家族でキャンプに行きたいけど、子ども達とは何をして過ごせばいいのかな?
そんな疑問を抱いたことは、ありませんか。
今回は、ファミリーキャンプに持っていくだけで、季節を問わず遊びながら学べるアイテムを3つをご紹介します。
1.「星座早見盤」で、夜空の宝石探し
眺めるだけの星空観察も素敵ですが、もう一歩深く楽しめる「星座早見盤」を使用してみるのはいかがでしょうか。
星座早見盤は、いつ、どの方向にどの星座が見えるのかを教えてくれる便利な道具です。
<星空観察をするのにあるといい道具>
- 星座早見盤
- 方位磁石
- 懐中電灯(ヘッドライト)
- 厚手の上着やマフラーなどの防寒具
- 双眼鏡
キャンプ場は、木が茂っていて空が見えにくい場所もあります。明るい日中にお散歩しながら、空が見やすい場所を探しておくのがおすすめです。
我が家はテント設営が終わると、キャンプ場全体をお散歩します。「どんな場所があるのかな?」「どんなテントにみんな泊まってるんだろう?」と散策しつつ、星空スポットを探します。夜になったら、見つけたスポットに親子で出かけます。
小学校4年生になると、理科で星座の学習が始まります。その時に久しぶりに星座早見盤を見る、という親御さんも多いのではないでしょうか。星座早見盤は、月日と時刻を合わせて観察したい方向を向いた後、方位を合わせ下から覗き込むようにして星を観察します。
蓄光で星座部分が光ると、暗いところでも断然見えやすくなるため、そのような星座早見盤は使いやすくておすすめです。子ども達が触っても壊れにくい、丈夫な作りの星座早見盤も長く使えて便利です。
また、筆者は20時が夜8時とすぐわかるように、油性ペンで星座早見盤に書き込むことで、子どもが自分で時刻を合わせられるよう工夫しています。
低年齢のうちから夜空の美しさを楽しむことで、“勉強”ではなく自然と学んでいく姿勢が身につきそうですね。
2.「聴診器」で大地の音を体感する
子どもたちのお医者さんごっこ遊びでよく使われる「聴診器」。このアイテムもファミリーキャンプには最適です。
この聴診器を、森に持っていって木に当ててみると……どのような音が聞こえてくるのでしょうか。
聴診器の歴史は古く、1800年代初めに子どもが木の棒を耳に当てて遊んでいるのがきっかけでメカニズムが解明された道具、と言われています。
使い方は簡単。静かな場所で、そっと聴診器を当てるだけ。
例えば森のお医者さんになった気持ちで、木に聴診器を当ててみると、木が水を吸い上げる音が聞こえます。聴診器から聞こえてくる「ふわぁーん、ふわぁーん」という音。
「木によって、聞こえてくる音が全然違う〜!」と子どもは発見に大喜び。
木が呼吸している、生きている、ということを実感できる瞬間です。
木や柱、葉っぱ、テントのポール、お家から持ってきたりんご、ペットボトルなどなど。キャンプ場にあるものに片っ端から聴診器を当てれば、音の違いを楽しむことができます。豊かな自然の感覚が身につきそうですね。
実際に筆者の子どもも体験してみて、「ミネラルウォーターとカルピスウォーターのペットボトルの音がなんだか違う!」という発見をしていました。
ものを観察する気持ちが育つ聴診器。低年齢のお子さんと一緒に楽しめるアイテムです。
3.「双眼鏡」で、世界を覗いてみよう。
木に止まっている鳥の様子を観察したり、綺麗な葉っぱを観察したり。遠くの世界をグッと拡大して楽しめるのが「双眼鏡」。
覗くだけではピントが合わず見られないので、例えば「ここをクルクル回して、見えるところで止めるんだよ」などと教えてあげれば、子ども達は自分から色々と観察し出します。
特に小さい子どもに使用させる際はヒモをつけて、首から下げさせておくのがおすすめです。うっかり両手を離してしまっても落下防止になる上、移動時に両手が使えるので便利です。
紐が大人用の長さのままだと子どもの膝下に当たり、歩きにくくなってしまうので、子どもの身長に合う長さにしておくのがポイントです。
遠くの静止している景色も美しいですが、生き物観察にも活用できます。筆者の子どもは、実際にスズメバチが餌を一生懸命運ぼうとしている様子を双眼鏡で垣間見れたことが、とても印象に残っていると言います。
このアイテムがあれば世界が広がり、自然体験の面白さを体感できるでしょう。
なお、双眼鏡では絶対に太陽を見ないように注意してください。
子どもと一緒に学びながら、遊んでみよう!
子どもと一緒に楽しいキャンプ時間を共有できるアイテムとして、星座早見盤・聴診器・双眼鏡をご紹介しました。
どれも身近に手に入るものばかりなので、気に入ったものがあれば、試してみてくださいね。
机上の勉強だけじゃない、自然からの学びは、最高の思い出にもなること間違いなしです。