中途半端なアウトドアウォッチなんていらない。
ガチな時計がほしいんだというアナタには〈CASIO〉の〈PRO TREK〉。
山や川に行かなくたって、ピクニックやキャンプでも自然と向き合っていきたい。
陽の光や風を肌に感じながら「晴れてくるかも」とか、
古傷のヒザが痛むから「低気圧接近中」なんてわかる人はいいけど、
僕はすべてテクノロジーの力に頼っちゃう(笑)
さあ、機能を見ていこう。
天気予報によると、午後から北風が吹くそうだ。どれどれ、北はどっちかな。それによってタープの向きを考えよう。だから方位が重要なんだ。16方位をグラフィック表示してくれる。角度はもちろん360度!
気圧を測ってみたら「1003ヘクトパスカル」だったので、とりあえず雨は降らなそう。雨具や防水関係は出さなくていいね。しかも「気圧傾向インフォメーションアラーム」が付いていて、気圧急降下も教えてくれるからにわか雨対策もバッチリ。
このキャンプ場は標高82メートル。知らないうちに車で上ってきたんだな。歩いた軌跡の標高を記録できるので、山登りのときに便利。計測範囲は-700メートルから10,000メートルなので、世界中の山は大丈夫。大気圏外に出るときにも測れる!?
そうだ、ニューヨークの友だちにメールしなくては! ニューヨークはいま、8:42。朝食でも食べている頃かな。こちらはベーコン焼いてるよ。世界48都市の時刻を表示してくれるからワールドワイドなアウトドアマンにオススメ。
秋冬で一番の問題点は、時計にスムーズにアクセスできないこと。せっかく高機能のプロトレックをしているのに、すぐに標高や気温を調べられないなんて意味がない。でも、ゴムの替えバンドを装備しているコイツは、厚手アウターの上からでも装着できる。
偶然にも、この日の撮影は2人も「プロトレック」をプライベートで使用中。新旧揃い踏み!
「究極のアウトドアウォッチ」といえば、標高や方位などを計測できるアウトドア用腕時計は数あるが、『プロトレック』ほど正確で信頼に足る時計はほかにない。
ひとえに『プロトレック』といってもものすごく多くの種類があるのだけれど、BE-PAL編集部いちばんのおすすめは、信頼性の高い定番モデル『プロトレックPRW-3100G-3JR』。なぜかといえば、この定番モデルこそ、日本が世界に誇る「アウトドアウォッチの最高峰」にして「永久不滅のスタンダード」だからだ。
まずは、アウトドアウォッチとしての機能・信頼性・精度の高さ。
方位、高度・気圧、温度を正確に計測可能な磁気・圧力センサーを装備し、世界6局の電波を受信して、時間を正確に修正してくれる。
ソーラー充電式だから、バッテリー切れの心配もナシ!
そしてもちろん、10気圧防水!
さらに、気圧の急下降や急上昇があった場合にはアラームで知らせる「気圧傾向インフォメーションアラーム」という機能も。
「気圧が急降下しているから、にわか雨が来るかも!」なんて判断も、野外で瞬時にできる。
日の出や日の入りの時刻も表示できるから、「日没までに次の山小屋までいけそうだね」とか、「明日は5時に起きて、朝日を見ながらコーヒーを飲もう」といった計画を立てるのにも役に立つ。
そしてもうひとつ、この時計にはすばらしい機能がある。伸縮性にすぐれたゴム製の「替えバンド」を標準装備しているのだ。
ゴムバンドの裏面にはシリコ-ン樹脂の凹凸加工を施してるから、アウトドア活動中でもズレにくい。
ふだん使いのときは標準のクロスバンドを使用し、アウトドアでは、ゴムバンドに付け替えてアウターの外に装着したい。とくにウェットスーツや、スキー・スノーボードのアウターの外に付けると、視認性/利便性が格段に高まる。
シンプルなことだけど、アウトドアにおいて「見やすい」「見間違えない」ということこそ、じつは最高の機能ではないだろうか?
CASIO|プロトレックPRW-3100G-3JR
【スペック】
・サイズ:56×47×12mm。重量:74g
・LED:ホワイト
・ケース素材はステンレス、ガラス(無機・ミネラル)
・10気圧防水