サンダル、シーズンイン! てことで、気になる2足をフィールドで試し履きしてみた。「Oboz」のSYLVANと「Columbia」のキープストラップ。ともに黒だけでまとめられた、シンプルで男らしいデザイン。足元に色を使って差を付けることも多いけど、あえて足元を引き締めることで全身がキュッとまとまるのだ。スポーツサンダル系もいろいろなバリエーションがあるけど、結局は実用的でシンプルなものに戻る。そんな2足だ。
聖地・ボーズマンからやってきた「Oboz」
まず「Oboz」。こちらは究極にシンプル。ロゴなども同色で小さくさりげなく。それぞれのストラップも細いのですっきりとしている。多くのサンダルが足の甲を留めるストラップが外から内へ、つまり小指の付け根から内側のくるぶしに向かっているのに対して、Obozは逆なのである。親指の付け根から外側のくるぶしに向かっている。ここから先は好みかもしれないが、痛くなるのって小指だったりしない?
アウトソールもしっかりとグリップ力があるし、見た目のシンプルさ以上に使い勝手がよさそうである。
定番「Columbia」のアドバンスモデルはどうだ?
一方、「Columbia」のキープストラップ。こちらはなんといっても先端のトゥガードが特徴。サンダルの一番の敵は小石だが、その進入を防いでくれる。あとはちょっとした岩とか石に蹴つまずく恐怖。むき出しの指たちは、あっという間にダメージを負ってしまうだろう。そんなときにもこちらのトゥガード。スニーカーとまではいかないが、サンダルの弱点をなかなかに軽減してくれるのだ。シンプルなサンダルだって、進化している。その努力へ1票という気持ちだ。
まだ日本では認知度は低いけど実力派で、人と違うものがほしいという人に「Oboz」。定番だけど進化したフォルムでフィールドを制覇したい人に「Columbia」。うーむ、究極の選択!