日産/エクストレイル G e-4ORCE
¥4,499,000
問い合わせ先:日産自動車 0120-315-232
https://www.nissan.co.jp
私たちがテストしました!
編集・早坂(右)、記者・櫻井(左)
早:長らく外遊び好きに支持されてきたエクストレイルがモデルチェンジです。
櫻:4代目となる新型は、タフギアのDNAを継承しつつ、上質さを追求した。
早:アウトドアでガシガシ使えればそれでいいじゃん、と思っていたけど、乗ってびっくり。ハンドルを切ったときの滑らかさに始まり、タイヤが路面にビターっと張り付いていくしっかり感、そしてモリモリわいてくるパワーに感動しました。外遊び疲れを吹き飛ばす“癒やしのSUV”ですよ!
初代のコンセプトをモダンに再現
櫻:それを可能にしたのが、エンジンで発電してモーターで走る“e-POWER”のテクノロジーだ。
早:小型SUVのキックスにも搭載されていますね。
櫻:うん。新型エクストレイルのそれは、発電用エンジンの排気量を大きくしてターボと組み合わせている。そうすることで走行中にエンジンが始動しても穏やかな回転に終始し、より静かで電動車らしい高級感だ。
高級輸入車にも負けない乗り味!
早:駆動方式は2WDと4WDの二本立てです。
櫻:4WDは車体前後に高出力モーターを積み、前輪駆動を基本としながらカーブの切り始めなどで素早く後輪にも駆動力を伝達。減速のときは4輪すべてで制動力を効かせるので、乗員が前のめりになりづらい。
早:今回はテストコースでの試乗でしたが、メーカーの説明によると荒地や雪道でも4輪をモーターとブレーキで巧みに制御して走るとか。電動ヨンク万歳っ!
櫻:新型では電動化したパワートレーンを支える下回りを一新。さらに高剛性ボディーを採用し、高級輸入車にもひけをとらない上質な乗り味を実現している。
車中泊しやすいラゲッジにはコンセントも!
使いやすさに配慮した装備が多数!
早:従来型よりも全長が短くなったのに、後席やラゲッジにゆとりがあるのも見逃せません。
櫻:基本骨格を一新したもうひとつのメリットだね。あとテスト車両には付いてなかったけど、オプションで防水シートが選べるのは、タフギアのDNAを継承している証のひとつといえる。
早:あとは値段。全グレード中、最安モデルは319万8800円。でもこれ2WDなんですよね…。
櫻:先進技術がてんこもりなぶん、以前よりも高くなったのは仕方がない。でも、乗ってみれば納得できるよ。
早:確かに。いいクルマの価値を実感できました!
SPECIFICATIONS
【駆動方式】 4WD
【ボディー寸法】
全長 4,660mm
全幅 1,840mm
全高 1,720mm
最低地上高 185mm
最小回転半径 5.4m
ホイールベース 2,705mm
トレッド 前1,585mm/後1,590mm
タイヤサイズ 235/55R19
車両重量 1,880kg
乗車定員 5名
【パワーユニット】
エンジン(発電用)1,497cc直列3気筒DOHC
エンジン最高出力 106kW/4,400〜5,000rpm
エンジン最大トルク 250N・m/2,400〜4,000rpm
モーター最高出力 150kW/4,501〜7,422rpm
モーター最大トルク 350N・m/0〜3,505rpm
燃料タンク容量 55l
燃料種類 無鉛レギュラーガソリン
燃費(WLTCモード) 18.4km/l
※構成/櫻井 香 撮影/小倉雄一郎 問い合わせ先:ジープ 0120-712-812
(BE-PAL 2022年9月号より)