コンビーフには背徳的な楽しさがあります。缶詰としては価格が高いですし、牛肉の雑肉の塩漬けだから、脂も塩も入っています。誰からも咎められないように、ソロキャンプでひそかに食べたい食品といえるでしょう。
蓮池陽子さんがこのコンビーフに合わせる食材は、千切りキャベツとにんにくチップ。調味料は、米みそとマヨネーズとブラックペッパー。すべてコンビニで買える食材です。背徳の恐ろしさに耐えられない人はキャベツを多めにするとよいでしょう。みそは好みのものでOKなので、辛めのものや甘めのものなど、何をセレクトするかが腕のふるいどころです。
パックの千切りキャベツは神経質なまでに細かく切りそろえられており、そこにコンビーフの繊維がからみつきます。くんずほぐれつするそのかたまりを下品にチュチュッと吸えば、牛肉とキャベツのエキスが舌を満たします。これを体感すれば、牛肉はひき肉でも薄切りでもなく、コンビーフでなければいけないことに合点がいくでしょう。
もっと背徳を味わいたい人は、ポテトチップスを割り入れてください。
【陽子さんのソトみそスープ 第15回 コンビーフとキャベツのみそ汁】
材料(1~2人分)メスティンを使用
・コンビーフ…1缶
・千切りキャベツ…1/2袋
・にんにくチップ…2〜3枚
・マヨネーズ…小さじ1
・米みそ…大さじ1〜2
・ブラックペッパー…たっぷり
作り方
1、メスティンにマヨネーズとコンビーフを入れて火にかけ、軽く混ぜる。
2、マヨネーズが溶けてきたら、水(分量外350ml)、千切りキャベツ、にんにくを加え、ひと煮立ちさせる。
3、みそを溶き入れて、ブラックペッパーをたっぷりかける。お好みでポテチを崩して入れても!
協力:みそ健康づくり委員会