いうまでもなく、ナイフの定番ブランド「オピネル」。
1890年にフランスで創業以来、
その使いやすいデザインは変わることなく受け継がれている。
逆にいえば、変える必要がない。それこそ定番の証。
アウトドアで役に立つことは言うまでもない。
1本もっていれば、普段のライフスタイルにおいても鉛筆をけずったり、
段ボール箱を開けたり、封筒を開けたり。思った以上に使い道は多い。
男たるもの、ナイフのひとつやふたつ、使いこなしてみたい。
もっともミニマルなナイフで切ったり削ったりすることで、
人間のプリミティブな行為に立ち返ることが出来る。
ナイフなんて無くても生きていける現代人だからこそ、
手の感触を失わないでいたい。
日本には昔から「肥後守」と呼ばれる折りたたみ式ナイフがある。
より簡素化され機能特化したものだが、それだけに壊れたり廃れることがない。
オピネルも同様に歴史を刻み続けている、フランスの肥後守のような存在。
ただ切れればいい、ということではなく、
手にしたときに歴史の重みを感じたい。
悩んだときは、一度、立ち返ることができる。それが定番の役割である。
【スペック】
#6は刃長約7cm、#7は刃長約8cm、#9は刃長約9cm。
刃はステンレススチール。ハンドルはブナ材。フランス製。
※正当な理由なく刃物を携行することは法律で禁じられています。