脂肪燃焼をサポートするDHA・EPA、さらにカルシウムたっぷりのイワシ缶は、キャンプや登山にも便利な食材。
今回はそんなイワシ缶を使って、香ばしい風味が楽しめる本格的ペペロンチーノを作ります。調味料少なめで作れますので、ぜひ挑戦してみてください。
材料(2人分)
- パスタ 160g
- イワシ水煮缶 1個
- ブロッコリー 100g
- にんにく 2かけ
- 鷹の爪 2本
- オリーブオイル 大さじ2
- 醤油 小さじ1
作り方
まずはフライパンに水と塩(いずれも分量外)を入れて煮立たせ、パスタを割り入れて表記時間より1分短く茹でましょう。
ちなみに、パスタ100gに対してお湯は1L、塩は小さじ1が目安です。
茹でたパスタは水気を切っておきます。
パスタの茹で汁は大さじ2杯分取っておきましょう。じつは、この茹で汁がペペロンチーノをおいしく仕上げるためのカギを握っています。
ちなみに、パスタを茹でている間に他の下ごしらえを済ませておくと、段取りがスムーズです。
ブロッコリーは小房に分けましょう。肌に嬉しいビタミンCがたっぷりのブロッコリーは、高タンパクなイワシとの相性もバツグン。
少し食感は落ちますが、キャンプや登山で作る場合は冷凍の物を利用しても便利です。大きいとパスタに絡みにくくなるので、少し小さめに分けておきましょう。
鷹の爪はヘタを切り落として種とワタを取り出します。今回はそのまま使用しますが、辛味を強くしたい場合は輪切りにしましょう。
ちなみに「ペペロンチーノ」はイタリア語で「唐辛子」という意味で、「鷹の爪」はトウガラシの品種名です。
にんにくはみじん切りにしましょう。独特の香りの素である「アリシン」は揮発性で、切って置いておくと空気中に逃げてしまいます。
そのため、にんにくは調理直前に刻むのがおすすめ。
フライパンにオリーブオイル、鷹の爪、刻んだにんにくを加えて弱火で熱します。特ににんにくは細かく刻んでいるので、焦がさないよう火加減に注意しましょう。
香りが立ってきたらブロッコリーを加えて中火にし、1~2分炒めます。ここでも焦がさないよう、常に混ぜながら炒めましょう。
ブロッコリーに油がなじんだら、一旦火を止めます。パスタの茹で汁を加えて混ぜ、乳化させましょう。乳化とは、水と油のように本来なら混ざらない物が均一に混ざり合うことを指します。
ソースを作ったらパスタを加えて中火にし、軽く混ぜ合わせましょう。
仕上げに醤油を回し入れ、さらにイワシ缶を缶汁ごと加えましょう。先述のDHA・EPAは缶汁にたっぷり含まれているので、ぜひ調理に利用してくださいね。
水気を飛ばしながら混ぜ炒め、全体に具材とソースがなじんだら完成です!
パスタに絡むにんにくの香ばしい香り、ほんのり鷹の爪のピリリとした辛み、後味にふんわり醤油の風味でフォークが止まりません。
イワシとブロッコリーのおかげで、食べごたえもバツグン。お腹も大満足の一皿に仕上がりました。
おいしく作るためのポイント
ポイントはやはり乳化。しっかり乳化させると口当たりがなめらかになって、ソースがパスタと絡みやすくなります。
また、今回醤油はイワシ缶の塩気を考慮して小さじ1としていますが、味が薄いという方は量を調節してお作りください。
同じイワシ缶でも意外と味が違うので、食べ比べてみるのも楽しいですよ。イワシ缶は青魚の油がたくさん摂取できるのはもちろん、カルシウムもたっぷりなので、育ち盛りのお子様や高齢の方にもオススメ。
栄養たっぷりでにんにくの香ばしいイワシ缶のペペロンチーノ、ぜひお試しください!