1912年の創業から今年で110周年を迎えるL.L.Bean。長い歴史の中でも流行に左右されない普遍的なデザインと、さまざまな時代や環境の中でも耐え抜くタフなつくりは、誕生から長い歳月を経てもなお輝きを失わず愛され続けている。
中でも今回は1982年に発表されたモデルが、40周年を記念して続々と復活!そのアイテムを紹介しよう。
懐かしいのに新しい、L.L.Beanの80年代ファッションアイコンが復活
最近、アウトドアファンションでは1980年代の回帰現象が起きている傾向にある。冒頭のアイテムは1982年に発売され、今秋復活した「オリジナル・バクスター・ステート・パーカ’82」。
背面のポケットやポーチ・ポケット、クラシックなプラッド・パターンの裏地などの伝統的なデザインは当時のままで、素材の機能性がアップデート。表地は防風性と耐水性のある綿/ナイロン製。上身頃と袖の上部分の裏地はL.L.Beanのアイコン、メイン・ガイド・シャツと同じウール/ナイロン製素材を使用している。
そしてこちらは1971年に発売された「トレイル・モデル・ダウン・ベスト」の復活モデル「ビーンズ・トレイル・モデル・ダウン・ベスト’82」。そういえば80年代はこんな色鮮やかなダウンベストが大流行していた。
スナップ・ボタン開閉やスラッシュ・ポケットなど、クラシックなルックスはそのままに、素材や機能性は現代向けにアップデートされている。表地と裏地は耐久撥水性加工を施した、環境にも優しい再生ポリエステル。中綿は天然のダウンに撥水加工を施したダウンテックダウンを使用している。ダウンはポケットに縫い付けられた収納袋に収納できるので、持ち運びにも便利。裏地は、L.L.Beanのロゴやバーズアイ・パターン(ダークレッドのみ)のプリントを入れた、歴史を感じられる楽しいデザインとなっている。
超定番トートバッグにも2022年秋冬シーズンカラーが登場
L.L.Beanの定番人気商品といえば「ボート・アンド・トート」と呼ばれるシンプルなトートバッグ。もともとは冷蔵庫がなかった時代に氷を運ぶバッグとして紹介されたのが始まりといわれているが、2022年のシーズンカラーとして「Red Wine」と「Lawn Green」が登場している。
永遠の定番でありながらも、110年を迎える今シーズンも進化し続けるL.L.Bean。この秋も目が離せない。
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