バーベキューの本場アメリカで人気の定番メニュー、バックリブ。豪快でインパクトある骨付き肉は、バーベキューの場を大きく盛り上げてくれます。
今回は、簡単で本格的なバックリブのレシピをご紹介します。
バックリブってどの部位?
リブは英語で”あばら”を意味しており、肋骨周辺のお肉を指します。
例えばよく耳にする「スペアリブ」は、肋骨の腹側のお肉を指しています。
「バックリブ」は肋骨の背中側のお肉のことで、スペアリブよりも脂が少なくさっぱり食べやすいのが特徴です。
バックリブの簡単レシピ
それでは早速、調理方法をご紹介します。
1.薄皮を剥ぐ
骨側についている薄皮を剝がします。そのままでも調理可能ですが、剥がした方が柔らかく仕上がります。
まずはお肉の端部分より、薄皮と肉の間に包丁を入れて剥がしていきます。掴めるくらい剥がせたら、後は手でグッと引っ張り、薄皮を剥がしてください。
お店によっては既に剥がされて売られている場合もあるようですので、わからない場合は確認してみると良いでしょう。
2.バーベキューラブをすり込む
ラブはお肉の下味をつけるためのミックススパイスのことです。市販のラブもありますが、今回は自分でミックスして用意しました。
ラブ材料
・パプリカ(粉)大さじ1
・ローストオニオン 大さじ1
・ガーリックパウダー 大さじ1
・塩 大さじ1
・黒糖(または砂糖) 大さじ1
・カイエンペッパー 少々
材料を全て混ぜ、お肉の表面にたっぷりと塗ります。2時間~半日ほど冷蔵庫で寝かせ、味を馴染ませましょう。
3.火を準備
直火ではなく、間接焼きをするのがポイントです。
今回使用するバーベキューグリルは比較的小さいので、炭を片方に寄せ、お肉に直接炭火が当たらないようレイアウトしています。
4.まずは素焼き
ラブが馴染んだお肉を炭がないスペースに置き、蓋をして20分ほど素焼きしていきます。
じっくり間接焼きをしたいので、火が強すぎてお肉が焦げてしまっていないか確認しつつ焼いてくださいね。
5.焼いている間にソースの準備
材料
・ケチャップ 大さじ4
・ウスターソース 大さじ4
・はちみつ(または砂糖) 大さじ3
・酢 大さじ2
・醤油 大さじ1
・おろしにんにく 小さじ1
・おろししょうが 小さじ1
材料をよく混ぜ合わせておきましょう。
6.ソースを塗りつつ焼く
分厚いお肉を焼くときは、念のため調理用温度計があると安心です。豚肉の場合、内部が60度くらいならOK。80度を超えると肉が固くなるので、火を弱めて調整してください。
ソースをたっぷり塗り、再度蓋をして焼いていきます。時々塗り足しながら、じっくり40分ほど焼きましょう!
40分後、内部温度が63度を超えていれば完成です!
実食!
甘辛いタレがしっかり染み込み、ラブの風味の効いたバックリブができました。
焼きあがったバックリブは食べやすいよう、骨の間に包丁を入れ切り分けます。
中はしっとり柔らか。脂身は少なめでさっぱりしているので、何本も食べたくなる美味しさに仕上がりました。
バックリブでBBQをもっと楽しく♪
本場アメリカでは何時間もかけて焼くこだわりのレシピも多くあるそうですが、今回は計1時間ほどの焼き時間でできる簡単レシピをご紹介しました。
気の置けない仲間や家族と会話しながら、じっくりとバックリブが焼きあがるのを待つのも楽しい時間です。時間をかけた分、できあがったときの喜びや美味しさも一層高まりますよ。
手軽に作れる本格バックリブ、ぜひ挑戦してみてください。