減を確認します。とろみが足りないと感じたら(2)を作り、好みのとろみ加減にするとよいでしょう。

    (4)冷めたら、好みで精油を数滴垂らし混ぜ合わせます。

    アロエジェルに好みで精油を垂らす

    おすすめの精油はラベンダーです。

    (5)容器に入れて冷蔵庫で保存します。

    アロエジェルクリームをガラス瓶に入れる

    ガラス瓶に入れます。

    2週間を目安に使い切るようにしましょう。

    使うときの注意点

    体質によりアロエに含まれているシュウ酸カルシウムの働きによって、肌がヒリヒリ、チクチクすると感じることがあります。使用する前には必ずパッチテストをすることをおすすめします。

    <パッチテストのやり方>

    二の腕の内側に1円玉くらいの大きさにアロエジェルを塗り、そのまま時間をおきます。5分、15分、1時間後、赤くなったり、ヒリヒリ、チクチクする感じがあればその時点でしっかり水洗いし、使用するのは止めましょう。また、生理中や妊娠中のアロエの使用も念のため控えましょう。

    キャンプでは、アロエジェルはクーラーボックスで冷たく保管

    日中屋外で日射しをたっぷり浴びた肌、ひんやり冷たいアロエジェルを塗ると、ほてった肌は一気にクールダウンし、水分がすーっと浸透して、肌はしっとりと潤いも感じられます。シャワーやお風呂で清潔にした肌に、アロエジェルを塗ってしっかりとアフターケアしてあげましょう。

    私が書きました!
    料理研究家
    小牧由美
    名古屋市在住の料理研究家。東京を拠点に食に携わる仕事で20年以上活動。その間、銀座のヴィーガンカフェでは立ち上げから店長を務め、レシピ・商品開発から体調改善に特化したメニューを考案し、カウンセリングにも従事。現在は、旬の素材を使った料理やローフード、ヴィーガンレシピの創作、商品開発などを行っている。2022年9月、『秋の恵みを愉しむキャンプ料理教室』開催予定。http://yamabon.jp/

    NEW ARTICLES

    『 自作・DIY 』新着編集部記事

    松ぼっくりのクリスマス工作特集。ツリー・リースなど子どもと一緒に作れる簡単アイデア

    2024.11.13

    パラコードを2本使った編み方を紹介!ブレスレットなどのアクセサリーを作ってみよう!

    2024.10.20

    手作りで虫除けスプレーを作るなら!強力なものから子ども向けの刺激を抑えたものまで自作なら簡単アレンジ!

    2024.10.16

    ハッカ水の作り方を解説!使い方から注意点まで紹介

    2024.09.01

    蚊取り線香ホルダーの自作するなら!作成手順からアイディアまで紹介

    2024.08.27

    アウトドアテーブルを自作するなら?手順からカスタムアイディアまで紹介!

    2024.08.25

    草木染めのやり方と必要なものは?模様の付け方や適した素材も紹介

    2024.08.24

    キャンドルの作り方は?簡単な方法と100均の材料で作る方法を紹介

    2024.08.11